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西国三十三所1番札所【青岸渡寺】は願い事が叶うお寺!御朱印と見どころ

西国1番,青岸渡寺,
青岸渡寺(せいがんとじ)は、和歌山県那智勝浦町の那智山の中腹にあり、西国三十三所観音霊場の1番札所です。境内は、那智高原の原生林を背景に、熊野三山の一つである熊野那智大社と隣接し、落差日本一の那智の大滝とともに世界遺産に登録されています。熊野古道が現存する那智山一帯はパワースポットが結集している所です。そんな青岸渡寺の見どころと御朱印をご紹介します。







青岸渡寺とは

寺号:青岸渡寺(せいがんとじ)
山号:那智山
宗派:天台宗
ご本尊:如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)

西国1番,青岸渡寺,大滝
4世紀ごろ、インドの僧裸形上人(らぎょうしょうにん)が、那智の大滝の滝つぼで、8寸(24cmほど)の観音菩薩を感得し、草庵を結んで安置したのが始まりとされています。6、7世紀ごろ、生仏上人(しょうぶつしょうにん)が椿の大木で、1丈(3m)の如意輪観世音菩薩を彫り、8寸の観音菩薩を胎内に納めて本尊とし、本堂を建立しました。

平安時代の中期に、19歳で出家させられた花山法皇(かざんほうおう・第65代天皇)が、3年間那智山中で千日の滝籠修行をされ、熊野権現のお告げで三十三観音霊場を再興されたと伝えられています。そうした由緒から青岸渡寺が1番札所と定められました。

熊野三山の熊野本宮大社や熊野速玉大社にあった仏堂は、明治の神仏分離令により廃止されましたが、青岸渡寺の如意輪堂(本堂)は廃止を免れ、1874年に青岸渡寺として復興されました。

2004年7月7日、青岸渡寺本堂、宝篋印塔(ほうきょういんとう)、及び境内、隣接する熊野那智大社、那智の大滝は、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されました。

青岸渡寺の見どころ

参道

西国1番,青岸渡寺,参道の石段
参道入り口から467段の石段を上がっていきます。両側にみやげ物店が並び、途中に休憩所(清涼亭)もあります。清涼亭は、中世のころ、熊野詣に来られた法皇や上皇の宿泊所であった「実方院」の跡に建てられています。

西国1番,青岸渡寺,実方院跡のモッコク

県指定天然記念物のモッコクの大樹が涼しげな木陰を作っていました。

熊野那智大社一ノ鳥居

西国1番,青岸渡寺,那智大社一の鳥居
石段の途中左側に、熊野那智大社へと続く参道があります。元々神仏習合の境内でした。

山門

西国1番,青岸渡寺,山門

一ノ鳥居をくぐらず右に折れると山門に行き着きます。熊野古道の大門坂にあった熊野那智大社の大門が移築され、青岸渡寺の山門となったのです。現在のものは、1933年に再建されたものです。
西国1番,青岸渡寺,狛犬

筋骨隆々の仁王さんと、背中合わせに狛犬さんが安置されていました。どちらも阿形の狛犬さんです。

本堂(如意輪堂)

西国1番,青岸渡寺,本堂

石段を上がりきると、入母屋造、こけら葺の風格のある本堂があります。明治時代までは如意輪堂と呼ばれていました。織田信長の兵火で焼失したものを、1590年に豊臣秀吉が再建しました。桃山時代の建築様式をとどめる貴重な建物で、重要文化財となっています。

西国1番,青岸渡寺,本道内の鰐口

本堂内の鰐口は、直径1.4m、重量450kgの日本一の大鰐口で、再建の時に豊臣秀吉公より寄進されたという文が刻み込まれています。

西国1番,青岸渡寺,本尊の御影

ご本尊は如意輪観世音菩薩(秘仏)で、年に3回のご開帳日以外はお前立ちを拝顔します。6本の手のうち、右第1手を頬にあてて思索にふけり、右膝を立てて座る半跏思惟(はんかしい)の姿です。

胸の前に持つ「如意宝珠(にょいほうじゅ)」で意のままに財宝を出し、あらゆる願いを叶えて、苦悩する衆生を救ってくださいます。心を込めてお願いしましょう。本堂内にて巡礼用品を整えることができます。

西国1番,青岸渡寺,世界遺産の碑

本堂前右に世界遺産の碑。

西国1番,青岸渡寺,本堂左側
本堂前左に美しい聖観音菩薩像。

西国1番,青岸渡寺,香炉

本堂前の香炉。

本堂前に樹齢約700年のタブノキがあります。県指定天然記念物です。しっかりパワーをいただきましょう。

西国1番,青岸渡寺,本堂の裏手タブノキ

水子堂

西国1番,青岸渡寺,水子堂
本堂の右手裏側に、きれいな六角形の水子堂と、水子に優しく手を差しのべる地蔵尊像がありました。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)

西国1番,青岸渡寺,宝きょう印塔
水子堂のとなりにある流紋岩でできた高さ4.3mの塔で、1322年の銘があり、重要文化財となっています。宝篋印陀羅尼(だらに)という呪文を収める塔だといわれています。

鐘楼

西国1番,青岸渡寺,鐘楼

宝篋印塔の横にあり、梵鐘は鎌倉時代のものです。鐘楼堂の前に咲いているのは珍しい五色椿です。1本の木に白・紅・ピンク・絞りなどの花が咲いていました。

【御詠歌】境内からの眺め

西国1番,青岸渡寺,那智の滝

御詠歌(補陀洛や岸打つ波は三熊野の那智のお山にひびく滝津瀬)の石碑の向こうに那智の大滝が見えます。

西国1番,青岸渡寺,石碑

西国三十三所の御詠歌は花山法皇の御製といわれています。

西国1番,青岸渡寺,参道
一ノ鳥居から熊野那智大社への参道。熊野権現の旗がなびいています。

三重塔

西国1番,青岸渡寺,三重塔

1972年に400年ぶりに再建されたものですが、緑を背景にして朱色の塔と那智の白い瀧のコントラストが美しく、参詣者の心をなごませるビュースポットです。

各層は格天井(ごうてんじょう)と板壁画で飾られており、一層に不動明王、二層に阿弥陀如来像、三層に千手観音菩薩が安置されています。300円で拝観できます。(8:30〜16:00)

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ABOUT ME
Written by ゆうこ
卯年、山羊座。元国語教師。趣味は、温泉旅行や食べること。百人一首競技かるたは選手&読手A級。お寺や神社に立つと、幾度もの興亡が繰り返され、再建・再生され、長年月維持し、受け継いできた無数の無名の人々がいたことを思わずにいられません。そういう人々の思いを少しでも伝えられたらと思っています。 共著書:『新渡戸稲造の至言』(新渡戸基金発行)『花ひらく女学校』(女子教育史散策 明治後期編)

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