四国霊場第25番札所の津照寺(しんしょうじ)は、地元では通称津寺(つでら)と呼ばれ、弘法大師はこちらの山の形が地蔵菩薩様の持っている宝珠(ほうじゅ)という欲しい物を思いのままに出すことができる玉の形に似ているということで、延命地蔵菩薩を刻み海上安全や大漁祈願を祈念されたと言われています。
目次
【山門】

【山門への参道】

大きな看板には、津照寺への道案内がわかりやすく書かれています。その脇には、石塔に『四国第二十五番霊場 津寺(つでら)』と書かれていますが、やはり地元では津寺(つでら)との通称で親しまれていたことがわかりますね。

さらに石塔の向かって左脇には、西寺と掘られているのが写真では見えると思います。これは次の札所『金剛頂寺』が西寺の通称で呼ばれているので、西寺への距離はどれくらいですよと示す武田徳右衛門氏の標石です。
【山門】

柱に屋根がついた簡素ですが赤い色が周りの景色の中で鮮やかに彩られた門で、125段の急勾配の石段がどーんと見えます。
【一木神社や写経大師尊像】

山門を入って左にある一木神社が鳥居の写真で、江戸時代に、室津港の工事で人柱となった一木権兵衛を祀っているそうです。向かい合う階段中腹右手には、写経大師尊像 写経大師と漁業殉職者霊塔と石仏も祀られています。

階段手前右にある植野蔵次翁記念碑とひっそりと佇む「稲荷大明神」。急な階段からおりてきてホッとした頃に現れて拝むことができます。
【鐘楼門】

竜宮城のような鐘楼門は、石段の途中にあります。

鐘楼門手前から振り返って左に見えるのが大師堂です。
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