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【諏訪大社:下社編】御柱祭の年に四社参りでパワーUP!見どころ&御朱印

目次

秋宮は神楽殿が美しい! 見どころ

秋宮は、JR下諏訪駅から東北へ約0.7㎞、旧中山道と甲州街道の分岐点に鎮座しています。秋宮には旧暦の秋の季節8月1日から翌年1月31日まで御祭神が鎮座されます。

その遷座祭である「お舟祭」が毎年8月1日に行われ、神霊渡御の行列の後、御霊代(みたましろ)を込める「翁・媼(おきな・おうな)」の二体の人形を青柴で作ったお舟に乗せて、春宮から秋宮へ数百人の氏子により曳行されます。

2022年は諸般の事情からお舟の曳行は中止となり、代わりに「翁・媼」の人形を奉持する行列が出されました。

鳥居

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黒く威厳のある鳥居です。

御神湯

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鳥居の手前にも手水舎がありますが、鳥居をくぐって社務所の方へ行くと、手前に温泉の手水があります。冬のお参りにはありがたいですね。

寝入りの杉

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樹齢600~700年の御神木です。丑(うし)三つ時(午前2~2時半ごろ)になると枝を下げて寝入り、いびきが聞こえ、子どもに木の小枝を煎じて飲ませると夜泣きが止まるといわれています。杉の木のいびき、聞いてみたいですね。

さざれ石

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寝入りの杉の右前方にあります。

平安時代前期に発見されたもので、石灰が雨水に溶け、何万年もの間に小粒の石を固めて岩のようになったものです。「君が代」にも歌われています。

神楽殿(重要文化財)

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屋根のラインが美しい三方切妻造りの神楽殿です。幣拝殿を建造した初代立川流の宮大工父の富棟(とみむね)に学び、天保6(1835)年に二代目立川和四郎富昌により落成されました。

しめ縄は2022年の御柱祭に合わせて、前年12月に新しく奉製されました。今回のものは、最大直径約1.4m、全長7.5m、重さは約800㎏。仰ぎ見ているだけで大きなパワーをいただけます。

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神楽殿内部も拝見できました。2月1日の遷座祭にはみこしがこの中を通って春宮に向かいます。

神楽殿前の狛犬は高さ1.7m、青銅製では日本一の大きさとのこと。阿吽(あうん)どちらの像も穏やかな表情で、神楽殿とよく調和しています。

幣拝殿・左右片拝殿  いずれも重要文化財

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神楽殿の後ろにあります。華麗な二重楼門造りで、御幣を奉じる幣殿と拝殿が一体になっています。左右に片拝殿が連なる構造は春宮と同じで、両社はまるで双子の美しい姉妹のようです。

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高島藩主により秋宮の建て替えを命じられ、安永10(1781)年に立川流初代立川和四郎富棟により落成されました。軒まわりに牡丹・唐獅子・象など多くの彫刻が施されています。拝殿内部の竹に鶴の彫刻ともども富棟の代表作となっています。

春宮と同じ絵図面で、大隅流の一派と競い合い、この幣拝殿によって立川和四郎の名声が上がったといいます。

宝殿(ほうでん)

幣拝殿の奥に方三間の神明造り、東西二つの宝殿があります。

6年ごとに行われる御柱祭で交互に一棟が建て替えられます。2022年は東宝殿が新築され、8月1日の「お舟祭」で春宮から遷座されました。

翌2月1日の遷座祭で、こちらの宝殿から幣拝殿と神楽殿の中を通って、春宮へみこしが移動します。

御神木(ごしんぼく)

宝殿の奥にイチイの古木を御神体として祀っています。

イチイは「一位」とも書き、神官が使う笏(しゃく)がイチイの木から作られることから仁徳天皇がこの木に「正一位」を授け、イチイの名が出たとされます。

15mほどの高木になり、成長は遅いが寿命は長い木です。別名にシャクノキ、アララギ、スオウなどがあります。

天覧の白松(てんらんのしろまつ)

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幣拝殿の右側に立つ松は、中国原産の珍しい三葉の白松です。日本に現存するのは30数本とか。昭和39(1964)年に当時の天皇・皇后両陛下がご覧になったことから「天覧の白松」と呼ばれています。

一之御柱(いちのおんばしら)

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幣拝殿の右側に建てられています。一之御柱は直径約1.2m、高さ約17mと一番高く、時計回りに社殿を囲むように二、三、四之御柱が建てられ、順に低くなります。

2022年5月に建て替えられたばかりの、みずみずしい御柱に触れてパワーをいただきました。

子安社(こやすしゃ)末社・安産ひしゃく納所

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向かって左側の片拝殿にずらりと並ぶひしゃく。

片拝殿の左側に子安社があり、諏訪明神の母神である高志沼河比賣命(こしのぬなかわひめのみこと)が祀られており、子授け、安産の守り神として親しまれています。水が通りやすいようにお産を楽にということから底を抜いたひしゃくが安産祈願としてたくさん奉納されています。

二之御柱(にのおんばしら)

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幣拝殿の左側に建てられています。こちらも建て替えられたばかりのみずみずしい御柱です。そっと触れてパワーをいただきました。この奥の方に三之御柱があります。

四之御柱(よんのおんばしら)

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一之御柱の奥にあります。残念ながら触れることはできませんでした。

おみくじ

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社務所に黒曜石おみくじと翡翠おみくじがあります。どちらも初穂料は300円。

おみくじ結び所

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白・赤・黄・緑のいろどりがきれいです。

絵馬掛け所

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「夢叶」の文字が力強い!

