だれもが、日々の生活の中で、まわりの人と関わりながら生きています。友人や家族、職場の同僚や上司……そうした人たちの意見や態度が、自分の気持ちや行動に影響を与えることは少なくありません。
それ自体はごく自然なことですが、ときには「自分の意志」よりも「他人の期待」や「周囲の目」を優先してしまうこともあるのではないでしょうか。こうした「他人軸な性格」は、だれにでも多少なりともあるものですが、とくにその傾向が出やすい人も。
今回は、12星座ごとに「どんな部分が他人軸になりやすいのか」を解説していきます。自分のことを知るヒントにしてみてくださいね。
他人軸とは?
「他人軸」とは、文字通り「他人を基準にして考え、行動すること」。自分の意見や気持ちよりも、まわりの人の反応や評価を気にして決断することが多いことです。
たとえば、「本当はちがう意見だけど、場の空気に合わせてしまう」「嫌われたくなくて、言いたいことを我慢してしまう」「まわりにどう思われるかが気になって、自分のやりたいことができない」など。
こうした傾向が強くなると、気づかないうちにストレスを抱えてしまったり、「本当の自分」がわからなくなったりすることも珍しくありません。他人を思いやることは大切ですが、それが自分を犠牲にするほど強くなると、生きづらさにもつながってしまうでしょう。
【12星座別】どんな部分が他人軸か?
【牡羊座】
おひつじ座はエネルギッシュで行動力がある星座ですが、意外と「まわりからどう見られるか」を気にしています。リーダーシップを発揮することが多いですが、実は「期待される自分」を演じていることも。無理に「カッコいい自分」を作ろうとせず、素直な気持ちを大切にすると、より自然体で輝けます。
【牡牛座】
安定を重視するおうし座は、「みんながそうしているから」「この方法が無難だから」と、まわりに合わせることが多くなりがち。変化を好まないため、周囲の価値観に流されることもあります。他人軸になりすぎると、自分が本当に望むことを見失いがちなので、ときには「自分の気持ち」を最優先にしてみることも大切です。
【双子座】
ふたご座は社交的で、どんな相手にも合わせられる柔軟性をもっています。ただそのぶん、相手に気をつかいすぎて、自分の本心がわからなくなることも。「どっちつかず」な印象を与えないように、自分の意見をしっかりもつようにしましょう。他人の目を気にしすぎず、「自分がどうしたいか」を意識すると、より魅力が引き立ちます。
【蟹座】
かに座はやさしく、周囲の人を大切にする星座です。そのため、「相手のために」と自分を犠牲にすることが多くなりがち。家族や友人の期待に応えようとがんばりすぎてしまうこともあります。他人軸が強くなりすぎると、自分の気持ちが後回しになってしまうので、「自分がどう感じているか」をしっかり確かめることが大切です。
【獅子座】
しし座は自信家に見えますが、実は「周りにどう思われるか」を気にしてしまう一面があるのです。「人から尊敬されたい」「目立つ存在でいたい」という思いが強いため、他人軸が強くなると、自分らしさを見失うことも。ありのままの自分でいても、じゅうぶんに魅力的であることを忘れないでください。
【乙女座】
おとめ座は几帳面で努力家な星座ですが、完ぺきを求めすぎるあまり、周囲の評価を気にしすぎることがあります。「ちゃんとしなきゃ」「失敗したらどうしよう」と考えすぎると、他人軸が強まり、自分を縛ってしまうことも。もっと肩の力を抜いて、自分を認めることが大切です。
【天秤座】
てんびん座はバランス感覚があり、人間関係を大切にする星座です。そのため、「人に嫌われたくない」という気持ちが強く、自分の意見を押し殺してしまうことも。他人軸が強くなると、「結局、自分はどうしたいの?」と迷うことが増えてしまいます。ときには勇気を出して、自分の気持ちをしっかり伝えてみることも大事。
【蠍座】
さそり座は深い絆を大切にする星座ですが、信頼した人にはとことん尽くす傾向があります。好きな人や大切な人の期待に応えようとがんばりすぎることも。他人軸が強くなると、自分の意志よりも相手を優先しすぎてしまうので、自分の幸せも大切にする意識をもつと良いでしょう。
【射手座】
自由を愛するいて座ですが、「自由な自分でいなきゃ」と意識すると、逆に他人軸になってしまうことがあります。まわりの期待に応えるために「常に新しいことに挑戦しなきゃ」と焦るケースも。もっと自分のペースで楽しむことを意識すると、より自由を満喫できます。
【山羊座】
責任感が強いやぎ座は、「期待される自分」を演じがちです。仕事や役割をしっかり果たすことを大切にするあまり、自分の気持ちを後回しにすることも。他人軸が強まりすぎると、プレッシャーに押しつぶされてしまう場合があるので、自分のペースを守ることも大切です。
【水瓶座】
みずがめ座は独自の価値観を大切にする星座ですが、実は「個性的でいなきゃ」とプレッシャーを感じることも。他人軸が強くなると、「普通じゃダメ」と思い込んでしまうことがあるのです。もっと自然体でいることが、自分らしさを輝かせるポイントです。
【魚座】
うお座は感受性が豊かで、人の気持ちを敏感に察することができます。そのため、他人の感情に振り回されやすく、自分の意見を後回しにしがち。もっと自分の心の声を大切にすると、より生きやすくなるでしょう。
まとめ
12星座それぞれ、異なる形で「他人軸な性格」があらわれます。他人を思いやることは素敵ですが、自分を犠牲にしすぎると、ストレスや迷いが生まれるのです。大切なのは、「自分軸」とのバランス。少しずつ「自分の本音」に耳を傾けることで、より充実した毎日を送れるでしょう。
