この記事では、2020年のスーパームーンはいつ何時に観測されているのかをお伝えします。スーパームーンの定義や2020年以降の観測予定日も紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
目次
2020年のスーパームーンはいつ何時?
2020年のスーパームーンは、日本時間でいう4月8日水曜日の11時35分に満月になると観測されています。ただし日中のため、スーパームーンを見るのは難しいかもしれません。
実は、2020年4月8日の11時35分に観測されているスーパームーンと地球の距離は、約35万7000キロメートル。これは、2016年11月14日に観測され、「月が大きく見える」と話題になったスーパームーンに比較的近い距離なのです。
そんなスーパームーンを日本から観察できないのは残念ですが、日本との時差がある国(スーパームーンが昇るタイミングで夕方から夜になっている国)に行く人は、運よく観察できることもあるでしょう。
スーパームーンの定義
スーパームーンとは「大きな月」?一般の定義はあいまい?
スーパームーンとは、「地球から見た月が最も大きく見える現象」とされています。また、地球から見て最も大きく見える新月や満月のことともいわれています。
ただし、スーパームーンの一般的な定義は明確に定まっていません。というのも、地球から月を見上げたときの大きさは、私たちの主観にゆだねられてしまうためです。
では、2020年のスーパームーンがいつかがわかるのはなぜ?
なぜ、2020年のスーパームーンがいつかがわかるのか?それは、「月が地球に最も近づく日」をスーパームーンが観測できる日としているためです。
通常、物や風景は近づくほどに大きく見えます。そのため、「月が地球に最も近い日=地球から見た月が最も大きく見える日」と考え、スーパームーンの観測日を割り出しているのです。
天文学的にみたスーパームーンとは?
そもそも「スーパームーン」という言葉は天文学用語ではありません。天文学的にみたスーパームーンとは、「点惑星直列」「近点満月」を指します。
- 点惑星直列と呼ばれる理由…月が最も地球に近づくとき、地球、太陽、月が直列に並ぶため。
- 近点満月と呼ばれる理由…楕円形に進む月の軌道を描いた際、地球に近い地点に満月があるため。
天文学の世界で知られるスーパームーンの別称の由来から、スーパームーンとは、「月が最も地球に近づいた状態」または「地球に近い地点に満月がある状態」といえるでしょう。
2020年4月8日以降のスーパームーンはいつ?
2020年内にスーパームーンが観測されている日付は4月8日のみ。参考までに、2021年から5年後までのスーパームーンが観測されている日付もまとめてみました。
- 2021年5月26日
- 2022年7月14日
- 2023年8月31日
- 2024年10月17日
- 2025年12月5日
ただし、2021年~2023年のスーパームーンは「日中」に昇り、2024年~2025年のスーパームーンは「午前」に昇ります。いずれも肉眼で確認するのは難しいでしょう。
ネット上では、スーパームーンがいつ観測できるかという予定表は2040年まで公開されていますが、そのうち「夕方」か「夜」に昇るスーパームーンはありません。
まとめ
「いつか、いつか」とスーパームーンを待ちわびているあなたにとって、2020年4月8日の直近にスーパームーンを観察できないのは残念なお知らせでしょう。
スーパームーンは、それだけ貴重な月ということです。地球と太陽と月が直列に並び、地球から月までの距離(地心距離)が最も近いスーパームーンを見られる日を楽しみに過ごしたいものですね。