パワースポット

四国お遍路1番札所【霊山寺】は発願&逆打ちには満願の寺!御朱印と見どころ

四国1番霊山寺

四国88ケ所霊場巡礼(遍路)とは、空海(弘法大師)が修行された足跡をたどって巡る旅です。四国お遍路1番札所の霊山寺は、八十八カ所霊場巡拝の最初のお寺で「発願(ほつがん)の寺」あるいは「一番さん」としてお参りに訪れる人が絶えないお寺です。

初めて霊場を訪れた人や、これから約1460キロの巡拝を始めようとする人へ、お参りの作法や心得などを教えていただけるお寺でもあります。また、逆打ち(88番札所から反時計回りにまわること)をしてきた人には満願のお寺です。霊山寺とはどのようなお寺でしょうか。その歴史や見どころ、御朱印をご紹介します。

霊山寺とは

四国1番霊山寺・入り口の石碑

815年に弘法大師がこのお寺を訪れ、滞留して修法したとき、一人の老師を多くの僧たちがとりかこんで、熱心に老師の話を聴いている光景が浮かびました。それは、天竺(インドの古名)の霊鷲山(りょうじゅせん)で釈迦が弟子たちに仏法を説く光景だと感じ、大師は、天竺の霊山を大和(日本)に移すという意味の「竺和山・霊山寺」と名づけたと伝えられています。

札所番号について寺伝では、弘法大師がここで修法をされたときに、納めた念持仏が釈迦誕生仏像であったことから1番札所と定められたとあります。

しかし一方で、庶民の間で霊場巡拝が盛んになった江戸時代、四国を修行した僧が1687年に出版した『四国遍路道指南(しこくへんろみちしるべ)』で、各寺に札所番号を記したのが始まりだという説があります。当時大阪から四国へ渡るのに、阿波(徳島県)の鳴門から入る道があり、鳴門の港に近い霊山寺が1番と定められたのだというのです。

霊山寺のご本尊とご利益

四国1番霊山寺本尊御影

ご本尊は弘法大師作と伝えられる釈迦如来坐像で、身の丈14センチほどの銅造で、左手に玉を持っています。釈迦如来とは、仏教を開いたお釈迦様が悟りをひらいた姿をあらわした仏像です。その形象から、智恵を授け、光を放って世界を照らし、畏れをとり除き、望むものを何でも与えてくださる仏様です。そして、泥の中から美しい花を咲かせる蓮の台座に乗り、清らかな世界にいらっしゃいます。もろもろの願い事をかなえていただけそうですね。

また、仁王門を入って左側に手水舎があり、その横に「縁結観世音菩薩像」が安置されています。この観音様に浄水をかけながらお願いごとをすると、さまざまな縁結びにご利益があるとされています。

四国1番霊山寺

霊山寺の見どころ

発心の門(ほっしんのもん)

四国1番霊山寺

駐車場の横に、鳥居に似た朱色の門があります。この「発心」と書かれた門をくぐると仁王門の前に出ます。いよいよお遍路スタートという気持ちづくりに最適ですね。

仁王門


仁王門は歴史を感じさせる入母屋造りの楼門ですが、なぜか仁王門の前にお遍路姿のマネキン!一瞬ミスマッチな印象を受けますが、よく見るとかわいいお遍路姿のマネキンです。1番のお寺ということもありお遍路用品を販売しているので見本に設置しているとか…。

四国1番霊山寺

泉水池

四国1番霊山寺

仁王門を入ると、大きく美しい錦鯉が泳ぐ泉水池があります。また、蓮の葉の上でにこやかな顔で合掌している黄金童子像には、思わずほほえんでしまいます。

四国1番霊山寺

この蓮の葉にお賽銭が乗ると願いごとがかなうそうですよ。トライしてみてはいかがでしょうか。

本堂

四国1番霊山寺・本堂
仁王門の正面奥にある本堂の奥殿には、弘法大師作と伝えられる本尊の釈迦如来坐像が安置されています。秘仏で2014年に4カ月間開帳されました。

拝殿の天井にびっしり並んだつり灯籠はすばらしく、

四国1番霊山寺

天井画の龍は今にも動き出しそうな勢いがあります。1891年の出火の折にも焼失をまぬがれた江戸時代の建物です。
四国1番・本堂天井画の龍

大師堂

四国1番・大師堂
四国88カ所霊場のお寺は、いずれも弘法大師ゆかりのお寺です。必ず、本堂の他に大師堂があり、重要なお参りスポットです。泉水池の右手にありますので、忘れずにお参りしましょう。

多宝塔

四国1番霊山寺・多宝塔
泉水池の左手に、応永年間(1394年〜1428年)に建造され、1582年の兵火で焼け、江戸時代初期に再建され、1891年の出火では本堂とともに焼け残ったという多宝塔があります。五智如来像が安置されており、風格のある塔です。

十三仏:不動明王と十二仏の石像

四国1番・不動明王堂

本堂の左側に不動明王坐像が安置された不動明王堂があり、続いて十二仏立像が並んでいます。十三仏は、人の死後初七日から三十三回忌までのそれぞれの追善供養を担当する仏さまです。
四国1番・十二仏

不動明王・釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩・薬師如来・観音菩薩・勢至菩薩・阿弥陀如来・阿閦如来(あしゅくにょらい)・大日如来・虚空蔵菩薩です。自分の十二支の守り本尊になっている仏さまは必ず拝みましょう。

御朱印とお守り

四国1番霊山寺・御朱印5451
本堂と大師堂でお参りをすませたら、納経所で御朱印がいただけます。霊山寺の御朱印は、中央に梵字と「釈尊」の二文字、蓮台に「霊」の御朱印、右上には「四国第一番」の御朱印と「奉納」の文字、左下に「霊山寺」の文字と院号の「一乗院」の御朱印です。シンプルですが崇高な印象を受けます。

