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御守り
四国88ケ所霊場でそれぞれの御守りもあります。ご縁を感じたところで手にするのも魅力の1つですね。
「干支の守護仏」といって、仏教では、生まれ年の干支によって守り本尊が割り当てられているそうです。1番の霊山寺は「一番さん」として親しまれているそうですし、逆打ちをした私にとっては、結願のお寺でしたので、何か霊山寺の御守りがほしくて買ったものです。
干支の守護仏を紹介しますね。
- 子年:千手観音菩薩(千の慈手・慈眼をそなえて、衆生を済度する。)
- 丑年・寅年:虚空蔵菩薩(虚空のように広大無辺の福徳・智慧を蔵して、衆生の諸願を成就させる。)
- 卯年:文殊菩薩(仏の智慧(般若)を象徴する。)
- 辰年・巳年:普賢菩薩(仏の理法・修行の面を象徴する。)
- 午年:勢至菩薩(智慧の光をもってあまねく一切を照らし、衆生の迷いを除き、無上力を得させる。)
- 未年・申年:大日如来(宇宙と一体と考えられる汎神論的な密教の教主。)
- 酉年:不動明王(大日如来が教化し難い衆生を救うために忿怒の姿を仮に現したものとする。)
- 戌年・亥年:阿弥陀如来(西方にある極楽世界を主宰するという仏。)
散華(さんげ)
四国遍路では、日本遺産に認定された記念に四国八十八ケ所霊場会が、平成28年1月1日~29年5月31日まで散華を配布しました。納経帳か掛け軸に御朱印をされた方に1枚ずつ付けてくださったのです。2016年はうるう年ということで、私たちツアー参加者には台紙もプレゼントされました。
4枚に分かれていて、讃岐・伊予・土佐・阿波の各国ごと(現在の香川・愛媛・高知・徳島県ごと)に散華を貼り、
讃岐

伊予
土佐
阿波
4枚を合わせるときれいな蓮の花が咲いたようになります。
巡拝の作法について
①山門で一礼します。遍路用の菅笠はかぶったままでもいいのですが、帽子は脱ぎます。お寺を出るときにも同じように一礼します。
②手水舎で手と口を清めます。ひしゃくを右手で取り、水をすくい、まず左手を清め、次に右手を清め、左の手のひらに水を受けて口をすすぎ、最後にひしゃくの柄をきれいにします。これを一杯の水で行います。この作法は神社も同じですね。
③鐘楼の鐘をついてもいいお寺では鐘を1回つきます。参拝後につくのは「戻り鐘」といって縁起が悪いとされます。お堂でお経を唱えている人がいる場合は遠慮した方がいいでしょう。
④本堂で線香3本、ローソク1本を立てます。線香は仏様を香でもてなします。
ローソクは心にともす智恵です。種火を置いてあるお寺もありますが、ないお寺もありますので、ライターを用意しましょう。人が立てたローソクから火をもらうことは絶対にしてはいけません。人の願いを奪ってしまうことになりますから。
⑤線香は中心から、ローソクは上の段や奥の方から立てます。いずれも後の人がやけどをしないようにという配慮です。
⑥納札を納札箱に入れ、写経は写経奉納箱に入れます。四国霊場にはたいてい2つの箱が置いてありますので、まちがえないように入れてくださいね。
⑦供物料としてお賽銭を納め、合掌します。このとき、本堂の上に吊されている鰐口(わにぐち)があれば鳴らしてもかまいませんが、お経を唱えている方がいらっしゃる場合は、遠慮します。綱にそっと触れるくらいにします。
⑧御本尊とつながる五色線や五鈷などが置いてあればぜひ触れてください。お堂の正面は後からお参りにくる人のためにあけて、左右のどちらかに寄って経本を見ながらお経を唱えるようにしましょう。
お経を唱えられない人は、最低でも御本尊真言を3回唱えてからお願い事をしましょう。真言は本堂に書いてあります。例えば大窪寺は御本尊が薬師如来様ですので、「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」を3回唱えます。それぞれ御本尊によって真言が違います。
⑨四国88箇所霊場には本堂のほかに弘法大師を祀った大師堂がありますので、必ずお参りしましょう。
大師堂でも本堂と同じ動作を繰り返しますが、御本尊真言は唱えません。やはり最低でも弘法大師の御宝号「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」を3回唱えてからお願い事をしたいですね。
お接待について
土地の人がお遍路さんにお茶やお菓子をふるまうことを「お接待」といいます。お遍路さんは弘法大師その人であるという信仰心や、自分の代わりにお参りしてくださっているのだという考え方による風習です。
まとめ
四国88箇所霊場巡礼(お遍路)についていかがでしたか?
独特の文化である四国遍路ですが、知れば知るほど奥が深いですね。
それぞれの目的である修行や供養、願いを胸に弘法大師の足跡を巡る旅がより充実したものとなれば幸いです。
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