東京十社のひとつである王子神社は静かな雰囲気の神社です。
東京唯一の都電荒川線やガード下の飲み屋街などレトロな情緒を感じさせる街並みも良いですね。御朱印をいただきにいく場合も、駅からすぐなのでアクセスしやすいのも嬉しいです。
そんな王子神社で心落ち着くひと時を過ごしてみましょう。それでは王子神社の御朱印と見どころをご紹介します。
目次
王子神社の朱印について特徴
王子神社は東京都北区にひっそりと鎮座する神社です。駅から近いものの境内はとても静かで、木のざわめきや虫の声などが耳に入ります。御朱印をいただきにいくとあまりの静かさに驚く人もいるでしょう。王子神社の御朱印は拝殿の横にある社務所でいただくことができます。
境内には建物が少ないので、参拝をしたらすぐに社務所に行って御朱印をいただくことができます。東京十社なので、御朱印は人気があるようです。1枚1枚、丁寧に書かれた御朱印は特徴的な文字で見ていて楽しいです。東京十社の御朱印帳や記念ミニ絵馬なども、御朱印と一緒に社務所で購入できます。
王子神社は厄除けの神社として知られているので、御朱印自体が厄除けのお守りになるとして、重宝されています。
御朱印の初穂料は300円です。御朱印の受付時間は朝9:30~夕方16:30までになっているので、ギリギリにならないように、時間に余裕をもって参拝してくださいね。
御朱印をいただいたら丁寧にお礼を述べましょう。
王子神社の歴史
王子神社は歴史の古い神社です。せっかく御朱印をいただくのであれば、歴史にも触れておくと神社の神様が喜びます。
王子神社は、1322年にこの地域を支配していた豊島氏が紀州熊野三社権現から王子大神を勧請し若一王子宮として祀ったといわれています。これは王子神社の始まりであり、しかも「王子」という地名の由来にもなったそうです。
熊野三山と言えば遠く紀州の世界遺産になっている神社ですが、王子神社とご縁があるのは驚きです。実際にこの地に社殿が建てられたのがいつなのかは不明ですが、現在の社殿が再興されてからは、地元の人に親しまれ「若一王子宮」「王子権現」と呼ばれています。
- 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
- 伊邪那美命(いざなみのみこと)
- 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
- 速玉之男命(はやたまのおのみこと)
- 事解之男命(ことさかのおのみこと)
豪華な神様達が居られます。
1番のご利益は厄除けですが、良縁祈願や勝負運などにも効果ありと言われています。御朱印も同じように効果がありそうですね。
王子神社の見どころ
王子神社に御朱印をいただきに行くと、緑に囲まれた気持ちのいい場所だと感じると思います。夏でも涼しい風が感じられるので、地元の人の憩いの場所にもなっています。
大イチョウ
そんな王子神社で1番の見どころはパワースポットの「大イチョウ」です。
樹齢600年を越える大イチョウは東京大空襲の戦禍を唯一逃れたと言われていて、霊力が高い大木なんです。
このイチョウの周辺は癒しの力が強く、気持ちを穏やかにできます。
拝殿
王子神社の鳥居をくぐると目の前に見えてくるのが「拝殿」です。
戦災で焼失してしまった元々の拝殿は二度に渡って再建されたそうです。黒塗りの拝殿は派手さはないものの、厳かな見た目とどっしりとした貫録が感じられます。
拝殿を守る狛犬の表情も凛々しいので見ものです。
例大祭
王子神社の「例大祭」は毎年8月上旬に行われ、期間も3日間と盛大なお祭りになります。19基ものお神輿が勢ぞろいする様子は見ごたえ十分で、江戸情緒を堪能できます。
王子神社田楽舞も中世の面影そのままに古式ゆかしく奉納されます。舞の後に行われる恒例の「福まき」には多くの人が福を求めて訪れます。お祀りの時には御朱印はいただけませんが、古き良き王子神社の姿を目の当たりにできますよ。