神棚のお祀りに榊を飾ります。ツバキ科に属する常緑樹で、先端のとがった榊は神様が宿る依代としての役割があります。植物を介して神と交流すると考えられ、榊が祀られるようになりました。榊の語源には諸説ありますが、神様と人の境にある木ということ、葉が落ちることがないことから栄える木という説があります。
神様の依り代である榊が枯れるのには、どのようなメッセージがあるのでしょうか。榊が枯れるときのスピリチュアルサインについてご紹介します。
目次
榊が枯れるスピリチュアル基本の意味
神棚にお祀りしている榊が枯れるのは、神様からのメッセージのことがあります。「榊」は「木」+「神」と書きますが、榊は神様が宿る依り代です。古来より植物や先端が尖ったものには、神様の力が宿ると言われています。榊は玉串(たまぐし)として神事に用いられています。左右一対でお供えしますが、左側の榊は先祖代々の神様が宿ります。右側の榊は土地の氏神様が宿ります。毎回同じようにお供えしても、榊が枯れる場合と、榊に新芽が出て長持ちする場合があります。
榊を通して神様からのメッセージが伝えられています。神様からのメッセージを見逃さないように、榊を通してメッセージを受け取りましょう。神棚にお供えした榊は毎朝水を替えましょう。雑菌が繁殖すると枝先がヌルヌルするので、キレイに洗ってからお供えすると長持ちしやすくなります。
榊の片側だけが枯れるスピリチュアル
エアコンや空気清浄機等の風が直接あたる場所に置いていると、榊は枯れやすくなります。ただ、同じ条件で榊を置いたとしても、片方だけが枯れてしまうことがあります。同じ条件だからこそ、片側だけの榊が枯れると気になってしまうのではないでしょうか。左右一対になっている榊ということで、バランスを崩しているときかもしれません。片側だけ榊が枯れるときのスピリュアルサインについてみていきましょう。
【右側だけ榊が枯れる】
右側の榊が枯れるのは、土地の神様からのメッセージです。家の不浄を集めてくれています。氏神様が守ってくれているというメッセージです。右側の榊が枯れた場合は、氏神様に感謝の気持ちを心掛けていきましょう。氏神様の神社に参拝するのも良いでしょう。
※氏神様は、自分が住んでいる土地を守ってくれている神様のことです。氏神様を知りたいという人は神社本庁に問い合わせることで教えてくれます。
【左側だけ榊が枯れる】
左側の榊が枯れるのは、ご先祖様とのつながりが弱いというメッセージがあります。また、何らかのトラブルの予兆とも言われています。お墓参りや仏壇の掃除をして、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えましょう。左側は崇敬神社との関係という意味もあるので、自分が好きな神社にお参りにいくと良いかもしれません。
榊の両方がすぐ枯れるスピリチュアル
新芽の時期の榊は、傷みやすく葉が落ちやすいと言われています。毎日新鮮な水に替えているのに、榊の両方がすぐ枯れる場合のスピリチュアルサインは、厄難がやってくるかもしれないという暗示で、神様が事前に知らせてくれています。気をつけることで、厄難から逃れることができるでしょう。また、その場のエネルギーが低くなっていることから、榊が枯れやすい状態になっている可能性があります。
植物は場のネガティブなエネルギーを吸い取ってくれます。榊のある場で、ネガティブなことを考えたり、喧嘩したりすると場のエネルギーが低下してしまいます。波動を高めるためにもポジティブでいることを意識してみましょう。
榊が枯れないスピリチュアル
榊が枯れないのは、波動が高まっている証拠です。良い気で満たされている場では、枯れにくくなり長持ちします。
榊に新芽が出てきたスピリチュアル
榊は6月〜7月に白い花を咲かせた後、8月〜9月に新芽が出始める頃になります。榊に新芽が出てきたり、花が咲いたりしたときのスピリチュアルサインは、神様からの励ましや「ありがとう」という感謝の印になります。神様からの直接的なメッセージを、目に見える形として受け取ることができます。
榊に新芽が出てくる場合には、新しいことにチャレンジしていくというスピリチュアルメッセージがあります。何かを始めることによって、より良い方向に進んでいったり、人生にとって大きなきっかけになったりするかもしれません。榊のメッセージを機に、新しいことをスタートしてみましょう。榊に根が生えてくることも同様のメッセージです。
まとめ
榊が枯れる場合は、どちらの榊が枯れるのか、また、度々枯れるのかでメッセージが異なります。神様が目に見える形でメッセージを届けている可能性があります。スピリチュアルメッセージから、何かを見直してみる機会にすると良いでしょう。榊は全体を濡らしてあげることで長持ちします。枯れやすい場合は一度試してみてください。
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