仏教の伝来とともに伝わったお香。古くからお香には邪気を払い、心を浄化する作用があると言われ先祖供養にも使われています。お香を焚くことでまわりや自分の穢れを取り払い、心身ともに清められるのです。そして空中に漂うお香の煙は『1/fゆらぎ』と呼ばれています。緩やかな煙の流れを見ていると、深くリラックスもできるでしょう。
お香には香りにも煙にもスピリチュアルなパワーが秘められています。今回はお香の持つスピリチュアルなパワーについて詳しく解説していくので、参考にしてみてくださいね。
お香のスピリチュアルな基本の意味
お香は様々なスピリチュアル効果を持っています。基本的な効果は、空間の浄化です。もともとお香は仏教で使われてきました。仏前以外でもお香を焚けば、邪気を取り払い空間浄化ができるのです。お香の中には殺菌効果があるものもあります。
開運効果も期待できます。空間とともに自分が浄化されれば、良い運気を引き寄せられます。自分と相性の良いお香を使えば、さらに大きな豊かさを引き寄せられるでしょう。
そしてお香は、先祖や霊とも深い関わりを持ちます。お香の煙に乗って先祖が下界にやってくるのです。先祖と同じように守護霊や神仏、高レベルの霊も引き寄せられます。
お香の煙スピリチュアル
お香の煙の漂い方には、様々なスピリチュアルな意味が込められています。本来、お香の煙はまっすぐ上方に向かうものです。
風がない状態でお香を焚いた時、一つの方向に煙が向かうようであればその方向に先祖の誰かがいます。仏壇にお供え物をしたり、手を合わせたりしましょう。あなたに気がついて欲しい先祖の霊がやってきているのです。また、円を描いていたり渦巻いていたりするようであれば浮遊霊がいる可能性があります。天に帰れるように、お水や供物をお供えしてあげてください。安心できれば、その場から去ってくれますよ。
お香の燃え方スピリチュアル
お香の燃え方にもスピリチュアルな意味があります。通常、お香の炎が激しく燃えることはありません。
お香が激しく燃えるようであれば、先祖や霊が喜んでいる証拠です。あなたを応援したり、見守ってくれたりしていると考えましょう。良いメッセージなので安心してください。途中で消えてしまうのであれば、何かあなたにメッセージを伝えようとしています。思い当たることがないか確認してみましょう。悪い事とは限りませんが、何かに気がついて欲しいのです。
お香好きスピリチュアル
お香好きな人は先祖や霊との繋がりを大切にしています。先祖や家族を大切にしている人です。見えない力に守られ、救われることもあるでしょう。また、過去を大切にしている人でもあります。嗅覚は本能に働きかけます。自分では意識しなくても懐かしく心地良い香りをかぎ、気持ちを落ち着かせているのです。古きよきものを愛している人でもあります。
お香の種類別のスピリチュアル
ここでは、代表的な香りのお香3種類のスピリチュアルな意味を紹介します。
【白檀(チャンダン)】
【白檀】は古くから宗教儀式で使われてきました。エジプトでは遺体の保存にも使われた香料です。「サンダルウッド」と呼ばれ、浄化作用の他に鎮痛鎮静効果やリラックス効果があります。白檀の香りは魔除けや厄除けをし、心身や空間を浄化させるスピリチュアル効果を持っています。浄化能力が高いので、パワーストーンを浄化するのにもおすすめです。瞑想する時にも良いでしょう。空間を浄化して深い瞑想状態に入れます。自分自身を見つめたい時にも役立ちます。
【金木犀】
甘く深い香りの【金木犀】は、魔除けの花と言われています。強い香りが邪気や悪霊を払ってくれるのです。また金木犀の黄色は太陽を表し、闇を払うとも考えられています。家の鬼門に金木犀を植えれば、家全体を浄化できますよ。悪い気を払い、良い運気を呼び込むとともに金運アップにも役立ってくれるでしょう。また、香りの高さからこの世と天を繋ぐとされています。特別な先祖供養の時に利用してみてくださいね。
【ホワイトセージ】
【ホワイトセージ】は、ネイティブアメリカンと関わりが深いハーブです。自然崇拝をするネイティブアメリカンは、ホワイトセージを様々な儀式で使用してきました。ホワイトセージの香りと煙で、先祖や精霊と繋がったのです。ホワイトセージには、高い浄化能力があります。自然のエネルギーが詰め込まれたホワイトセージは、空間の他にも気や心を強力に浄化してくれるでしょう。そして効果が現れるのも早いです。眠る前に使えば、熟睡できたりすっきりと目覚められたりもしますよ。
まとめ
お香には様々なスピリチュアル効果があります。煙の漂い方や燃え方に注目してみてください。先祖や霊たちからのメッセージがあるのかもしれません。また、お香の種類も多種多様です。自分に合ったお香を使い、空間や心身を浄化してくださいね。良い運気を引き寄せられますよ。
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