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誤解されている「お稲荷さん」についての本当のこと

誤解されている「お稲荷さん」についての本当のこと

お稲荷さんを知っていますか?これに対して日本人なら殆どの人が「はい」と答えると思います。

ではお稲荷さんと聞いた時皆様何を思い浮かべるでしょうか?ほとんどの人は狐の神様の事や、その神様のための油揚げを使った料理を思い浮かべると思いますが、結構多くの人が「お稲荷さん」と言う神様について誤解しています。

そこで今回はお稲荷さんについての誤解されがちな事を5つ御紹介させていただきます。

あなたの知っているお稲荷さんは正しいのかどうか、興味ありませんか?







お稲荷さんにも種類があります

まず最初に「お稲荷さん」と一つの言葉でまとめられているお稲荷さんたちですが、実はいくつか種類があります。

宇迦之御魂神(うかのみたま)

一つ目は「稲荷神」または「稲荷大明神(いなりだいみょうじん)」と呼ばれる「宇迦之御魂神(うかのみたま)」を始めとする穀物・食物の神様たちの事です。

元々はこれこそが正式な意味での「お稲荷さん」と呼ばれる神様です。

また神仏習合思想においては仏教の神「荼枳尼天(だきにてん)」も狐に乗っていると言う表現から稲荷神であるとされていますので、お寺でのお稲荷様と言うのも実は存在しています。

狐そのもの

二つ目は日本人にとって神聖視されてきた動物である狐そのものを指すもの。

狐がどうして神聖視され始めたのかと言いますと、先程出てきた「宇迦之御魂神(うかのみたま)」の別名に「御饌津神(みけつのかみ)」と言う名前があります。

狐の古い名前である「けつ」を用いて「みけつのかみ」に「三狐神」と当て字したのが発端と考えられていたりします。

狐は穀物を食い荒らすネズミを捕食すること、狐の色や尻尾の形が実った稲穂に似ていることから、狐が稲荷神の使いに位置付けられたとされたと言われていたりします。

なのでこの場合正式に言うなら「お稲荷さんの使い」であり、広い意味では確かにお稲荷さんでもあると言えるでしょう。

お稲荷さんの使い

そして最後にもう1つ元々の穀物・食物の神様とは全く関係のない狐を「お稲荷さん」とする場合もあります。

代表的なのは九尾の狐「玉藻前(たまものまえ)」がこのパターンで、妖狐の化身であり正体を見破られた後、下野国那須野原で殺生石になったという伝説で有名です。

共通点はキツネと言うだけで神様という訳ではなく、寧ろどっちかと言うと妖怪の類なのですが、これもまたキツネであるからと「お稲荷さん」と言われることがあります。

他にも過去の著名人を助けたキツネを祭ったとされる神社なんかもありましてこれも分類的には穀物・食物の神様とは全く関係のない狐を「お稲荷さん」と呼んでいるパターンです。

このように「お稲荷さんと言ったらキツネ」と考えるのが普通になってはいるのですが、「キツネ=お稲荷さん」では本来無いのです。

実はお稲荷さんはキツネじゃありません

サブタイトルを見て「え?!」と思った人も多いかと思いますが実はそもそもの意味での「お稲荷さん」と呼ばれていた神様たちはキツネではありません。

そもそも神道の稲荷神社と呼ばれるところの祭神は穀物・食物の神様が務めておりまして、だからこそ「稲」「荷」と言う文字が使われていると言うわけです。

ではどうしてキツネのイメージになったのかと言いますと、日本各所にある神道上の稲荷神社の総本社「伏見稲荷大社」に祭られている「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」が天照大神や天皇の「食事を司る」から「御饌津神」(みけつかみ)とも呼ばれ、キツネの古い呼び名が「ケツ」と呼ばれていたことから「三狐神」と言う文字があてられることとなり、キツネも豊穣に関連する神聖な生き物であったため

「キツネは宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)の使いだ」

から

「キツネが豊穣を齎すのは宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)のおかげ」

となり

「お稲荷さんありがとう!とキツネに代わりに感謝する」

となってキツネをお稲荷さんと祭るようになったのが始まりです。

その為本来の意味でのお稲荷さんである宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を始めとする穀物・食物の神様は実はキツネではないのです。

感覚としては例えば「楽天」で買った物を「クロネコヤマト」のドライバーの人から受け取っても、「クロネコヤマトから届いた」ではなく「楽天から届いた」と言っているような感覚。

ドライバーの人は「楽天の人」ではないのですが、届けてくれるのはドライバーですから「その人=楽天」と頭の中では繋がっているのが「お稲荷さん=キツネ」と思っているのと同じ事な訳です。

お稲荷さんは油揚げが好きではない

お稲荷さんと言えば稲荷神へのお供え物としてスタンダードなものと言えば稲荷寿司を連想する人は多いでしょう。

しかしこの稲荷寿司と言うものについてもやや誤解されているところがあります。

まずかなり古くから伝わるものだと思っている方もいますが最初にこの稲荷寿司が作られたのは江戸時代の事であり、実はそんなに古い伝統ではありません。

そしてまた稲荷神社に祭られている稲荷神は五穀豊穣を司る神様なので米を連想させるような俵型である事が重要で、始めは油揚げ=お稲荷さんという訳ではなかったとも言います。

