パワースポット

月読命(ツクヨミノミコト)は三貴子の神様!神話について解説

月読命について

日本と言う国は色々と独特な文化がある事で知られていますが、神話においても他の国では見られないような特徴があり、調べてみるととても面白いところがあります。例えば日本神話には他の神話では絶対に起こらないような出来事があったり、とても謎なところがある神様だっているのです。

そこで今回は日本神話の面白さをより知ってもらうために日本神話で最も謎が多い大神月読命(ツクヨミノミコト)」について御紹介させていただきます。あなたは月読命についてどれほどの事をご存知ですか?







「月読命」を神話に出てくる神様

月読命とはどんな神様なのかと言いますとその名の通り月を神格化した神様であり、八百万の中でも最も尊い神とされる最高神天照大神の双子や兄弟と言われる神様です。

天照大神 家系図

日本神話の中でも「特別な神」と言われる姉である「アマテラスオオミカミ」弟である「タケハヤスサノオ(一般的にスサノオノミコトと言われる神様)」と並ぶ「三貴神」あるいは「三貴子」の一人。「月読命」は「月夜見尊」とも呼ばれています。

でも実はこれ以外に明確な記述が成されているようなものが何もなく、どんな性格なのか性別について、『古事記』『日本書紀』を始めとする殆どの資料に書かれておらず、『皇太神宮儀式帳』にて「太刀を佩いた騎馬した男」と表記がなされているだけと言うとても謎が多い神様です。

一般的に夜の神様と言われることが多いですが、より正確には「陰」を払う神様でして本来は人間にとって危険なところ、夜の闇や海などで光をもたらしてくれる神様です。

しかしそれほど偉い立場にあって人間の味方の神様だと言われているのに日本神話において、ツクヨミノミコト神話には殆ど登場せず、めぼしい活躍と言ったら『日本書紀』で穀物の起源として語られるぐらいでそれ以外の活躍が書かれていません。

支配を任された領域に関しても古事記や日本書紀の神話においてアマテラスオオミカミは「天」あるいは「高天原」を支配することでほぼ「天上」に統一されているのに対し、ツクヨミノミコトは古事記では「夜の食国(よるのおすくに)」つまり夜の世界、日本書紀では「天照と一緒に天」を支配する話がある一方で、古事記と同じ「夜の食国」や「滄海原の潮の八百重(あおうなはらのうしおのやおえ)」つまり海の支配を命じられていたりもします。

こんなあっちこっちが支配領域になるツクヨミノミコトなので一部ではツクヨミノミコトとスサノオは同一神だったのではないか?
ツクヨミの話なのにアマテラスやスサノオの話にされてしまっているのではないか?とも言われています。

「ツクヨミノミコト」を祭られる神様として見た姿

日本の神様はアマテラスオオミカミを始め、有名な神様は大体現在でも高い影響力と「神道」の神様としても祭られる神様です。

ツクヨミノミコトもその例に漏れず祀る神社は勿論存在しており、神道と言うツクヨミノミコトは「月夜見尊」と記載され、「ツクヨミノミコト」ではなく「ツキヨミノミコト」とされます。

しかしアマテラスオオミカミの伊勢神宮ような主祭神として祭られている誰もが聞いたことのあるような有名どころの神社と言うのはございません。

ツクヨミノミコトを主祭神として祭っている有名どころと言えば三重県伊勢市中村町にある皇大神宮の別宮である神社月讀宮。

ツクヨミノミコトの農耕の神様としての面を主に祭っている三重県伊勢市宮後にある豊受大神宮の別宮である月夜見宮。

そして全国にいくつかある「月讀神社」の元社に当たる長崎県壱岐市芦辺町にある月讀神社が挙げられます。

この壱岐の神社はツクヨミノミコトが神々にかわって人間の天皇が支配するようになってから任那へ派遣された阿閉臣事代に「我が月神に奉れ、さすれば喜びがあろう」と宣い祭らせ建てられた神社とも言われていますが、コレは記録を調べた人物の誤りでどうも本来の宣託により立てられた「月讀神社」は別のところにあったのではないかともいわれています。

こうしたツクヨミノミコトを祭っている最も有名どころの神社を見てみてもやはりどこかツクヨミノミコトは影が薄い印象を受ける神様であると思わせるところがあるのです。

数少ないツクヨミノミコトに関する神社ですから一神教でいう所の「聖地」程ではないにしろ、何かの縁でツクヨミノミコトに興味をもたれた方は一度は訪れてみることをおすすめします。

ツクヨミノミコトが出てくる神話

(月読命)ツクヨミノミコトは最高神の兄弟であり、支配領域も広く偉い神様だと言うのにもかかわらず『古事記』では日本神話の誕生の時にその名前が出るだけで、物語が進むにつれて、その活躍があまりかかれず謎が多い神様として有名です。

そんな中ツクヨミノミコトが唯一と言っても良い神話としてはっきり描かれているエピソードは穀物の起源の神話です。

この話を簡単にすると以下の通り。

アマテラスと一緒に天を治めていたツクヨミに、アマテラスは「保食神(ウケモチノカミ)」という神を見てくるよう命じ、ツクヨミはウケモチノカミがいる葦原中国(あしはらのなかつくに)つまり人間の世界に行くと、ウケモチノカミは、陸を向いて口から米を吐き出し、海を向いて口から魚を吐き出し、山を向いて口から獣を吐き出し、それらで月夜見尊をもてなそうとします。

