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西国三十三所巡礼|基礎知識と正しい参拝方法

納札(おさめふだ)について

西国,基礎知識,納札
西国では、白い納め札を使用します。住所(都道府県や市区町村程度でよい。詳しく書かない方がよい)、氏名、巡拝年月日(日付けは吉日と書いてもよい)、裏に「為 病気平癒」「為 学業成就」などと願い事を書きます。本堂または観音堂の「納札入」と書いた箱に入れます。

納経(御朱印)について

西国,基礎知識,般若心経
本来は、写経した般若心経を札所に納めた証として、納経帳に「奉納・本尊名・寺名」の3種類の墨書きと、「札所番号・宝印・寺名」の3種類の朱印をいただくものです。現在では写経の代わりにお経を唱えて記帳していただきます。
西国,基礎知識,納経帳
納経(御朱印)にはそういう意味があることを心得て、お参りしてから納経帳に御朱印をいただきましょう。納経帳は300円、掛け軸は500円、笈摺は200円で御朱印をいただけます。

西国・霊場各お寺の御詠歌入りの笈摺(おいずる)です。
西国,基礎知識,笈摺

なお、2017年1月1日~2020年の記念事業終了までは、西国三十三所草創1300年記念「特別印」(各寺院オリジナルデザイン)も押していただけます。
西国,基礎知識,記念特別印
このような感じです。
西国,基礎知識,特別印

御朱印をいただくと、各お寺のご住職が書かれた文字の散華(さんげ)をいただけます。
西国,基礎知識,散華
台紙に貼ると観音経の一節が出来上がります。台紙は、33番華厳寺の門前のお店などで購入できます。(1000円~)
西国,基礎知識,散華を台紙

また、納経時には、ご本尊を描いた短冊「御影(おみえ)」(白黒50円、カラー200円)を購入できます。
西国,基礎知識,本尊の御影
さらに、西国三十三所霊場公認先達と同行時のみ「御詠歌符」をいただけます。
西国,基礎知識,御詠歌符
このような感じで御影帳に入れてみました。
西国,基礎知識,御影帳表紙

参拝の作法について

西国,基礎知識,西国5番・葛井寺・南大門
  • 山門前で合掌一礼します。合掌する意味は、左手は自分、右手は仏様で、両手を合わせることによって、仏様が山門まで迎えに来てくださっていると感じるのです。菅笠はかぶったままでもいいのですが、帽子は脱ぎます。お寺を出るときにも同じように合掌一礼します。帰るときも見送ってくださいます。左側通行が原則です。
  • 手水場で手と口を清めます。ひしゃくを右手で取り、水をすくい、まず左手を清め、次に右手を清め、左の手のひらに水を受けて口をすすぎ、最後にひしゃくの柄をきれいにします。これを一杯の水で行います。
  • 鐘楼の鐘をついてもいいお寺では鐘を1回つきます。参拝後につくのは「戻り鐘」といって縁起が悪いとされます。西国三十三所ではつけないお寺の方が多く、園城寺(三井寺)のように近江八景の一つとして有名な「三井の晩鐘」を1回300円でつけるお寺もあります。
  • 本堂または観音堂で、線香3本、ローソク1本を立てます。線香を3本立てるのは、仏・法・僧を香でもてなすという意味があります。西国,基礎知識,ローソクローソクを灯すことによって仏様の智恵を授かれるといいます。種火を置いてあるお寺もありますが、ないお寺もありますので、ライターを用意しましょう。人が立てたローソクから火をもらうことは絶対にしてはいけません。人の願いを奪ってしまうことになりますから。
    線香は中心から、ローソクは上の段や奥の方から立てます。いずれも後の人がやけどをしないようにという配慮です。西国,基礎知識,ローソク
  • 納札を納札箱に入れ、写経は写経奉納箱に入れます。写経用の箱がない場合は、納経所でうかがってください。
  • 供物料としてお賽銭を納め、合掌します。このとき、本堂の上に吊されている鰐口(わにぐち)があれば鳴らしてもかまいませんが、お経を唱えている方がいらっしゃる場合は、遠慮します。綱にそっと触れるくらいにします。西国,基礎知識,鰐口
  • 御本尊とつながる五色線や五鈷などが置いてあればぜひ触れてください。お堂の正面は後からお参りにくる人のためにあけて、左右のどちらかに寄って経本を見ながらお経を唱えるようにしましょう。数珠は首からかけないように注意しましょう。
    西国,基礎知識,お経を唱えられない人は、最低でもご本尊のご真言を3回唱えてからお願い事をしましょう。ご真言は本堂に書いてあります。例えば1番青岸渡寺は、ご本尊が如意輪観世音菩薩様ですので、「おん ばらだ はん どめい うん」を3回唱えます。それぞれ観音様の種類によってご真言が違います。
  • 納経を済ませてから、納経所で御朱印をいただきます。

まとめ

西国三十三所巡礼基礎知識と参拝方法についていかがでしたか?

西国三十三所は、それぞれ広大で見どころが多いお寺です。バスツアーなどでは一つ一つじっくり見学するゆとりはあまりありませんが、個人で行く場合は、時間をたっぷりとってお参りするといいと思います。番号順でなくても興味のある所、行きやすい所から始めるといいそうですよ。

本堂(金堂)と、観音様が祀られている観音堂が別にあるお寺(興福寺南円堂、醍醐寺准胝堂など)もありますので、個人でお参りする場合は、受付で確認してください。

西国三十三所草創1300年記念特別拝観(2016年~2020年)について、コチラに載っていますので、参考にしてください。

▶︎日本全国都道府県の神聖なパワースポットまとめ一覧ページはこちら

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ABOUT ME
Written by ゆうこ
卯年、山羊座。元国語教師。趣味は、温泉旅行や食べること。百人一首競技かるたは選手&読手A級。お寺や神社に立つと、幾度もの興亡が繰り返され、再建・再生され、長年月維持し、受け継いできた無数の無名の人々がいたことを思わずにいられません。そういう人々の思いを少しでも伝えられたらと思っています。 共著書:『新渡戸稲造の至言』(新渡戸基金発行)『花ひらく女学校』(女子教育史散策 明治後期編)

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