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恋愛運にご利益のある神様

恋愛,神様

良縁や結婚などの恋愛運は、女性ならずとも気になる出来事のひとつかもしれません。日本には多くの恋愛運にかかわる神様が存在しておられますが、出雲大社などに祀られている非常に有名な神様以外にも、恋愛運を授けていただける神様が多数いらっしゃるのをご存知でしょうか?

稲田姫命(いなだひめのみこと)

稲田姫命は、別名クシイナダヒメノミコトとも言われ、島根県の斐伊川上流に住んでいた夫婦の八番目の娘でした。稲田姫命の7人の姉は全員ヤマタノオロチの生贄となって食べられてしまいます。

稲田姫命も生贄にされようとした寸前に、スサノオノミコトが登場して稲田姫命の美しさに心をひかれ、彼女との結婚を条件として稲田姫命の両親にヤマタノオロチを退治することを申し出たのでした。

スサノオノミコトの申し出が受け入れられると、スサノオノミコトは自分の神通力で、稲田姫命を櫛の姿に変えさせて、その櫛を自分の髪にさしてヤマタノオロチを退治したのでした。

この話が元となり、江戸時代頃の日本ではプロポーズをする際に櫛を相手に贈るという習慣がありました。

ヤマタノオロチを退治した後、稲田姫命はスサノオノミコトの妻となり、出雲の須賀に新しい宮殿を建てて暮らしました。

この話が伝わる須賀神社は、今も良縁結び、夫婦円満、子授けのご利益のある神社として知られています。

稲田姫命をお祀りしている主な神社

・須我神社:島根県雲南市大東町須賀260
・八坂神社:京都市東山区祗園町北側625
・氷川神社:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1丁目407

イザナギノミコト、イザナミノミコト

日本の国土を誕生させた神々としても知られているイザナギノミコトとイザナミノミコト。イザナミノミコトが火の神を生んだあと、それが原因の火傷で命を落とし、黄泉の国へと渡ってしまいます。これが人類最初の死を意味し、それ以来死というものが始まったとされています。

イザナミノミコトの死を悲しんだイザナギノミコトは、後を追って黄泉の国に渡りますが、イザナミノミコトが醜い姿になっていたことに驚いて逃げてしまいます。それに怒ったイザナミノミコトが「これからは1日1000人殺してやる!」と言い放ったことに、イザナギノミコトは「ならば私は1日1500人の子供を産ませよう」と言い返したことから、人間の世界に寿命が生まれたとされています。

しかしながら日本における最初のカップルであるこの二神は、縁結び、夫婦円満、安産、子育ての神様として知られています。

イザナギノミコト、イザナミノミコトをお祀りしている主な神社

・多賀大社:滋賀県犬上郡多賀町多賀604
・花窟神社:三重県熊野市有馬町上地130
・伊奘諾神社:兵庫県淡路市多賀740

豊玉毘売命(とよたまひめのみこと)

豊玉毘売命とは、竜宮城のお姫様のことだと言われています。竜宮城にやってきた山幸彦(コノハナサクヤヒメの三男)に一目ぼれをし、彼に嫁ぐことになり、山幸彦はそのまま竜宮城で暮らすようになります。

しかし山幸彦は、以前からもめごとがあった兄の海幸彦との問題を解決するために、陸に上がってゆきました。陸に上がった山幸彦を追った豊玉毘売命は、陸でそのまま出産することになるのですが、そのときに陸での豊玉毘売命の姿がワニであることを知った山幸彦は、驚いて逃げてしまいます。

怒った豊玉毘売命は、山幸彦が竜宮城に戻れないように道をふさいでしまうのですが、山幸彦を忘れられない豊玉毘売命は、竜宮城から陸にいる山幸彦に愛の歌を送り、山幸彦もそれに応えて歌を贈ったとされています。

よって豊玉毘売命は良縁、縁結び、安産の守護としても知られています。

豊玉毘売命をお祀りしている主な神社

・豊玉姫神社:鹿児島県南九州市知覧町郡16510
・各地の豊玉姫神社
・若狭姫神社:福井県小浜市遠敷65-41
・天の岩戸神社:宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地1

天宇受賣命(あめのうずめのみこと)

天宇受賣命は、日本神話において、天照大神が天岩戸にお隠れになったとき、天照大神を外に連れ出すために天岩戸の前で踊り、天照大神の興味を引くことに成功した芸能の神様として知られている女神です。

これは単なる踊りではなく、巫女として神を自身の身体に降ろしながら、トランス状態で踊っていたとされています。これがのちの巫による神への祭礼、神託の祭事の原型となっています。

天宇受賣命はのちに、高天原から葦原中国まで照らしていた猿田彦神と結婚します。天宇受賣命は縁結びと夫婦和合にもご利益があります。

天宇受賣命をお祀りしている主な神社

・夫婦木神社姫の宮: 山梨県甲府市猪狩町300
・鈿女神社:長野県北安曇郡松川村字大仙寺6695-1
・牛天神北野神社:東京都文京区春日1丁目5-2

天穂日命(あめのほひのみこと)

日本神話における、天照大神とスサノオノミコトが誓約をした際、天照大神が身につけていた勾玉から生まれた子供として知られているのが、天穂日命です。高天原に由来する稲穂に神霊が宿った神という考え方もされています。

高天原より葦原中国に出向かされ、大国主命に使え、争いをすることなく出雲の国造りに力を尽くした神の一人です。

のちに出雲地方を守る神様として親しまれ、全国にも豪族の租神として祀られるようになり、一般の人々にも生活を守る神様、そして縁結びにも力をお貸しいただける神様として知られています。

天穂日命をお祀りしている主な神社

・亀戸天神宮:東京都江東区亀戸3-6-1
・桐生天満宮:群馬県桐生市天神町1-3-4
・天穂日命神社:鳥取県鳥取市福井字・宮ノ谷361

まとめ

いかがだったでしょうか?

日本には数多くの恋愛運に関係する神様が存在します。有名な神様もいれば、あまり知られていないながらも効果の高い神様もいらっしゃるので、旅に出たおりにでも自分に素敵な恋愛運をもたらしてくれそうな神様にお祈りしてくることをおすすめします。

▶︎神様や神話に関するまとめ一覧ページはこちら

ABOUT ME
Written by 伊庭野れい子
【スピリチュアル・カウンセラー、風水師】 ハワイで20年間、撮影コーディネーターやライターをしながら透視能力を開花させる。 現在は大阪にてライター&翻訳業及び、自身のスピリチュアル本等の出版とチャネリング中心のスピリチュアル&風水カウンセラーとしても活躍中。 https://tarotreiko.amebaownd.com/

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