
最近よく耳にするのが「スピリチュアルフード」という言葉です。これは食べることでその人の波動が上がり、運気も上がって来るような、特別な食べ物を指していいます。
世界中にはいろいろな文化に根づく、数多くの特別な食物や食事がありますが、私たちが日ごろよく目にしたり食したりしているものの中にも、スピリチュアルフードはあります。
では世界各国のスピリチュアルフードには、どのようなものがあり、どのようにして楽しめるのでしょうか?
スピリチュアルフードとは

スピリチュアルフードとは、ある食べ物を食べることによって、その人の体と心のエネルギーが整えられたり、精神的にも高められるような食べ物のことです。
畑から直接とってきたものを、そのままスピリチュアルフードとして食することもあります。
食物は新鮮な材料を用いることで、その食物が持つエネルギーを得ることができ、また作り手の気持ちや愛、エネルギーもそこに込められるのです。
世界に存在するスピリチュアルフードの多くは、宗教的な儀式のためであったり、自然に対する感謝の気持ちを伝えるために作られるものや、心身の浄化を目的とするものです。
またこれらの特別なエネルギーを持つ食物を食べることは、栄養の補給という面だけではなく、心と体が宇宙と繋がり、また食べることが波動を高めて邪気を払う役割も果たしてくれるのです。
日本にも邪気を払う食べ物として小豆があり、また手で握るおむすびは、心と魂を込めて作り、三角形にすることでその先に神様が宿る、特別なスピリチュアルフードと言われています。
では世界には、どのようなスピリチュアルフードがあるのでしょうか?
韓国のスピリチュアルフード

お隣の国、韓国の食文化には日本でも触れることが多く、韓国料理は人気のある食事のひとつです。
そんな韓国は、仏教などの宗教的な影響を受けた食文化が根づいています。
日本でいう精進料理にあたる「寺刹飲食(サチャルウムシク)」は、仏教寺院で1500年以上も伝わる料理で、魚や肉などの動物性食材や、香りの強い野菜は用いずに作った食事です。
主にシイタケや昆布、しょうゆなどでダシを取り、そこに大根や厚揚げを入れて炊いた、やさしいお味のものが主です。
胃腸にやさしく、免疫力アップにも効果がある食事で、スピリチュアル的には気を高めて魂を浄化し、グラウンディングするのにも役立つとされています。
また薬膳料理も盛んな韓国では、鶏肉に高麗人参やナツメを詰めて煮込んだ「サムゲタン(参鶏湯)」も人気の料理です。
こちらもスピリチュアル的には気を高め、心身の浄化、そして体内の陰陽のバランスも整えると言われています。
韓国の日常的な鍋料理で、日本でも人気の高いチゲは、肉や魚介類、野菜、豆腐などを、みそ、コチュジャン、キムチなどを加えて煮込んだ料理です。
このチゲは、東洋の「陰陽五行説」や「薬食同源」の思想に基づく料理で、栄養が摂れるだけでなく、心と体にも効果のあるスピリチュアルフードです。
チゲのスピリチュアル的効果は、心身の浄化と辛味による刺激によって幸福感をも与えてくれ、前向きな気持ちにさせてくれるということなのです。
中国のスピリチュアルフード

日本でもおなじみの中国の料理は、たくさん存在していますが、実に多くの食材や料理がスピリチュアル的な意味を持っています。
邪気を寄せ付けない霊力を備えていると言われている山椒や、体を温めて殺菌作用があると共に邪気を払ってくれるショウガは、厄除け、開運のスピリチュアルフードなのです。
長い麺は長寿を、そして餃子は中国古代のお金に似ていることから、金運アップをもたらすとされています。
またお菓子の月餅餅(げっぺいもち)は、中秋の名月の時期に食べられる満月を象ったお菓子ですが、家庭円満、健康などの意味を持つ食べ物なのです。
インドのスピリチュアルフード

インドではヒンドゥー教やアーユルヴェーダに基づいたスピリチュアルフードが存在しています。
新鮮な野菜や果物、豆類、穀物、乳製品などの「サトヴィックフード」と呼ばれる菜食食物は、心と体をクリアにし、瞑想やヨガをするときに最高の状態を導く食事と言われています。
インドと言えば誰もが思い出すのがカレーですが、カレーは5000年の歴史に培われた伝統医学であるアーユルヴェーダに基づいた、スピリチュアルフードです。
カレーに使われる多くのスパイスは生薬と同じであり、これらが心と体を整えてくれ、宇宙との調和を意味する食事であるとされています。
インドのお茶で、シナモンやカルダモン、クローブ、ジンジャーなどのスパイスが加えられた「チャイ」も、心と体を浄化してバランスを整えるスピリチャルフードのひとつです。
ニュージーランドのスピリチュアルフード

ニュージーランドの文化には、先住民のマオリ族の文化が大きく影響しています。
マオリ族の間でスピリチュアルフードとして、大切に受け継がれているものがいくつかあります。
そのうちのひとつが「ハンギ」と呼ばれ、地面に穴を掘り、そこに焼いた石を入れて鶏肉、豚肉やサツマイモなどを蒸し焼きにする料理です。
ハンギは、このように地面の中で料理をすることで、地球のエネルギーを体に取り込むことができ、自然と体が一体となる、とても神聖でスピリチュアルなフードなのです。
また皆さんもよくご存じのはちみつ「マヌカハニー」は、マオリ族の人々にとっては「癒しの薬」と呼ばれるほど大切なもので、特に喉には効果があるとされています。
このマヌカハニーも自然のエネルギーが豊富に凝縮されており、癒し効果だけではなく、強い浄化作用、魔除け・邪気払いにも用いられる、神聖なスピリチュアルフードのひとつなのです。
日本でもおなじみのフルーツ、キウイも実はスピリチュアルフードで、栄養が豊富で腸内環境を整えてくれるだけでなく、生命力、富、金運、恋愛と人間関係の調和などを象徴する、パワフルなフルーツなのです。
まとめ
世界にあるスピリチュアルフードの多くは、日本でもお目にかかれたり、食することができるものです。大地の恵みを体に取り入れることで、健康的になるだけでなく、浄化や開運などのスピリチュアル的な役割も果たしてくれるので、一石二鳥ですね。



