【パジャマ 選び方】日々の健康は良質な睡眠から!質の良い睡眠を得るにはパジャマも厳選!?
睡眠は人生の三分の一を占めています。その睡眠の質がパジャマの選び方ひとつでグッと良くなるのなら、試してみたいですよね。
ところが間違ったパジャマの選び方が、あなたの睡眠の質を下げてしまっているかも。寝苦しかったり、夜中に何度も目を覚ましたりするのは、季節や体調に合ったパジャマではないからかも!?
今回は良質な睡眠を得るためのパジャマの選び方を紹介していきます。
目次
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パジャマの役割
パジャマ=寝間着(寝巻き)って、上下セットで売られているルームウェアや、ラクなシャツにジャージを合わせているという人が多いのではないでしょうか。
一度眠ったなら、どうせなら朝までグッスリ眠りたいもの。パジャマを選ぶのは、快適な睡眠を得るためのまさに第一歩!
パジャマに求めるものとは、ズバリ吸湿性と保温性。眠るためのものですから、体をしめ付けないことや肌触りの良さも重要です。
パジャマ選びがなぜ大切なの?
寝るだけなんだし、パジャマなんてなんでもいいじゃない!と思う人も多いかもしれません。部屋着は日常生活におけるメリハリを付けたり、宅配便など急な来客があったとしても、サッと対応に出られる格好と言えますね。
でもパジャマはゆっくりと体をくつろがせ、眠るためのもの。そんなパジャマに強い締め付けや、汗でベタつくとか逆に寒すぎるなんてことがあると、とてもゆっくり眠っていられません。
吸湿性に優れ肌触りが良く、体をしめ付けないゆったりとしたパジャマは体温調節もしやすいので、結果として快適な睡眠につながるのです。
パジャマの素材選びについて
パジャマを選ぶときに注目したいのは素材です。パジャマの素材は汗を吸収したり保温性に優れているなど、睡眠の質に関わってくる重要な要素!
オールシーズンで考えるなら、まずは定番のガーゼ地などがオススメ。ガーゼハンカチなどを思い浮かべてもらえると、その肌触りの良さや吸湿性などがバツグンであることがわかりますよね。
綿100パーセントの平織りも、肌触りや吸湿性、保温性が抜群です!
シルク地のパジャマは肌触りが良いので、実は着ているだけで副交感神経(=睡眠時やリラックス時など、体を休めているときに優位になる神経)を活発にしてくれるため、眠りに入りやすいというメリットが。
肌触りの良さという点ではサテン地のパジャマも候補にあがりますが、引っ張る力などに弱いことや毛羽立ちやすい(=手入れに手間が掛かる)、素材によっては吸湿性が低いこともありますので、夏場は不向き。パジャマとしては一長一短と言えます。
ただ着心地はとても良いので、夏場はエアコンを上手に活用することを前提で、好みで選ぶと良いでしょう。
汗をかきやすい夏場は吸湿性を、寒さが厳しい冬場は保温性を重視してパジャマを選んでくださいね!
暑い時期に適したパジャマの素材
熱がこもらない、汗をかいても吸い取ってくれる、あるいは汗が乾燥しやすいといったことがポイント。
暑苦しさや寝苦しさは睡眠のリズムを乱し、夜中に何度も目を覚ましたり、寝汗をかいたりといった睡眠の質の低下というデメリットが。暑さや汗が気にならないよう、睡眠時の不快さをやわらげることが大切です。
ダブルガーゼ
汗をたくさんかく夏場のパジャマには、吸湿性に優れたダブルガーゼ地がオススメ。織りが柔らかくてとても軽く、通気性と吸湿性に特に優れています。また洗ったときにとても乾きやすいのもうれしいポイント!
ちなみにダブルガーゼが夏向きなら、シングルガーゼのパジャマってないの?と思われるかもしれませんが、シングルガーゼは医療現場などで多く使われています。傷口などにあてたりするアレですね。
ですので衣料品としては、ダブルガーゼからと覚えておくと良いでしょう。
サッカー
サッカー生地は表面がデコボコした織りで、肌に触れる表面積が少なくなることから、熱がこもりにくいという特徴が。同時に生地が軽く、放湿性にも優れています。
また、汗をかいても生地がデコボコしているため肌にはりつきにくく、ベタつきにくいというメリットも。シワになりにくい素材ですので、洗いざらしで着られるもの良いですね!
クレープ
クレープ生地は表面に細かなシワや、波状のデコボコといった独特の風合いがあるのが特徴。通気性も良く、吸湿性や速乾性にも優れていますので、夏向きの素材と言えるでしょう。
寒い時期に適したパジャマの素材
体温を逃がさない保温性と同時に、乾燥しやすい時期のお肌を守ってくれる保湿性がポイント。寒い時期には体が冷えることで筋肉が強張り、肩こりや腰痛の原因となることも。
温かなパジャマで体を温かくして寝ることが、良質な睡眠と同時に健康にも結びつきます。
三重ガーゼ
暑い時期にはダブルガーゼのパジャマがオススメでしたが、実は寒い冬でもガーゼ地は大活躍!
ガーゼ地自体はとても薄い素材ですが、それを三重にすることで生地の内側に空気を含む層を作り、体温を外へと逃がさない保温性抜群の素材となります。
フランネル
フランネル生地は表面がふわりと柔らかな起毛の素材。保温性や保湿性に優れていることから、乾燥しやすい寒い時期にもピッタリです!
着心地も軽くて体にフィットしやすく、シワにもなりにくいので、お手入れのしやすさもメリットと言えるでしょう。
スムースニット
スムースニットは肌当たりが柔らかで、まくれにくいという特徴が。生地の目が詰まって厚みがあり洗濯にも強いので、お手入れがしやすく温かいのも良いですね。
吸水性や保湿性にも優れていますので、冬場のパジャマに向いている素材と言えます。
パジャマと寝返り
質の良い睡眠を得るパジャマには、吸湿性や保温性だけではなく、摩擦が少なく寝返りのしやすい素材であることも大事。パジャマに良く使われる素材としては綿があげられます。
寝返りには血行を良くする働きがあり、体温調節にも大きな役割を占めています。眠っているときに妙に寒く感じるとか、手足の指先が冷えるという人は、あまり寝返りが打てていないのかも。
また適度な寝返りは体圧が一か所に集中することを防いでくれるので、背中を始めとした全身の筋肉をリラックスさせるという役目もあります。
寝返りがうまく打てないと眠っているときに筋肉がうまくほぐれてくれず、起きたら肩や腰回りの筋肉が強張っている、眠ったのになんだが体が疲れている気がする、なんてことも。
たかが寝返り、されど寝返り。あなどれませんね!