
焦ったところで事態はよくなるものではありません。しかし自分から行動を起こさなくては、変化も成長もないままです。その上で自分らしく自然体で、無理をせず今手にできるもので満足できれば、穏やかな日々が過ごせるでしょう。
老子の名言から、力を抜いて自然体で生きるヒントを読み解きます。頑張りすぎなくても人生は整っていく、心がふっと軽くなる言葉を集めました。
老子の名言①
自分がほしいもの、足りないものを数え上げたらきりがありません。時間をかければ、お金をかければ手に入るものだとしても、それまでは満たされない思いでイライラしてしまうかも。
今自分が持っているもの、無理なく手の届く範囲のもので生活できているのなら、それでいいと思いませんか?
誰かと競う必要はありません。無駄な見栄(みえ)を張る必要もありません。今の自分にできる範囲で満足できていれば、運よく少し良いことがあると、とても幸せな気分になれるでしょう。
誰かと比べるのではなく、自分らしさを軸にして人生を描いて行ってくださいね。
老子の名言②
正しいことというのは、ときに厳しくもあり、耳にすることで耳が痛く感じるかもしれません。でも厳しく感じるのは、自分でもそれが正しいことだとわかっているから。そうすべきだけどもできていないからこそ、耳に痛いのでしょう。
耳ざわりの良い、調子の良いことばかりの言葉は、気分良く聞いていられるかもしれません。でもそうした聞こえの良い言葉は、お世辞や心のこもらない上っ面だけであることも。
耳の痛い言葉にも真摯(しんし)に耳を傾け、聞こえの良い言葉はその真意をしっかり見定めるようにしてくださいね。
老子の名言③
他人からひどい仕打ちを受けたからと言って、自分も同じように相手に仕返しをしていては、いつまでたっても怨(うら)みの連鎖は断ち切れません。むしろ相手と同じ土俵に立ってしまうことで、自分自身を貶(おとし)めてしまうことになるかも。
相手を憎いと思うことがあったとしても、同じようにやり返すのではなく、自分で負の連鎖を止めましょう。モヤモヤすることがあるかもしれません。ときには怨(うら)みを思い出すこともあるでしょう。
それでも自分が大人になって相手を許すことで、人として成長して行ってくださいね。
老子の名言④
なにか望むこと、願うことがあるのなら、ただ求めるのではなく、まずは周囲の人からの信頼を勝ち取れるよう日頃から心がけましょう。周囲の人に対するちょっとした気遣いや親切が、あなた自身の評価や人間性といったものを高めてくれます。
そうして得た信頼や人望といったものは、いつか自分を助けてくれるかもしれません。それらは夢や希望を達成するための、最後の一押しになるかもしれませんね。
老子の名言⑤
他人と競って勝つことはひとつの才能ですし、社会に出るととても役に立つスキルかもしれません。でも自分自身の弱さや欲求ときちんと向き合える人は、精神面で成熟していると言えます。
行動や発言で他者を圧倒できる人は、わかりやすいカリスマ性や実行力を持っていると言えるでしょう。一方で自分の欲求を上手にコントロールする、コンプレックスを乗り越えられる人は、対外的には目立たないかもしれませんが、人としての芯の強さを持っているのです。
老子の名言⑥
他人から受ける評価などを気にして、無理をしたり余計な見栄(みえ)を張ったりしてしまうこともあるかもしれません。
でもそうした評価はいったん脇に置いて、自分らしく過ごすことができれば、あなたの持つ本来の良さや魅力といったものが自然と周囲の人にも伝わるでしょう。
無理をする=自分に合わない価値観に合わせるのではなく、自分らしさを受け入れてくれる相手との関係性を大事にして、のびのびと人生を切り開いて行ってくださいね。
老子の名言⑦
どんなに大変な道のりであっても、まずは最初の一歩を踏み出さないことにはなにも始まりません。そして少しずつでも前へと進み続ければ、いつかは長い道のりもゴールへとたどり着くでしょう。
あきらめずに地道な努力を積み重ねることで、なりたい自分へと近づいて行ってくださいね。
老子の名言⑧
誰かの役に立ちたい、助けたいと思って行動するときというのは、自分になんのメリットなどなくても自然と体が動くもの。
相手に好かれようとか、自分に得になるからと行動するのは、相手を思ってのことではなく自分のためでしょう。自分のためではなく、純粋に相手のために行動できることが親切であり、思いやりなのです。
老子の名言⑨
本当に優れた人というのは力にものを言わせて解決するのではなく、たとえば話し合いや上手な交換条件、あるいは知恵を働かせ、相手を納得させることで、争わなくてもものごとを治めていけるものです。
どんなに小さなものでも、争いや諍(いさか)いは心をざわつかせるもの。もめずにものごとを収拾できるのなら、それが一番ですね。
老子の名言⑩
知識や教養などは、ないよりあった方が、就職や対人関係などに有利になることが多いですね。しかし勉強自体が苦手だったり、細かなマナーなどをあれこれ言われるのが嫌いな人にとっては、ストレスでしかないのかもしれません。
特に苦と思わないなら別ですが、学ぶことやマナーなどを窮屈だ、しんどいと感じるのなら、そうしたことが必要ない仕事や生活を選べば心穏やかに過ごせるでしょう。
老子の名言⑪
優れている人、才能のある人も、若い頃にはその他大勢にまぎれてパッとしないもの。社会に出てもまれたり、苦労をしたりする中で地道に努力と実績を重ねて、やがてリーダーシップや確かな才能が花開いて行きます。
人や才能が育つのに近道はなく時間がかかるものですから、長い目で見るように心がけましょう。
まとめ
なにもかも完璧にこなそうとすると、理想と現実のギャップで疲れてしまうかもしれません。自然体で生活することを心がければイライラしたり、誰かと比べて落ち込んだりすることもなくなるでしょう。
今できること、無理をせず手に入れられることで満足して、心穏やかな生活をしてくださいね。



