
世の中には「聖人」と呼ばれる徳の高い人格者が存在しています。
しかしその聖人とは少し違うにもかかわらず「聖ジャーメイン」と呼ばれていた不思議な人がヨーロッパに存在していました。彼は、スピリチュアルな世界にもたびたび登場しています。
いったい聖ジャーメインはどのような人物だったのでしょうか?
聖ジャーメインの5つの不思議
本来宗教に関係した人たちが聖人と呼ばれることが多いのですが、フランスのサンジェルマン出身のこの聖ジャーメインは宗教とは関係なく、数々の不思議な能力を持ち、不思議な行動を取ったことでよく知られているようです。
聖ジャーメインとは?
彼の本名は「サンジェルマン伯爵」といい、その出生はいろいろと取りざたされていました。基本的には貴族であったと考えられていますが、生年月日も1691年から1707年ごろとされ、定かではありません。
スペイン王妃マリー・アンヌ・ド・ヌブールと貴族との私生児であるとか、彼自身が本当はトランシルバニア王子であったという説もあるようですが、いずれにせよ聖ジャーメイン自身は教養豊かであらゆる才能を持った不思議な人物として今に伝わっているようです。
また18世紀という時代でありながら、インドやチベットなどにも旅行したと言われ、東洋に関する知識も非常に豊富であったとされています。1784年に亡くなるまで、いつもほぼ同じ若さに見えていたというから、不思議です!
才能あふれるその姿
聖ジャーメインの数ある才能のうちのひとつが化学者としての才能です。
1758年にはパリのマリーニ伯爵に化学の研究室兼作業場として王族が所有するシャンポール城をあてがわれ、鉛のような波動の重い物質を金に変える錬金術に取り組んだり、ダイヤモンドの傷を消す方法をあみだしたり、しわを取り除く若返りの秘薬や不老不死の秘薬も作りだしていたとされています。
また、音楽家としても活躍し、1846年ごろまでは作曲家兼バイオリニストとしてもロンドンで活躍していたそうです。このほか絵画や催眠術も得意であり、あらゆる言語も話せた不思議な偉人であるとされています。
サイキックとして
聖ジャーメイン自身もサイキックであったとされています。自由自在に姿を消したり、現れたりしたことでも知られています。自分自身の過去世の記憶を持ち、幽体離脱によってあらゆる場所を旅することもできたようです。
前世では魔法使いマーリン、シェークスピア、コロンブスなどとして生きていたとも言っています。また占いも行っており、マリー・アントワネットにもフランス革命が起こる15年前にそれを予言し、警告を与えていたとされています。このほかオカルトにも詳しかったとされています。
不死身の聖ジャーメイン
聖ジャーメインについて、最も不思議とされるのが1784年に死亡とされているものの、その後もあちらこちらで彼の姿が目撃されていることです。作家のガイ・バラードは1930年代にカリフォルニアのシャスタ山で聖ジャーメインに出会ったと証言しています。また彼は実は何千年も前から生き続け、余計な関心を避けるためにとりあえず死んだことにしているという説もあります。
彼は、フリーメイソンのような秘密結社にも出入りしていたようですが、フリーメイソンの会議にフランス代表として出席していたという記録も残っています。しかしその日付けは、なんと彼が死亡したとされる翌年になっていたことも不思議です。
現在の聖ジャーメイン
現在の聖ジャーメインは、天界において高尚な魂を持つ存在のアセンデッドマスターと考えられています。このアセンデッドマスターには、キリストや大天使ミカエル、お釈迦様、観音様、マザーテレサなどがいます。聖ジャーメインは、周波数の高い第7の光である紫の光を出しているとされ、ネガティブなエネルギーをその紫の光で浄化してくれるのだそうです。
通常彼は、地球を救うためにこの世に降り立ったライトワーカーと呼ばれる人たち(ヒーラーやスピリチュアル・カウンセラーたち)を導く存在として、彼らの間ではよく知られています。しかし、天使や守護霊、お釈迦様などはヒーラーやカウンセラーたちが呼び出すものですが、聖ジャーメインは自分からライトワーカーを選んでメッセージを送ってくるとされています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
中世に生きた不思議な聖ジャーメインは、死後の今もアセンデッドマスターとなって、紫色の光を使って多くの人を救い、変容の助けをしているようです。あなたもいつか彼を目撃したり、または彼からのメッセージが届く日があるのかもしれません。
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