日本にはたくさんの神様が存在し、通常は「七福神」や「伊弉諾(イザナギ)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)」、「天照大神(アマテラスオオミカミ)」などよく知られている神様を拝むことが多いかと思います。
これらの有名な神々以外にも、日本神話には多くの神様が登場し、なかなかユニークな個性の持ち主も多いのです。
そんな「日本の神様」にはどのような方がおられ、それぞれのご利益や、またどの神社などでお祀りされているのかをご紹介しましょう。
目次
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「日本の神様」を味方にしてみよう
日本に存在する神様の多くは、日本神話に登場しています。
よく知られている「日本の神様」としては「七福神」、そして「伊弉諾・伊弉冉尊」、「天照大神」などですが、このような大変有名な神様以外にも、日本神話や民間信仰に登場する、ユニークかつパワフルな神様がたくさんおられます。
そんな神様を味方につけて、「開運」する方法とはどのようなものでしょうか?
「日本の神様」と仲良くする方法
たくさんおられる「日本の神様」の中から、自分にとってピッタリとくる方を探してみましょう。
どんな願い事があるかにもよりますが、自分の力になってくれそうな神様をネット検索などで探してみます。
そして自分の願い事に合いそうな神様が見つかったら、その「日本の神様」の絵や画像を探してみましょう。
その「日本の神様」の画像をスマホの待ち受け画面にしたり、印刷して机の前などに貼って置き、ことあるごとにその神様と目を合わせ、日ごろの感謝をお伝えしましょう。
日々この作業を繰り返していると、だんだんとその「日本の神様」との関係が築けて、身近に感じ始めることでしょう。
「日本の神様」にお願いしてみよう
あなたの気に入った「日本の神様」が見つかり、その神様と心が通じてきたかな?と思うようになれば、実際に神様を召喚してみましょう。
本来なら神社で執り行うような、それ相応の儀式で神様を召喚するのが正式ですが、自宅ででも簡単に召喚する方法があります。
まずしっかりと自分の部屋を片付けて、お香などを炊いてその場を浄化してください。
場所の浄化が終わったら、自分の心を静め、正座もしくは椅子にきっちりと座ります。
それから自分のお気に入りの神様を呼び出し、まず日頃のご加護のお礼をきっちりと述べてから、自分の願い事をしてみましょう。
例えば『●●の尊様、いつもお守りくださってありがとうございます。実は私は転職を希望しております。どうか近い将来、私に合った転職先が見つかるように、お力添えくださいませ』というふうにお願いします。
この時小さくてもよいので、声を出してお呼びすることがポイントです!
以下にいくつか、ユニークでパワフルな「日本の神様」を紹介しておきます。
機会があれば、あなたの神様がお祀りされている神社にも足を運んでみると、さらなる「開運」を手にすることができるかもしれません。
「日本の神様」:『コノハナノサクヤヒメ』(木花咲耶姫・木花之佐久夜毘売)
『コノハナノサクヤヒメ』の名前は、色々な漢字を用いて書かれています。
『コノハナノサクヤヒメ』は、日本神話に登場する絶世の美女の女神とされると同時に、自己表現や創造力のエネルギーも持ち合わせています。
クリエイティブ系や美容系のお仕事をしている人には、強い味方かもしれませんね。
『コノハナサクヤヒメ』を召喚し「開運」を望むならば、自分のありのままの美を受け入れ、自然な気持ちでいることが大切です。
『コノハナノサクヤヒメ』とは
日本神話においての『コノハナノサクヤヒメ』は、「天照大神」の命令で地上に降臨した「ニニギノミコト」から求婚された女神です。
それを聞いた『コノハナノサクヤヒメ』の父である、「大山津見神(オオヤマツミノカミ)」は、『コノハナノサクヤヒメ』の姉である「イワナガヒメ」と共に嫁がせようとします。
ところが「ニニギノミコト」は、醜い「イワナガヒメ」を送り返して、『コノハナノサクヤヒメ』とのみ結婚したため、怒った「大山津見神」は「「イワナガヒメ」と共に結婚していれば、「ニニギノミコト」の命は永遠のものとなるところが、『コノハナノサクヤヒメ』とだけであれば、花が咲くように栄えるが、命ははかないものとなる」と告げたのでした。
そんなわけで天の神様の子孫である天皇には、寿命ができてしまったとされています。
また『コノハナノサクヤヒメ』は桜の語源ともされており、盛りの時期には美しいものの短命である象徴ともされています。
『コノハナノサクヤヒメ』のご利益と祀られている場所
<ご利益>
女性の守り神、安産、子授け、縁結び、航海安全、酒造業守護、農業守護、漁業守護、火難消除
<祀られている主な神社>
旭川神社(北海道)、コノハナノサクヤヒメ神社(茨城県)、子安神社(東京都)、富士山本宮浅間大社(静岡県)、当麻山口神社(奈良県)
「日本の神様」:『サルタヒコノミコト』(猿田彦命)
日本神話において、「天照大神」の命令を受けた「ニニギノミコト」が降臨されるときに、天上天下を照らして、高千穂まで導いた神様が『サルタヒコノミコト』です。
このことから導きの神様、航路の神様とも呼ばれたりしています。また神社の祭礼を先導する神様でもあります。
その風貌は、鼻が高くて天狗のようでもあり、また猿のようにも見え、少々強面ではあります。
非常にパワフルな神様ですが、花が大好きという繊細さも持ち合わせているのです。
迷いがある人の背中を押してくれるという神様であり、頭の中でばかり考え過ぎずに、あなたの直感を信じるように促してくれ、それに従うことで「開運」へと導かれることでしょう。
『サルタヒコノミコト』とは
「天照大神」が天岩戸にお隠れになったとき、舞を踊って「天照大神」の興味をそそり、誘い出した「天鈿女命(アマノウズメノミコト)」と『サルタヒコノミコト』は、「ニニギノミコト」を導くために出向いたヤチマタ(八衢)で出会います。
その後『サルタヒコノミコト』と「アマノウズメノミコト」が結婚したことから、『サルタヒコノミコト』は縁結び、夫婦円満の神としても有名です。
また『サルタヒコノミコト』は伊勢・志摩とも縁が深く、「ニニギノミコト」を送り届けたあと、「アマノウズメノミコト」と結婚し、伊勢・志摩に棲んでいたのです。
『サルタヒコノミコト』には、その土地を守る道祖神としての顔もあれば、この地方では「天照大神」以前に、太陽神として崇められていたという説もあるのです。
『サルタヒコノミコト』のご利益と祀られている場所
<ご利益>
交通安全、旅のお守り、厄除け開運、恋愛成就、縁結び、商売繁盛、合格・学業成就、出世開運
<祀られている主な神社>
猿田彦神社(三重県)、椿大神社(三重県)、白髪神社(滋賀県)、大野湊神社(石川県)、佐太神社(島根県)