開運

御札(おふだ)の正しい飾り方!厄除けのご利益や方位向き・処分方法は?

御札,飾り方
神社で授与してもらった御札は、尊ぶ心をもって飾ることが大切です。神主により神前でお祓いされている神の分霊です。正しい飾り方でお祀りしましょう。御札の多くは1年間の期限があります。御札の正しい飾り方や厄除けのご利益、方位向き・処分方法についてご紹介します。

御札の種類や意味

御札には、それぞれの場所に応じてお祀りする神様がおり、種類があります。場所に応じた神様をお祀りしましょう。

神棚の御札

神棚に三社の御札をお祀りする場合は、伊勢神宮のご祭神である天照大御神の御札、氏神神社の御札、崇敬神社の御札をお祀りします。

台所の御札

台所には、火とかまど(台所)の神様「三宝荒神・荒神様」をお祀りします。穢れや災いを浄化する力を持ち、家内安全や火難、盗難除け、無病息災の御神徳があります。力の強い神様であり、粗末に扱うと祟りが激しいことから「荒神」と書き記されています。

玄関の御札

玄関にお祀りするための御札は、家の中に悪い気を入れないようにしてくれます。出雲大社守護の関札(せきさつ)、剣先(けんさき)は玄関などの通用口に祀ることで、外からの邪気を払います。

【出雲大社守護の関札】家内安全の貼札

【出雲大社守護の剣先】魔除けの貼札

トイレの御札

トイレの御札は、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)をお祀りします。烏枢沙摩明王は、炎の神様で、不浄を清らかな火で浄化する魔除けの神様です。

御札の効果や厄除け

御札はお祀りされている神様によってご利益が異なりますが、御霊入れ(みたまいれ)されて神様が宿っています。神社やお寺で祈祷や厄除けのお祓いをしてもらった後に、厄除けの御札が授与されます。神社では厄払い、お寺では厄除けになります。

御札の飾り方・方位や向き

神棚にお祀りするための御札を授与されたら、家にお祀りしましょう。御札の飾り方や方位についてチェックしてみましょう。

神棚の飾り方

目線より高い位置になるように神棚を飾ります。神棚を祀る部屋が1階で2階に部屋がある場合は、「雲」という文字を書いた紙を神棚の上の天井に貼ることで、この上には何もないという意味になります。神棚によってお祀りの仕方が異なります。代表的な三社造りの場合は、中央に天照大御神の御札、向って右側に氏神神社の御札、向って左側に崇敬神社の御札を納めます。

一社造りの場合は、手前から天照大御神の御札・氏神神社の御札・崇敬神社の御札の順に重ねて納めしましょう。神棚には、お酒、塩、米、水、榊立て、神鏡を揃えるのが一般的です。お酒、塩、米、水は毎日新しいものに取り換えます。神棚にお参りするときは、「二拝二拍手一拝」が基本です。

神棚がない場合の飾り方

御札を神棚なしでお祀りしても問題ありません。御札をお祀りする際には、目線より高い位置にし、御札の正面を南か東に向けてお祀りします。御札が落ちてしまったら縁起が悪いので、テープで止めて画鋲などで穴を開けるのは控えましょう。簡単な御札の壁掛けなどを使うとお祀りしやすくなります。家具の上に置く場合は、白い布を敷いてから御札を立てかけます。

玄関の御札

玄関に御札をお祀りするのは、魔除けや厄除けの効果があります。玄関は良い気も入ってきますが、同時に悪い気も入ってくる場所です。玄関を入ってすぐの場所に、悪い邪気が家の中に入ってこないように御札を置きます。御札は目線より高い位置で、南か東を向くようにお祀りします。

三宝荒神・荒神様の飾り方

台所の清浄な場所を選び、目線よりも高い位置にお祀りしましょう。米、お塩、お水、お酒をお供えします。榊立てに通常の榊に松を三本挿した「荒神松」を飾ります。一礼をした後、三拍手して荒神御真言「オン・ケンバヤ・ケンバヤ・ソワカ」を七回唱えます。

台所の御札

台所には「三宝荒神・荒神様」をお祀りします。台所の清浄な場所を選び、目線よりも高い位置にお祀りしましょう。榊立てに通常の榊に松を三本挿した「荒神松」を飾ります。

トイレの御札

トイレには「烏枢沙摩明王」をお祀りします。御札の正面が南か東を向くようにし、目線より高い位置にお祀りしましょう。

御札の処分方法について

御札は1年で新しいものと交換しますが、古くなった御札の処分方法はどのようにすると良いのでしょうか。いくつかの方法をご紹介します。

納付所

神社に設置される「古札納付所」に納めます。古いお札を処分するときは、感謝の気持ちを込めてお納めしましょう。

神社やお寺へ郵送する

御札のお焚き上げは、神社やお寺によって郵送で受け付けてくれるところがあります。返納料は不要なことが多いですが、御礼をする場合は現金書留にしましょう。郵送を受け付けていないところもあるので事前に確認しましょう。

どんど焼き

1月15日前後に全国各地で行われる「火祭り」でお焚き上げして頂けます。神社などのホームページで確認しましょう。「左義長(さぎちょう)」「鬼火たき」とも呼ばれます。

まとめ

家の中の場所に応じてお祀りする神様が異なります。それぞれの場を清め、エネルギーを高めるためにも場所に合った御札をお祀りしましょう。

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ABOUT ME
Written by 天愛来(ティアラ)
23年以上の経験と知識を活かし『カウンセリング&セミナー講師』にて活動中。風水・ヌメロロジー・心理学・ヒプノセラピー・霊気など資格取得。スピリチュアル分野である西洋占星術・アロマテラピー・カラーセラピー・フラワーエッセンス・クリスタルヒーリングで心豊かになれるようにさまざまなアプローチを通して気付き&癒し、知識を提供。

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