境内に足を踏み入れた途端、空気が変わると言われる大宮氷川神社は埼玉でも指折りのパワースポットです。
広い境内には摂末社を始めとする数々のパワースポットや、見どころが点在しています。緑が豊かで空気が気持ちいいので、地元の人の憩いのスポットでもあります。
そんな大宮氷川神社のパワースポットや見どころをご紹介します。
目次
大宮氷川神社の歴史
大宮氷川神社は武蔵国一宮で全国に280社あるといわれる氷川神社の総本社です。
第5代孝昭天皇の創建と伝えられていて、2000年以上の歴史をもつ古社となっています。大宮の地名も氷川神社を「大いなる宮」と称えたことに由来するといわれる一大パワースポットなのです。
また、大宮氷川神社は「四方拝」の社とされています。
四方拝とは宮中において元日の早朝に伊勢神宮をはじめ、四方の神々7社を遠くから拝む年始の大切な儀式のことです。大宮氷川神社はその中の一社になっているのです。
中世以降は鎌倉幕府や足利氏、北条氏、徳川将軍家に厚く信仰され、1180年には源頼朝が社殿を再建したと伝えられています。
1596年には徳川将軍家が社頭を造り、1667年には社殿群を建立しています。
主祭神
主祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)、稲田姫命 (イナダヒメノミコト)という夫婦神と、その御子神である大己貴命(オオナムチノミコト)が祀られています。
大己貴命といえば出雲大社の主祭神として有名ですよね。
大宮氷川神社は、主に出雲系の神々を祀っているパワースポットなのです。
大宮氷川神社の見どころ
大宮氷川神社の見どころはたくさんあって困ってしまうのですが、特に外せないスポットを見ていきましょう。
参道・鳥居
境内に入る前に歩くであろう日本一長い「参道」です。
さいたま新都心駅のそば、旧中山道の大宮宿の地に一の鳥居があり、北に参道が2キロほど延びています。
半ばに二の鳥居、三の鳥居をくぐるとゆたかな緑に囲まれた境内が広がります。
二の鳥居から三の鳥居までの参道の両脇には大きなケヤキの木が植えられていて、マイナスイオンを感じる癒しのパワースポットです。
神橋
パワースポットとして後記する神池に架かる「神橋」は本殿へと渡る美しい橋です。
大きな橋ではありませんが、神橋から眺める神池の風景や摂社である宗像神社から見る神橋は朱色が映えてとても美しい光景が広がります。
神橋を渡ることで参拝する人の穢れを浄化するという意味もあります。風景を楽しみながら静かにゆっくりと渡ってみてください。
拝殿
楼門を過ぎた先にある「拝殿」は銅板葺き、流造りの重厚な佇まいを感じさせます。
大宮氷川神社の拝殿前は仲睦まじい出雲の家族神に相応しい温かい気に満ちていて、心が和み、幸せを感じるパワースポットです。
見た目は明治神宮にもよく似ています。まずは御祭神にしっかりと挨拶をしましょう。