しかしツクヨミは「吐き出したものを食べさせるとは汚らわしい」と怒り、ウケモチノカミを斬ってしまいます。

それを聞いたアマテラスは怒り、もうツクヨミとは会いたくもないと言い、昼と夜とが分かれるようになりました。

アマテラスは生死確認のためウケモチノカミのところに今度は天熊人(アメノクマヒト)を遣すと、ウケモチノカミは死んでいましたが、ウケモチノカミの体は人間が生きてゆくために必要な色々な稗や粟、麦・大豆・小豆と言った食物へと変化していき、アメノクマヒトがそれを持ち帰るとアマテラスはそれを喜び、これらを田畑の種としたのです。

お分かりいただけるでしょうか?そう、数少ないどころか唯一の登場だと言うのにも拘らずツクヨミの出番はこれだけでしかも悪役のような扱いです。

影が薄すぎるツクヨミノミコトに対する考察

日本神話の最高神であるとされるアマテラスオオミカミが神話で取り上げられることも多く、神社で最も祭られているところには全く何も疑問は抱きませんが、実質日本の神様のNO2であるツクヨミノミコトと言う神様があまりにも目立たなさ過ぎるところがあるという事については多くの人が知れば疑問を持つでしょう。

実際にあまりにもツクヨミノミコトは欠かれている情報が少なすぎますし、登場することが少なすぎます。

アマテラスの活躍を前面に出し、昼と夜あるいは陰陽の陽を際立たせるためだと言う考え方もできますが、世界の他の神話を見るとどちらも目立ってこそその違いを際立たせているところがあり、ツクヨミが目立たなさ過ぎるのはやはりおかしなこと。

どうしてツクヨミノミコトがこうなってしまったのかと言うと原因は恐らく次男タケハヤノスサノオの存在。

はっきり言って世界中の神話を見ても彼の存在は異質です。

何せ太陽と月が兄弟だったり夫婦だったりする対のものになりやすいのはそれらと同じぐらいの扱いをされているものがなかったからであり、日本神話で登場する彼は太陽と月と同等の何かであったという事なのですから。

そのため彼は一体何を神格化した神様なのかが良くわかっておらず、実は彼は後付された存在で、ツクヨミノミコトと本来ワンセット、あるいは同一人物であった月の神様である可能性が考えられます。

そう考えるとツクヨミとスサノオの支配領域がちょくちょく被るのも、彼ら同士のやり取りがないのも、スサノオがアマテラスと同じかそれ以上に目立ちやたらと対立するような話が多いのも納得が行くのです。

もしツクヨミとスサノオが最初から別人だったとしたら最高神アマテラスが女性であるのもよくなかったのかもしれません。

基本人間の社会は余程文明化が進まないと結局男性が力を持つことが多く、多くの男性は女性の最高神と言う女性優位な神話に納得が行かずより荒々しく強いスサノオを主人公とした神話を残すようになり、権力者たる天皇家は自分の祖先であるアマテラスの神話を残し、際立てようとしたならばどうなるか?答えはツクヨミノミコトが取り残されるという訳です。

実際どうなのかという事は正に「神のみぞ知る」ことなのですが、そうした人間の都合で消されていった神様と言うのは世界を見渡してみると案外珍しくもないのです。

ツクヨミノミコトは影が薄いとか存在感がないのではなくもしかしたならそうされてしまった神様なのかもしれません。

まとめ

日本神話における最も謎多き神「ツクヨミノミコト」についてご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか?

日本神話にちょっと興味が出てきた方が最初に興味を失う切欠の一つがこのNO2なのに全く情報がないツクヨミにあるのではないかと思っています。

しかし謎が多いという事が逆に興味をそそられるとは思いませんか?もし少しでも興味が持てたら是非とも自分の国の神様や神話について触れてみて欲しいと思います。

神様 まとめ
神様や神話に関するまとめ 日本全国の神様や世界の神様に関する記事をまとめてみました。 日本の神様 https://spiritua...

飲むだけ簡単!! 『脂肪便がスッキリ』1ヶ月で-10kg⁉飲む腸活スゴすぎ..[PR]

POSTED COMMENT

  1. アバター 篠原エミ子 より:

    月読命に関しては興味が尽きないですね、私も月読命が好きで伊勢神宮に行った時は月読宮も月夜見宮も両方訪れますし、京都にある松尾大社の月読神社にも行ってみたいと思います。恐らく月読命は秦氏と関係ある神様かもしれません。新羅から渡来した秦氏の祖は弓月君です何も関係ないとは言えません。恐らく、壱岐とも関係あると思いますし。それと同じ位、が、須佐之男命もきになる自分、何故に三貴神に据えられたのかは謎が多い神様です。が後付けされた神とは思ってません、そこが興味を尽きない事ですが…
    お雛様のお雛さまが天照大御神お内裏様を須佐之男、されているのも面白いですし。史実はでは天照大御神は卑弥呼だった説も。魏志倭人伝にて卑弥呼には最初は弟が付いてましたが、次には別の人が付いていたという話も。

    • spbreath spbreath より:

      ご訪問ありがとうございます。月読命や卑弥呼に関しては本当に謎が多いだけに、考察する部分が多くなってくるのですが、記事では後付けされた神ではないかと切り込んだ角度で投げかけてみましたが、これはあくまで妄想の1つとして捉えていただければと思います。篠原様がおっしゃるように後付けされていない可能性の方が高いようにも思えます。わからないからこそ知りたい!しかし『神のみぞ知る』領域なだけに神秘的な魅力を堪能できればと思っております。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ある程度の長さの平仮名や漢字が含まれないコメントは受付けておりません。(スパム対策)