大安は「大いに安し」と言われ縁起のよい日とされています。新しく物事をスタートするときには、大安などの吉日を選択する人も多いのではないでしょうか。
大切な記念日だからこそ良いエネルギーの流れでスタートをできるように、縁起を担ぐというのが日本の習わしでもあります。縁起の良い日取りで代表的なのが大安です。大安にやるといいこと&やってはいけないことをご紹介します。
六曜の起源
六曜(ろくよう)は中国で「時間」を区切る際に使われていた考え方で、六曜が中国から日本に伝来したのは14世紀の鎌倉時代とされています。時間の吉凶占いは、日の吉凶占いへと変化していきました。明治のころから、六曜がカレンダーに記載されるようになったと言われています。六曜は、下記6種類あります。
・先勝(せんしょう/さきがち)
・友引(ともびき)
・先負(せんぶ/さきまけ)
・仏滅(ぶつめつ)
・大安(たいあん/だいあん)
・赤口(しゃっこう/しゃっく)
大安とは?
大安は「大安吉日」とも言われ、万事において吉とされ、凶の時間帯がありません。六曜の中では最も運勢の良い日で、何をやっても上手くいくと言われている吉日になります。お祝いごとのイベントにも好まれています。
1ヶ月で約5日間大安の日があるので、日取りを選択するときには日程の調整がしやすいでしょう。
大安にやるといいこと
「今日は大安だから縁起が良い」と言われますが、大安の運気を活用するおすすめの過ごし方とはどんな過ごし方なのでしょうか?大安におすすめの行動を5つご紹介します。
①結婚式
お祝い事にふさわしい日取りで挙式を執り行うことができると、スタートが良いので気持ちも晴れやかになります。2人の新たなスタートをきるということで、結婚式の日取りに選ばれるカップルも多いですね。
②入籍をする
入籍はカップルが晴れて夫婦となる幸せの始まり。大切な記念日になる日でもあり、始まりに良いエネルギーからスタートすることで末永く幸せな家庭を築くことができるでしょう。
③開業・開店・会社設立
新たに仕事を始める時には、験担ぎとして運気の良い日を選ぶことが多く、物事がスムーズに運ぶ吉日です。スタートを良い日取りにすることで、これからの事業に良い影響を与えてくれるでしょう。ビジネスなどで大きな取引をするときにも大安を選ぶといいかもしれません。
④引っ越し
新生活のスタートという引っ越しも、大安に向いています。引っ越し業者も混雑することが多く、費用も少し高くなることがありますが、それだけ縁起を担ぎたいという人も多いのでしょう。
⑤納車
納車日にも縁起を担ぎ大安にすることで、気持ちよく車に乗れるでしょう。縁起を担ぐことは、気持ち的にも安心できますね。大安の日は、すべての時間帯で吉なので時間を選ばずに納車することができます。
大安にやってはいけないこと
大安は何をするにも最適の日と言われていますが、やってはいけないことはあるのでしょうか?大安の日にあまりおすすめできないことをご紹介します。
お通夜・葬儀・法事はNG
お通夜や葬儀、法事などの不幸事は控えておくとよいでしょう。一般的に大安は縁起が良い日とされているので、お通夜や葬儀、法事などを行うのは好まれない日になります。お通夜や葬儀、法事など六曜で選ぶ際には、大安や友引などを外した日取りを選ぶとよいでしょう。
友引は、「故人が死後の世界に友を引き連れて行く」と言われてるので避ける風習があります。また、それに伴って火葬場などが定休日にしていることが多いです。
まとめ
大安の日は、新しく物事をスタートするのにとても良い日。1ヶ月に5~6回巡ってくるので、比較的日程の調整をしやすい吉日です。
「始めよければ終わりよし」と言われるように、物事の最初が大切で、始めがうまくいくことですべて順調にことが運ばれていきます。大切な日や特別な日は吉日を選ぶことで、物事がスムーズに運ばれていくでしょう。