
この記事では、サイコメトリーとは何かを解説していきます。人間がもつスピリチュアルな能力の正体を知りたいあなたは必見です。
目次
サイコメトリーとは、軽量心理学や超能力(透視能力)の1種

サイコメトリーとは、心理学と統計学を融合した計量心理学という学問です。あるいは、人体や物に宿る残留思念・記憶を読み取る超能力・透視能力の一種とも解釈されています。
とはいえ、サイコメトリーの定義は明確に決まっていません。サイコメトリーを超能力と定義するにしても、その科学的な根拠があまりに少ないというのが実状なのです。
サイコメトリーとは、サイコメトラーのもつ超能力・透視能力
サイコメトリーとは、サイコメトラーに備わる超能力・透視能力ともいえます。世界中で初めて「サイコメトリー」という言葉を使い出したのはアメリカ人。
1814年から1899年までの間に、アメリカの神霊研究家であったジョセフ・ローズ・ブキャナン氏が、サイコメトリーという言葉を提唱したことがきっかけです。
- サイコメトリー…「psyco(精神、霊魂)」+「metry(測定法)」
- サイコメトラー…「psycometry」+「er(~に従事する人)」
このように、「サイコメトリー」は2つの単語の複合語として成り立っています。そのため、直訳すると「精神の測定法」という意味合いになります。
ここから派生し、人体や物に宿る残留思念・記憶を読み取る超能力・透視能力という意味に変化していったわけです。
また、「サイコメトラー」はサイコメトリーの接尾語として成り立っています。直訳すると、「精神の測定法に従事する人」。つまり、サイコメトリーの能力者ということです。
ジョセフ・ローズ・ブキャナン氏がサイコメトリーを提唱して以降、その概念はアメリカのほか、オランダ、南アフリカなどの学者・研究者の間でも広く浸透していきました。
サイコメトリーを活用した分野

心霊考古学
サイコメトリーを活用する代表的な分野は心霊考古学です。心霊考古学とは、サイコメトラーを起用して文明、遺跡、歴史など過去の出来事への研究を進めていく学問です。
心霊考古学に限らず、考古学の研究成果を上げるためにサイコメトリーを活用するという研究スタイルは75年にわたって続いています。
事件捜査
警察が難解な事件捜査にあたる際にも、サイコメトリーは活用されています。迷宮入りした事件の真相を突き止める、犯人を特定する、失踪者の居所を知るといったことに活用されるケースが多いのです。
過去に、『奇跡の扉』などのTV番組で、超能力操作という名目でサイコメトラーを起用した事件捜査の流れが放映されています。
SF漫画(書籍)刊行/SF映画の映像制作
SF漫画・書籍、SF映画の題材としても、サイコメトリーが活用されています。知名度のある作品としては、漫画『サイコメトラーEIJI』が挙げられます。
こちらは、講談社が出版元の『週刊少年マガジン』で連載されたほか、1997年~1999年にはドラマ化もしている作品です。
まとめ
サイコメトリーとは、人間のもつ潜在能力が開花して初めて使えるようになる能力といえるのかもしれません。
そんなスピリチュアルな能力であるサイコメトリーは、今も心霊考古学の研究、事件捜査、書籍・映像制作に活用されています。
こうした超能力・透視能力は存在しないと否定する人もいるでしょう。それでも、各分野でサイコメトリーが活かされているということは紛れもない事実なのです。
