夜空に描かれている星座は、ギリシャ神話をモチーフにして作られています。宇宙の星々から古代ギリシャで言い伝えられた神々のストーリーに想いを馳せてみませんか。
今回は、星座マークの意味と由来を掘り下げ、星座が持つ神話や神秘的なメッセージをご紹介します。
目次
星座のマークの意味や由来
星座のマークは、ギリシャ神話に登場するキャラクターがモチーフとなっていることがほとんど。そんな星座マークの詳しい意味や由来をご紹介します。
【牡羊座】黄金の羊
牡羊座のマークは、神が使わせた黄金の羊をモチーフとしています。
生贄にされそうになった兄妹を逃すために神が使わせた黄金の羊こそ、牡羊座の正体。ただ、この羊が助け出せたのは兄のみ。牡羊座の高い行動力とうっかりしやすい無鉄砲さのもととなる神話です。
【牡牛座】神が変身した牛
牡牛座のマークは、神が恋をした女性と結ばれるために変身した姿をモチーフとしています。
地上の女性の中でも特に美しかったエウロパ。彼女と結ばれたかった神は、美しい牛の姿に変身し、彼女を連れ去ります。牡牛座の持つ美しさと愛される力を連想させるロマンチックな神話ですね。
【双子座】神の息子たち
双子座のマークは、双子である神の息子をモチーフとしています。
とても仲の良い双子の兄弟は、実は神様の息子。ですが、弟だけが神の持つ不死身の能力を引き継いでしまったのです。ある日、兄は死を迎えます。弟は神を説得し不死身を捨て、兄と二人で天に昇ったのだとか。
【蟹座】女神が遣わせた蟹
蟹座のマークは、英雄と戦って惜しくも敗れた蟹をモチーフとしています。
蟹座のモチーフとなっている蟹は、女神から英雄討伐の命を受けた蟹です。しかし、惜しくも戦いには敗れることに…。蟹座の持つ女性的な要素は、女神様に由来しているのかもしれません。
【獅子座】英雄と戦う獅子
獅子座のマークは、英雄と三日三晩戦い続けた怪物をモチーフとしています。
英雄が戦った獅子は、かなり強い怪物でした。あまりに強かったので、英雄もかなり苦戦したんだとか。最終的には負けてしまいますが、獅子座が持つタフさを連想させる神話です。
【乙女座】娘を想う女神
乙女座のマークは、愛娘を嫁に出した女神様をモチーフとしています。
いくつかの神話がありますが、今回ご紹介するのは親子の絆を感じさせるエピソード。豊穣の女神様は、冥府に嫁入りした娘の不在を嘆き悲しんでいました。その女神様が乙女座の由来です。
【天秤座】善悪を計る天秤
天秤座のマークは、女神様が持つ善悪を計る天秤をモチーフとしています。
古くは人間と神々が共に過ごしていたのだそう。その頃、最後まで地上に残った女神様が持っていた、正義を計る天秤が天秤座のモチーフなのだとか。天秤座の公平さを感じさせる神話ですね。
【蠍座】暴漢を倒した蠍
蠍座のマークは、暴漢を倒した蠍をモチーフとしています。
昔々、多くの人がとある暴漢の存在に悩まされ、討伐を考えていました。その彼を討伐したのがこの蠍座。女神様に遣わされた存在です。蠍座の用意周到さは、この神話に由来するのですよ。
【射手座】半人半馬の賢者
射手座のマークは、半人半馬の肉体を持つ賢者をモチーフとしています。
ギリシャ神話には、半人半馬の種族が存在します。ですがこの種族、荒くれ者だったとか…。そんな中、唯一知的であった人物が射手座の由来です。射手座の持つ文武両道さは、この人から譲り受けたもの。
【山羊座】山羊の神
山羊座のマークは、山羊の神をモチーフとしています。
山羊座、実は神様がモチーフ。その神様が仲間達と宴会を開いていたとき、突然現れた怪物から身を守るために変身した姿です。上半身は山羊で下半身が魚なのは、川に飛び込んだからなんですよ。
【水瓶座】眉目秀麗な王子
水瓶座のマークは、美し過ぎる王子をモチーフとしています。
水瓶座は、あまりに美しい王子が星座になった姿。この王子はあまりの美しさに神から求められ、神々の国でいつも給仕をしているのです。これが、水瓶座は美男美女が多いと言われる所以。
【魚座】愛の女神と息子
魚座のマークは、愛の女神とその息子をモチーフとしています。
魚座の正体は、実は愛の女神様と、愛を司る天使の息子。山羊座の神話と同じ宴会中に怪物から逃げるために変身した姿が魚だったのです。優しく愛のある魚座にぴったりの神話ですね。
まとめ
占星術は、古代ギリシャの神々に由来するところが大きいのです。夜、星を見上げることがあれば、是非占星術や神々に想いを馳せてみてくださいね。
