東京十社の一つである根津神社は中でも人気が高く、いつも人で賑わっているイメージです。
千本鳥居やつつじの名所として知られているので、御朱印目的でなくとも訪れる人もいるでしょう。
とても歴史のある神社なので、見どころも満載です。そんな根津神社の御朱印と見どころをご紹介します。
目次
根津神社の朱印について特徴
文京区は自然たっぷりの見どころがたくさんある地域ですが、根津神社もその中の一つに数えられます。境内には森のような緑があふれ、春にはカラフルなつつじが咲き誇ります。そんな根津神社の御朱印を楽しみにいただきに行く人も多いでしょう。
しかし根津神社の御朱印は残念なことに「手書き」ではありませんでした。御朱印は基本赤いスタンプと手書きの社名などで構成されますが、根津神社の御朱印は全体的にスタンプです。印刷かな、と思えるようなものなので期待して御朱印をいただきにいくと、ちょっとガッカリしてしまうかもしれません。しかし根津神社のオリジナル御朱印帳は人気です。
根津神社の御朱印帳には、根津神社のシンボルともいえる本殿、赤い鳥居、つつじが描かれています。根津神社ファンにはたまらないアイテムなんですね。御朱印は300円、御朱印帳は1200円でいただくことができます。御朱印は本殿に向かって右側の社務所でいただきましょう。もちろん、礼儀として本殿に参拝してから、足を運ぶようにしてくださいね。
根津神社の歴史
御朱印をいただくことになって、根津神社の歴史を調べたら、あまりの古さに驚いたという人もいるほど、根津神社の歴史は古いです。今から1900年も昔にさかのぼります。有名な日本武尊が千駄木の地に創祀したのが始まりです。その後、時の為政者から手厚い庇護を受けることになります。
特に江戸時代の五代将軍、徳川綱吉は世継が定まった際に現在の社殿を奉建しました。それは今でも当時のまま残されています。
- 素戔嗚尊(スサノオノミコト)
- 大山咋命(オオヤマクイノミコト)
- 誉田別命(ホンダワケノミコト)
名立たる神様が名前を連ねます。
明治初期には神仏分離令の際に「権現」の称が禁止され衰退した時期もありました。しかし現在は地元では使われる場合がほとんどです。
更につつじの名所として知られていることから、森鴎外や夏目漱石といった日本を代表する文豪が、この近辺に住居を構えたと言われています。これらの文豪に因んだ旧跡も数多く残されているんです。まさに将軍にも文豪にも愛されてきた素晴らしい神社なんですね。そこでいただける御朱印も、スタンプとはいえど、大切にしたいものです。
根津神社の見どころ
根津神社は御朱印以外にも開放的な境内に見どころがあふれています。
千本鳥居

境内でひときわ目を惹くのは伏見稲荷大社を彷彿させる、千本鳥居です。
なんだか異空間に迷い込んだような雰囲気は独特ですね。他にも見てほしいおすすめを紹介します。
社殿

国の重要文化財に指定されている「当時のままの社殿」です。根津神社の本殿から楼門まで全てが建設当時の姿のまま現代まで生き残っています。
これは非常に珍しいことです。建設当時の姿をそのまま伝える社殿や拝殿は、江戸時代の神社建築を良く知ることのできるものとなっています。是非、足を止めてじっくり見てください。
願かけカヤの木
根津神社で1番のパワースポットといわれているのが「願かけカヤの木」です。
このカヤの木には神の使いと言われた白蛇が住み着いており、人々が願いごとをすると不思議と叶ったと伝えられています。絵馬に願い事を書いてここに納めると叶いそうですね。
また白蛇をモチーフにしたお守りもおすすめです。
つつじ祭り
根津神社といえば「つつじ祭り」は有名です。文京花の五大祭りの一つとされているつつじ祭りでは、約100種3000株のつつじが見ごろを迎えます。
祭り期間中は根津神社のつつじ苑の公開や根津権現太鼓などのさまざまな催しが行われるので、つつじだけでなく根津神社の深い魅力を垣間見ることができると人気なんです。
御朱印目的以外にも楽しめるのは嬉しいですね。