
物やお金に恵まれていても、それで満たされることがないのであれば、物理的な豊かさはかえって不幸に思えるかも。経済的には厳しくても家族が健康であること、今日を楽しく生きられることが幸福だと感じられるのならそれが一番かもしれません。
ソクラテスの名言から、答えを外に求めすぎない生き方を読み解きます。人生に迷った時、自分の内側に目を向けるきっかけを与えてくれる、静かで深い言葉を集めました。
目次
ソクラテスの名言①
生活して行く中で不便や差別を感じることがあるかもしれません。でもひとりの力では、社会や国のあり方を変えて行くなんて難しいですよね。
だからと言ってなにも行動しなければ、望まない状況はいつまでも変わらないまま。納得の行かないことがあるなら、こんな事実があるのだと声を上げる。ひとりでは難しいなら、同じ状況にある人と協力をする。
そんな風に自分自身からなにかの行動を起こして行くことで、自分を取り巻く状況を変えて行ってくださいね。
ソクラテスの名言②
自分がされたらイヤなことは、人にしてはいけませんと子どもの頃に大人から叱られたことはないでしょうか。子どもの頃にはそうして叱られたことがあったとしても、自分が大人になると意外に無頓着になることも。
悪気がないとしても、人が不快に思うこと、怒るようなことをすべきではありません。実際に行動する前にそれは相手を怒らせるようなことではないか、不快に思われるようなことではないか、一度考える習慣をつけると良いでしょう。
ソクラテスの名言③
経済的に豊かになると、生活の中のささやかな幸福などに気付きにくくなることも。ブランド品など持っていなくても、高級なお店での食事の予定などなくても、たとえば朝から良い天気というだけで気分良く一日を始められます。
駅に向かう道できれいな花を咲かせたお庭を見かけたら、ちょっと楽しい気分になるかもしれません。渋滞に引っかからなかったり、運よく電車で座れたりしただけでも、ラッキーですよね。
自分や家族が元気で健康に過ごせているだけでも、本当はとてもすばらしいことです。日々のなにげないことの中に幸福を見つけて、一日一日を大切に過ごして行ってくださいね。
ソクラテスの名言④
自分は無知だという自覚があるなら、成長するためにもっと知ろう、学ぼうという意識が湧くものです。しかし自分が無知だという自覚がなければ、特に学ばなければという意識も湧かず、成長も止まってしまうでしょう。
どんな立場になっても、ある程度歳を取ったとしても、日々新しいことを学ぼうと思える前向きさや謙虚な姿勢が、成長へと結びついて行くのです。
ソクラテスの名言⑤
なりたい自分になるためにはどうすればいいのでしょうか。一生懸命勉強すること、周囲の人と誠実に接すること、ウソをつかないこと、謙虚な姿勢を心がけること。望む自分によってその方法はいろいろでしょう。
でも自分が理想とする姿に近づく、あるいは保ち続けるには、継続した努力が必要です。そうした努力し続けられるあなたの前向きさや人間性を周囲の人は見ていて、そこを評価された結果が、良い評判となるのでしょう。
ソクラテスの名言⑥
周囲の人が自分のことをなんでも認めて誉(ほ)めてくれる人ばかりだったなら、ストレスもなく良い気分で日々を過ごせるかもしれません。でも間違っていること、人の道を外れるようなことをしても誰も止めてくれないのなら、それはあなたのためにはならないでしょう。
間違ったときには指摘して正してくれる人こそ、あなたを大切に思ってくれている、成長を願ってくれていると言えます。
信頼や誠実さはお金では買えない財産。そうした信頼や誠実さを持って接してくれる相手との関係こそ、大切にしてくださいね。
ソクラテスの名言⑦
経済的に大変だったり思うようにものごとが進まなかったりすると、ちょっとズルをしたり不誠実なことをしたりしてしまうかもしれません。
でもどんな状況であっても、自分が苦しい立場であったとしても、周囲の人には誠実に接する、良心が痛むような生き方はしないことを心がけていれば、まっすぐに顔を上げて生きて行けるでしょう。
誰に見られていなくてもお天道(てんと)様は見ているもの。そう思って生きていれば、後ろめたく思うような言動が減るかもしれませんね。
ソクラテスの名言⑧
自分が思うような人生を送れていないと、他の誰かのことをねたましい、うらやましいと思ってしまうかもしれません。でもそうしたマイナスの感情は、自分自身の人としての品位などを落としてしまうもの。
相手をねたましく思う気持ちは日頃の言動や表情などに表れて、たとえ顔立ちや身につけているもの、あるいは本来の心根が美しくても、ゆがんで醜(みにく)く見えるかもしれません。
誰かをうらやましく思うことがあったとしても、なら自分も頑張ろうと発奮材料にして前向きに受け入れるようにすると良いでしょう。
ソクラテスの名言⑨
なんらかの案件を大量に、なおかつ質良くこなすことができればそれが一番です。でも量と質のどちらかを選ぶ必要があるのなら、多少こなせる量は減るとしても、質の良さを保つことを心がけた方が今後の成果にもつながっていくでしょう。
量はこなせるけど質が悪いなどと言われないよう、地道にコツコツと成果を積み上げて行ってくださいね。
ソクラテスの名言⑩
贅沢(ぜいたく)に慣れてしまうと、質素な生活に戻すのはなかなか難しいものです。でも今あるもの、自分の力で手に入れられるもので満足できるのなら、それが身の丈にあった生活であり、幸福だと言えるでしょう。
上を見ればキリがありません。自分の手の届く範囲での幸福を見つめ直してみてはどうでしょうか。
ソクラテスの名言⑪
嘘をつきつづけようと思うと、どうしても現実とはつじつまが合わない部分が出てきます。その場限りで済んでしまうことならともかく、他のなにかと関連のある嘘だったなら、次から次へと嘘を重ねて行くことに。
そうした不自然な積み重ねはいつしかバレるものです。あるいは嘘をついたことで、自分に不利益が返ってくるかもしれません。嘘などつかずに日々を過ごすことが一番良いのでしょう。
まとめ
幸せや人生を考えるとき、もちろん経済的に豊かな方が良いでしょうし、順調であるにこしたことはありません。
でももっとシンプルに、自分や大切な人が元気であればそれでいい。豊かでなくても、困るほどでないならそれでいいと思えるのなら、人生は意外な幸福に満ちているのかもしれません。
不満を数え上げる前に、晴れて良かった、特になにもなく元気に過ごせて良かったと前向きに考えてみてくださいね。



