日本の伝統行事、お月見。毎年ススキを飾って、お団子をお供えして……としていても、意外と由来や行事の意味など、詳しいことまでは知らない人も多いようです。今年2024年のお月見は、9月17日(火)。当日までに、ぜひその中身について知ってみてください。
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お月見は何をするの?
お月見は、月を眺めながら秋の収穫物に感謝をするという行事です。日程は十五夜(中秋の名月)と決まっていて、旧暦の8月15日。旧暦では日づけが決まっていたお月見ですが、旧暦は新月から新月までを1か月としていたために1年が354日となり、現在つかわれている新暦に置き換えると毎年日づけが変わることになります。
だから今年、2024年は9月17日(火)。お月見は収穫に感謝をする行事なので、ススキとお団子をお供えするのです。ちなみにススキは稲穂を、お団子は満月をあらわしています。そのほか、野菜や果物など実際の収穫物をお供えするところも多くあるようです。
【お月見】願い事を叶える7つの方法
お月見は本来、収穫に感謝をささげる行事です。そのときに願いを込めることもありますが、それはあくまでも来年の豊作を祈るもの。しかし、必ずしもそればかりではありません。実は十五夜には、願いを叶えてくれる素敵なパワーもあるのです。
【お月見】願い事をする時間やタイミング
そもそも、お月見のときに願いごとが叶うのは、満月のパワーによるもの。必ずしもお月見が満月であるとは限らないのですが、この日の月は満月と同等かそれ以上のパワーをもつため、願いが叶うといわれているのです。そして、そのエネルギーが最も高まるのが、最初の8時間。今年なら、18:58~深夜2:58ですね。この間にお願いごとをするといいでしょう。
【お月見】どんな願い事が叶いやすい?
お月見に叶いやすい願いごとは、前向きでポジティブなものです。とくに、それまで努力してきた物事が達成するようにと願うようなものならより叶いやすいでしょう。ただし、その願いが叶った場合に、きちんと受け入れる準備ができていることも大切。たとえば、出世を願っても、叶った場合にプレッシャーに押しつぶされてしまうような状態ではいけません。
【お月見】願い事の書き方とは
お月見のお願いごとは、白い紙に黒いペンで大きく書くことが大切です。それも、すでに叶ったような形で書いてください。たとえば、宝くじを当てたいのなら「宝くじが当たりました」と書くのです。できれば結果だけでなくて、過程や自分の行動など、まるで日記のようにできるだけ詳しく書くとより叶いやすくなりますよ。書いたあとは、一度声に出して読むようにしましょう。
【お月見】とうさぎのスピリチュアル
月ではウサギが餅をついている……子どものころから、何度となく聞いた話ですよね。月の暗い部分がウサギに見えるとか、満月のことを望月というので、もち月、餅つきとなって餅をついているとか。しかし、実は中国では、月のウサギはお餅ではなく不老不死の薬を作っているといわれているのです。不老不死といえば、人類の究極の願い。このことからも、お月見は願いを叶えるチャンスだといわれているのです。
【お月見】願いを叶えるおまじない
お願いごとを叶えるおまじないとしては、身体の中に満月のパワーを取り込むというものがあります。お供えものの横に、コップに入った水またはお酒を置いたら、そこに月が映るようにしましょう。あとはそのまま願いごとを書き、読み上げたあとに一気に飲み干すだけ。水の量は、一息で飲み干せるくらいにしてくださいね。
【お月見】願い事を叶える待ち受け
十五夜に願いごとをしたら、その月を撮って待ち受けに設定しましょう。できれば、お供えものと一緒に写してください。その待ち受けは、48時間そのままにして、そのあと解除。写真自体も削除しましょう。これで願いが叶いやすくなります。
【お月見】願いが叶ったら?
お月見で願いが叶ったら、なによりも大事なのは月に感謝をすることです。そもそもお月見は、月に収穫の感謝をささげる行事。叶ったのが収穫でなくても、感謝をささげることでまた次の幸福へとつないでくれるのです。そして大事なこととしては、願いごとを書いた紙は処分しましょう。丸めても破っても濡らしても燃やしてもいいですが、書いた文字が読めなくなるようにしてくださいね。
まとめ
お月見で願いごとをするというのは、これまであまり考えなかったことかもしれませんね。しかし、せっかくの満月のもつエネルギーですから、ご利益をいただかないのはもったいないです。感謝の心を忘れずに、ぜひ今年のお月見では月に願いをしてみてはいかがでしょうか。
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