納経所は個人用が本堂の右側に、団体用が東側の駐車場から入ってすぐの所にあります。1番のお寺だけあってお参りに訪れる人が多いのでこういう配慮がなされているのですね。

配慮といえば、このお寺では、本堂の右隣で、これからお遍路を始める人のために、お参りに必要なことを説明してくださいます。巡拝用品の販売もされています。とても親切で、安心してお参りを始められそうですね。また、駐車場のそばの総合案内所でもお遍路グッズなどを購入できます。

お守りはいろいろな種類がありますが、「十三仏」の中の8仏が十二支の守り本尊となっていることにちなんだお守りがありました。その8仏と十二支との関連は次のようになります。
子:観世音菩薩
丑・寅:虚空像菩薩
卯:文殊菩薩
辰・巳:普賢菩薩
午:勢至菩薩
未・申:大日如来
酉:不動明王
戌・亥:阿弥陀如来
私は卯歳ですので、文殊菩薩のお守りを買いました。
四国1番霊山寺・御守り6836-side

まとめ

四国お遍路1番札所【霊山寺】はいかがでしたか?

2016年は申歳(さるどし)の閏年でした。通常の3倍のご利益がある60年に一度のチャンスということで、88番札所から1番札所へと反時計回りにお参りする逆打ちが人気でした。

2016年、私は初めての四国霊場巡りでしたので、旅行会社が企画するバスツアーにお世話になることにしました。4月から1ケ月に1回、ほぼ各県ごとに2〜3泊で、5月・10月・11月の4回に分けてお参りしました。
逆打ちにとって、「1番さん」は最後のお寺。お参りが済んだときは「ああこれでやっと終わった」という達成感と、「もう終わってしまった」という寂しさが半々でした。そして「満願之証」(2000円)をいただいたときは感動でした。
四国・1番・霊山寺・満願証

霊山寺は、「さあこれから四国霊場巡りを始めるんだ」と決意する人や、「やっと終わった」とほっとする人が交錯するお寺です。それぞれの思い入れが強いお寺です。

四国お遍路の霊場は何回も巡拝する人が多いことも特徴です。2回3回と納経帳に御朱印を重ねていただくことや、納札(おさめふだ)を白札から緑・赤・銀・金・錦札へとグレードアップさせていく楽しみもあるようです。

四国お遍路で、徳島は「発心(ほっしん)」、高知は「修行(しゅぎょう)」、愛媛は「菩提(ぼだい)」、香川は「涅槃(ねはん)」の道場とされています。これは諸尊の悟りの世界を描いた曼荼羅(まんだら)に表される真言密教で、各自が自分の中の仏性に目覚めて成長していく過程と四国4県を重ね合わせたものだそうです。
知れば知るほど奥が深いのですが、まずは何かを拝み、祈ることから始めてみてはいかがでしょうか。

四国88箇所 基礎知識
四国 88 箇所霊場お遍路|基礎知識と正しい参拝方法 四国88ケ所霊場巡礼(遍路)とは、弘法大師が修行された足跡をたどって歩くことです。 四国遍路は、『阿波』『土佐』『伊予』『...
四国八十八箇所 お遍路
四国八十八箇所霊場お遍路巡り一覧まとめ 四国といえば八十八箇所霊場のお遍路をイメージされる方も多いのではないでしょうか。 お遍路とは、弘法大師の足跡をたどって霊場を巡りま...

あなたの好きな人は本当に運命の人?

97%の人が当たっていると実感!
その中でも恋愛運が女性から大人気!

片思い中の人も、いまお付き合いしている人も、自分の本当の運命の人は誰なのか知ってみたくないですか?

あなたが選んだタロットカードや生年月日をもとに導き出される 『恋愛タロット占い』が大好評!

いつ、どこで運命の人と会えるのかも今なら期間限定で診断カルテを無料でプレゼント!

この機会にあなたの運命がどうなるのか知りたい方は是非やってみて下さい。

ABOUT ME
Written by ゆうこ
Written by ゆうこ
卯年、山羊座。元国語教師。趣味は、温泉旅行や食べること。百人一首競技かるたは選手&読手A級。お寺や神社に立つと、幾度もの興亡が繰り返され、再建・再生され、長年月維持し、受け継いできた無数の無名の人々がいたことを思わずにいられません。そういう人々の思いを少しでも伝えられたらと思っています。 共著書:『新渡戸稲造の至言』(新渡戸基金発行)

POSTED COMMENT

  1. アバター 鈴木政雄 より:

    いつもながら良い記事ですね、私もお遍路巡拝しましたが霊山寺に初めて参拝したとき。ご住職のお話に神妙に聞き入った事を思い出しました。
    見落としか、忘れたのか分かりませんが、新鮮宗な気持ちで拝読しました。宗派にとらわれずに巡拝出来るのが良いですね。
    帰ってくると俗人となっています。写真と記事を読んで又参りたいと思いました。今は足を痛めていますので、出かけられませんが、何度も行きたくなると説明されたことが実感できます。有難うございます。

    • spbreath spbreath より:

      こんにちは。ご訪問ありがとうございます。1回目のお参りは緊張して何がなんだかよくわからないでお参りしている感じがしますよね。帰ってからガイドブックやネットなどで確認すると、あれも見ていない、これも見落としたということがたくさんあって、また行かなくちゃ、また行きたくなるというのが、四国霊場の特徴のような気がします。鈴木様は足を痛めておられるとのこと。治りましたらぜひまたお出かけください。お大事に。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ある程度の長さの平仮名や漢字が含まれないコメントは受付けておりません。(スパム対策)

error: Content is protected !!