御朱印

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秋宮の御朱印です。右下の紫色の印は御柱祭年の特別印です。中央に「秋宮」の文字、周囲の文字は春宮の特別印と同じです。初穂料は500円で、社務所でいただけます。

四社まいりの記念品

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四社の御朱印がそろうと記念品がいただけます。

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今年は、片側に諏訪大社の鳥居と御神紋の梶の葉、もう一方に八ケ岳と諏訪湖の御神渡り(おみわたり)をデザインした小銭入れでした。なんだか達成感を感じ、うれしくなりました。記念品は四社目の御朱印授与所でいただけます。忘れないように申し出ましょう。

秋宮の駐車場から見える諏訪湖 

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高台にある駐車場からの眺めです。明るい空間がひろがり、“この対岸に上社があるのだなあ”などと思いを馳せました。

おみやげには名物の塩羊羹(しおようかん)

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秋宮の鳥居を出て、右へ坂道を下っていくと、明治6年創業の新鶴(しんつる)本店があります。こちらの塩羊羹は、創業以来、十勝の小豆と地元の寒天を材料に、楢の薪を焚いて練り上げる手作り製法です。かすかな塩味が絶妙でさっぱりしたおいしい羊羹です。紙袋入り小950円、中1,800円、大2,700円のほか、小分けサイズ280円もあります。

餅饅頭も人気があるそうですが、お昼ごろに行ったのにもう売り切れでした。お早めに。

長野県諏訪郡下諏訪町木の下3501 営業9:00~17:30 ☎0266-27-8620 水曜日定休

アクセス

春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193 ☎0266-27-8316
JR中央本線「下諏訪駅」下車。徒歩15~20分(1.3㎞)。タクシー5~7分

秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828  ☎0266-27-8035
JR中央本線「下諏訪駅」下車。徒歩10~15分(0.7㎞)。タクシー約4分

※下諏訪駅から近いのは秋宮です。春宮と秋宮の距離は約1㎞。徒歩で15~20分くらいでしょう。下諏訪観光協会作成の【万治の石仏 アクセスマップ】がダウンロードできます。

本数は少ないですが、循環バス「あざみ号」があります。バス利用の場合は、「下諏訪駅→春宮→秋宮→下諏訪駅」という順路になります。最寄りのバス停については観光案内所等でご確認ください。

無料の駐車場があります。

春宮:春宮駐車場50台
秋宮:秋宮駐車場130台

上社と下社は10数㎞離れていますが、車で行かれる方は一日で四社まいりが可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

幣拝殿の建造にあたり、二派の宮大工の棟梁が技を競ったというのがおもしろく、また、半年ずつ神様が遷るというのも珍しく、興味をひかれました。

上社も下社も祭神は同じですので、農業や狩猟、航海、勝負などの御神徳がありますが、特に下社は底抜けひしゃくの奉納の多さから、安産祈願に訪れる人が多いようです。

御柱祭の担当は上社では毎回抽選で決められますが、下社は代々決まった地区が担当します。筆者がお参りしたのは6月中旬でしたので、祭の行事はほぼ行われた後でした。帰宅してから、YouTubeで御柱祭の秋宮の二之建御柱(たておんばしら)を見ました。

それぞれの担当地区によって違いがありますが、17mもの巨大な柱に6、7人の若い乗り手が乗ったまま、木遣(きやり)や「ヨイトーマケ」の掛け声とともに、ワイヤーを使って柱を人力で2時間ほどかけて垂直に建てていきます。建て終わると、担当地区の人々の思いを書いた垂れ幕が垂らされます。そして木と地面に斜めに張られたロープを伝って一人ずつ乗り手が降りてきますが、その途中で両手を放したり、回転したりちょっとした芸を見せます。拍手や歓声がわき起こります。無事地上に降り立つと、大人たちがどっと囲んで胴上げをして祝福します。

こうした祭を通して、地域の人々が協力・結集し、若い人々を育てているのだと思いました。「祭が人を育てる」のだと。

古老・大人の風格がある上社とはまた違って、下社は美しい双子の姉妹のような神社でした。四社それぞれ素晴らしい趣があります。寅年のこの機会にぜひ訪れてみてください。

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ABOUT ME
Written by ゆうこ
卯年、山羊座。元国語教師。趣味は、温泉旅行や食べること。百人一首競技かるたは選手&読手A級。お寺や神社に立つと、幾度もの興亡が繰り返され、再建・再生され、長年月維持し、受け継いできた無数の無名の人々がいたことを思わずにいられません。そういう人々の思いを少しでも伝えられたらと思っています。 共著書:『新渡戸稲造の至言』(新渡戸基金発行)『花ひらく女学校』(女子教育史散策 明治後期編)

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