日本で古くから親しまれてきた浦島太郎は、心理学的なモチーフが盛り沢山の童話でもあります。浦島太郎を心理学的に読み解くことで、あなたにとっての重大な事実を読み解くことができるでしょう。
今回は、そんな浦島太郎のストーリーからあなたが過去に忘れてきたものを診断する心理テストをご紹介します。
Q.浦島太郎になったあなたが竜宮城に忘れていったものは、次のうちどれですか?
あまり深く考えず、直感を信じて選んでくださいね。
- A:玉手箱
- B:乙姫
- C:お供の亀
- D:何も忘れなかった
A:玉手箱と答えたあなた
玉手箱と答えたあなたが過去に忘れてきたものは、童心です。
「開けてはならない」とされながら好奇心に負けて開けてしまった玉手箱は、童心の象徴的な存在です。玉手箱を開けてしまった浦島太郎は、若い体を失い、見る見るうちに老人に姿を変えてしまいます。ストーリーにおいて重要な意味を持つ玉手箱を竜宮城に忘れていってしまったあなたは、童心を忘れている可能性があります。
近頃「好奇心に負けて、してはならないことをしてしまった…」というような経験はありますか?好奇心や童心は危険な性質でもありますが、一方で人生を楽しみやすくしてくれる要素でもあります。
もし「大人にならなければ」と無理をしているのあれば、肩の力を抜いて等身大の自分を思い出しましょう。
B:乙姫と答えたあなた
乙姫と答えたあなたが過去に忘れてきたものは、恋心です。
浦島太郎が竜宮城で出会った美しい姫君である乙姫は、恋愛や性愛の象徴的な人物です。美しい海の底の城で浦島太郎を魅了した乙姫は、浦島太郎にとっての理想的な異性であったと捉えることもできます。そんな乙姫を竜宮城に忘れてしまったと答えたあなたは、しばらく恋愛とご無沙汰している状態なのかもしれません。
過去に好きになった人や楽しかった恋愛を忘れられないあまり、新しい恋から逃げてはいませんか。あるいは、過去に恋愛で耐えがたい体験をして心に傷を負ってしまい、恋愛自体を嫌いになってしまったのでしょうか。
新しい恋こそあなたの満たされない気持ちや心の傷を癒してくれますから、新しい恋に目を向けてみましょう。
C:お供の亀と答えたあなた
お供の亀と答えたあなたが過去に忘れてきたものは、友情です。
浜で子供たちにいじめられていた亀を浦島太郎が助けるシーンから、浦島太郎のストーリーが始まります。助けてもらった亀は浦島太郎の優しさに応えるように、浦島太郎を竜宮城に導き、恩返しをしました。そんなお供の亀を竜宮城に忘れたと答えたあなたは、掛け替えのない友情を過去に忘れてきてしまっているようです。
過去に今思い出しても素晴らしいと思える友人が居たなら、その友人と連絡を取ってみると良いでしょう。昔の友人に連絡が取れない場合は今居る友人に連絡して、楽しめる予定を作って友情を思い出すこともおすすめです。
過去、現在に強い絆で結ばれた友人が居ないと感じる場合は、相性の良い相手を探して素敵な友情を育んでくださいね。
D:何も忘れなかったと答えたあなた
何も忘れなかったと答えたあなたが過去に忘れてきたものは、謙虚さです。
竜宮城で乙姫たちに接待してもらった浦島太郎は、「開けてはならない」と渡された玉手箱を開けてしまいます。接待されるあまり、浦島太郎は鼻高々になって、謙虚さや素直さを忘れていたのかもしれません。そんな浦島太郎のようにお供の亀に乗って玉手箱を持って帰ったあなたも、謙虚さを忘れないよう注意が必要です。
人間は元々、恵まれることで謙虚さを失ってしまう生き物ですから、今恵まれている場合はその可能性が高くなります。今ある環境に満足しているのであれば、尚更謙虚さを忘れないように意識するようにしましょう。
「××してはならない」とルールが決められていることに素直に従えば、大きな失敗を防ぐことができそうですよ。
まとめ
浦島太郎は、お願い事を破って老人に姿を変えてしまいました。浦島太郎のような失敗をしないために、童話から自分のするべきことを考えてみても良いかもしれません。