タロットカードの小アルカナ、カップ―聖杯のナイトは、白馬にまたがった騎士がカップを手に歩んでいます。手にしたカップを故郷に持ち帰ろうとしているのでしょう。このカードは愛情の豊かさ、優しさなどを象徴しており、人助けや献身的な人物を表しています。
目次
【カードの絵の解説】
A.白馬に乗った騎士が歩んでいます。この馬はドレッサージュ競技という、鞭を使わず手綱さばきだけで正確さと美しさを競う馬術用の馬なので、この馬では戦いには出かけません。
B.馬の種類から考えると、騎士は戦争でカップを勝ち取ってきたのではなく、戦争を防ぐための話し合いの儀式にカップを故郷に持ち帰ることになっているのです。
C.騎士がかぶっている、翼の付いたヘルメットは美しさを誇る有翼騎手であることの象徴です。
D.目の前を流れる川は、国境を表しています。
カップのナイトのカードの意味
カップのナイトは、洗練された美しい紳士の騎士を表しています。
カップのナイトは、あなた自身が愛情あふれる人であるか、または愛情あふれる人に現在影響を受けていることを示しています。
美意識を高く持ち、感覚を研ぎ澄ます時期が来ていることも表しています。あるいは感情の赴くままに時には身をゆだねる大切さも教えているのです。
やや神経質であることも表しているので、そのせいで損をしてしまうこともありそうです。
カップのナイトの正位置の意味

【正位置のキーワード】
・愛情
・優雅
・協調性
・親切
・献身
【恋愛】
ロマンチックな恋愛が始まりそうです。優しい男性からアプローチされたり、現在付き合っているなら、プロポーズされるかもしれません。また、一度は断られたとしても、自分の熱い思いを相手に伝えるまで、何度でもチャレンジしてしまいそうです。
【仕事】
取引先とよい関係を築くことができそうです。あなたの思慮深さに相手が感動してくれたり、仕事への取組み方を評価してもらえそうです。
ライターや詩人、ミュージシャンといった芸術的な職業に縁がありそうです。
【金運】
収入がよくなったり、経済的にゆとりが出てきます。しかしお金に関しては非現実的になってしまい、持っているもの以上を使ってしまうかもしれません。一度に大金を手にしたら、とりあえずは貯蓄しましょう。
カップのナイトの逆位置の意味

【逆位置のキーワード】
・神経質
・不誠実
・優柔不断
・気が弱い
・気分屋
【恋愛】
相手の優柔不断さや、不誠実さに悩まされそうです。また口先だけの約束をされたり、弱みに付け込まれてしまいそうです。意外な相手から交際を申し込まれるかもしれません。
【仕事】
仕事以外のことに気を取られて、仕事で失敗してしまいそうです。またはプレゼンなどで大失敗をしてしまうかもしれません。準備は万端に整えて臨みましょう。
【金運】
散財することが多かったり、捕らぬ狸の皮算用をしてしまい、痛い目にあってしまうかもしれません。お金を使うときは計画を立ててからにしましょう。
ワンオラクルによる占い
まず質問を心に思い浮かべ、78枚あるタロットカードから1枚だけ引いて占う方法をワンオラクル・リーディングと呼びます。
小アルカナの場合は、通常正位置と逆位置でYESかNOが決まります。
しっかりと質問を決めたら、シャッフルをして心を平静にしてから1枚引いてください。そのときに「カップのナイト」が出たらどのような回答が考えられるでしょうか?
【YESかNOかという質問の仕方】
カップのナイトは、正位置ではYES、逆位置はNOを意味します。
【今日の運勢】
ロマンチックな言葉をかけられたり、ロマンチックな場所に連れていかれたりして、ちょっといい気分になれそうです。ただし、夢と現実の区別をしっかりとつけて、状況に溺れないようにしてください。
【ファッション】
ちょっとクラッシーでスタイリッシュなファッションにチャレンジしてみましょう。いつもと違うあなたに目を奪われる人が何人か現れそうです。ポイントは上品さを醸し出すことです。ラッキーカラーはシルバーです。
【食事】
おしゃれでモダンなレストランで、ワインを飲みながら会話を楽しむ…そんな雰囲気のあるディナーを楽しんでみましょう。お相手は素敵な男性でも、同性の親友でもOKです。
【ラッキー・スポット】
優雅さを楽しめるような場所、ちょっとした高級ホテルのスパや、バーなど、普段はあまり出入りしないようなところに、背伸びして出かけてみると、運気をアップすることができるでしょう。あるいは高級スパなどで、身も心もリラックスさせることで開運できそうです。
まとめ
カップのナイトは、争いごとが好きではない騎士が描かれています。この騎士は繊細で愛情深い男性です。恋愛や仕事に置いては、信用できる暖かい心の人が登場してくれることを暗示しています。逆位置で出ると、その反対で自分の気持ちを受け付けてもらえないということになります。