更に事態をややこしくしたのがお稲荷さんをお稲荷さんの使いである「稲荷狐」と混同した結果。

俵型のお寿司を作るのに適した材料として煮た油揚げを使ったことが「稲荷寿司は甘く煮た油揚げを使って形を整えた寿司の事」になって、キツネの好物が油揚げと言うのも実はここから始まっているある種の誤解。

そもそもキツネは肉食の動物ですから油揚げ食べませんからね。

つまり
「お稲荷さんはキツネの事」

から
「お稲荷さんにお供えしてあるんだからキツネが油揚げが好きなんだろう」

と、なり
「油揚げはキツネ」

となったと言えます。

きっとお稲荷さんも狐も「何で油揚げが好きだと思われているんだろう?」と当初は首をひねったことでしょう。

お稲荷さんは特別祟るモノではない

お稲荷さんに対しての誤解で最も多いと言えるのがお稲荷さんに対しての怖いイメージ、もっと言うならば時として祟られると言うイメージについてです。

お稲荷さんにお参りに言ったらよくない事に見舞われただとか、お稲荷さんを信仰していると商売運が上がる反面で良くない事も起こるなんて事も言われていたりもしますが、相手は神様ですからそんな理不尽な事はしません。

勿論神様に対して不敬を働くと基本的に「罰(ばち)」と言う形で神様は人間に不利益をもたらすことこそありますが、それはもう自業自得です。

ではお稲荷さんの良くないイメージの誤解はどこから来たのかと言いますと、大陸から入って来た狐のイメージにあります。

そもそも日本では狐は神聖視されており神様の使いともされていたわけですが、大陸では寧ろ逆であまり良くないイメージを持たれることも多かったです。

例えば九尾の狐「玉藻前(たまものまえ)」など人を化かしたり、言葉巧みに操ったりする悪さをすると言う話しのある狐は珍しくないです。

究極に印象を悪くしたのは神仏習合で同一の神様であるとされた仏教の神様の一人「荼枳尼天(だきにてん)」です。

この「荼枳尼天(だきにてん)」はお稲荷さんと同じ狐を支配するとも、狐の化身とも言われる存在であり、人の心臓を食らう夜叉とも羅刹の一種とも言われる存在でして、これと一緒にされたら怖がられても無理のない事でしょう。

やってしまうと呪われる「こっくりさん」などもこの類です。

そうした良くない狐のイメージが日本に入ってきて、狐にも良くないものがいると言う発想が日本人の中に生まれ、更には「狐=お稲荷さん」と言うイメージが固まっていくのと相まって、お稲荷さんにまで良くないイメージがもたれるようになったのです。

これは一人の外国人が大きな犯罪を犯すとその国の人でなくても、同じ人種皆極悪人みたいに国で言われるのと非常に良く似ており、お稲荷さんはそもそも狐じゃないはずなのに特別祟るとか、「憑かれる」なんて言われるようになったという訳です。

とんだ風評被害ですね。

お稲荷さんが商売の神になったのは最近

お稲荷さんは恐らく日本で最も多く社を立てられている神様でして、日本三大稲荷神社を筆頭に神社で祭られている他にもお店や各家庭の神棚や、デパートやビルの屋上なんかにもお社があったりします。

これなぜかと言うと皆大好きな「お金」と直結します商売繁盛の神様であると言われているからなのですが、実はお稲荷さんが商売繁盛の神様になったのは割りと最近、江戸時代に入ってからの事なのです。

中世以降、工業・商業が盛んになってくると農業よりもそちらに従事する人が増えて、稲荷神を祭る神社は立場を弱めていくようになっていきました。

その為お稲荷さんを農業神から工業神・商業神・屋敷神など農業の神様なだけでなく色々なご利益のある神であるとし、勧請((かんじょう))の方法を容易な申請方式として、農村だけでなく町家や武家にも盛んに信仰してもらえるようにしたわけです。

これを汚いと思う人も居るかもしれませんが、神様を祭る人にだって生活はありますし、祭っている神様が人に忘れられていくのをなんとかするためにも、やはりこうした商売っ気0ではやっていけないところがあるためこれは理解してあげて欲しいと思います。

幸いな事にお稲荷さんは努力家だったのか多芸だったのか、農業以外にも実際にご利益を与えることが出来たようであり、江戸時代には幕府に商売の神と公認され、大衆の人気を集めるようになり稲荷神社の数が急激に増え、「流行神(はやりがみ)」とも呼ばれるようにもなりました。

しかしこのタイミングで今回の記事でご紹介したようなお稲荷さんについての誤解の殆ども生じてしまったところもあり、神様も人間と同じで有名になるという事は何もいいことばかりではないようです。

まとめ

「お稲荷さん」に良くある誤解5つについてについてご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?

全部読んでいただけた方はお稲荷さんとは誰もが知っているような神様である反面、変な先入観や誤解も多いという事が良く分かってもらえたかと思います。

実際に日本の神様の中でも1番身近に祭られている神様ですし、謂れのない偏見や誤解を持ったままの人が多いとお稲荷さんも悲しいでしょうし、今回の記事を読んでくれた方が今以上にお稲荷さんへの理解を深めてくれたら嬉しく思います。

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POSTED COMMENT

  1. アバター ぴんびーむ より:

    よくわかりました。
    すばらしい記事をありがとうございます!

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