ことわざには、開運効果があります。自分の心がけとしてことわざを知っておくだけでも、心がポジティブな方向へと進みやすくなり、自然と良い未来へと進めるようになるのです。
今回は、魚に関することわざをご紹介します。魚には縁起物も多いので、魚のことわざを覚えておくだけでも自然と開運できるかもしれませんよ。
魚のことわざ
魚には、たくさんの美しいことわざがあります。それでは、次の項目から魚に関連することわざを10句ご紹介します。
水魚の交わり
「水魚の交わり」は、水と魚のように切っても切り離せない関係のことを指します。
特に親しく信頼し合う間柄を意味することわざですから、親しい友達や仲の良い夫婦に使うことが多いでしょう。ちなみに、元は君臣の関係に使う言葉だったと言われています。
腐っても鯛
「腐っても鯛」は、優れたものは悪い状態になっても本来の価値を失わないことを意味します。
高級魚である鯛。そんな鯛は、多少傷んだからと言って格安になるわけではありません。そこから、家柄の良い人や昔業績を上げたことのある人が落ちぶれても、気品があったり、頭が良いことを意味します。
魚心あれば水心
「魚心あれば水心」は、先方の気持ち次第でこちらの態度が決まることを意味します。
もともとは、もし魚に水を思う心があるとしたら、水もまた魚のことを考えるだろうという意味を持っていたことわざですが、近年では転じて相手の好意によって対応が変化することに用いるようになりました。
水を得た魚
「水を得た魚」は、その人に合った分野と場所で活躍することの例えです。
自分の得意分野や環境を得ることで生き生きと活躍できることを表現することわざは、使用頻度の高い言葉です。四字熟語で言うと、適材適所に近いことわざであると言えるでしょう。
鯖を読む
「鯖を読む」は、数字を意図的にごまかすことを意味します。
鯖は、痛みやすく数が多い魚です。そんな鯖を読むときのいい加減さが言葉になったのがこのことわざです。ここから転じて、年齢をごまかしたり、数を適当に言ったりしたときに使用するようになりました。
水清ければ魚棲まず
「水清ければ魚棲まず」は、清廉過ぎると親しみを持たれなくなってしまうことを意味します。
清廉であることは良いことですが、人格などがあまりに潔白過ぎると、周囲の人に馴染むことができなくなってしまうかもしれません。それによって、孤立することもあるということを意味することわざです。
まな板の鯛
「まな板の鯛」は、相手のなすがままになるしかない状態を指すことわざです。
まな板に乗せられた鯛は、自力ではどうすることもできず、ただ調理されることしかできません。ここから転じて、自分でどうにもできない状況にいるときに使うことわざになりました。
鰯の頭も信心から
「鰯の頭も信心から」は、つまらないものでも信仰対象となれば有難いという意味です。
節分の日に鬼避けとして玄関先に鰯の頭を吊るす習慣があったことが由来であるとされています。また、盲目的に物事を信じ込む人を揶揄することにも用いられる言葉です。
鯛の滝登り
「鯛の滝登り」は、目覚ましい出世を意味することわざです。
もともとは勢いが良いことを意味することわざで、そこから転じて立身出世や栄達する際に用いられるようになりました。ビジネスの世界で多く使われることわざであると言えるでしょう。
及ばぬ鯉の滝登り
「及ばぬ鯉の滝登り」は、いくら願っても叶わないことや、身分不相応な恋を指します。
二つの意味を持つことわざです。一つ目はどんなに頑張ってもできないことはあるという意味で、もう一つは鯉と恋をかけて、叶わぬ恋を意味します。どう足掻いても叶わないような恋の例えとして使用されることが多いでしょう。
まとめ
たくさんのことわざを知っている人は、知的で教養のある人として認識されます。普段使用する機会がなくても、ことわざを知っておいて損はありません。この記事を参考にして、ことわざのレパートリーを増やしてくださいね。
