まったく欲がない、なんて人はいないと思います。実際、欲はだれでももっているものですよね。ただ、たいていはそれを抑えるすべを備えていたり、もっと大事なものをもっていたり……少なくとも、欲だけで突っ走るということはありません。正直な話、人の目も気になりますしね。
しかし中には、欲が強く、一緒にいるだけで疲れてしまったり、恥ずかしくなったりする人がいるものです。いったいそれはどういう人なのでしょうか。今回は、欲が強い人の特徴と対処法を合わせてご紹介します。
欲が強いとは?
欲が強いというのは、字のとおり、強い欲求があるということです。欲にもいろいろあって、たとえば人間の3大欲求である食欲、睡眠欲、性欲。そのほか、独占欲や支配欲、出世欲なんていうのもあるでしょう。その欲を満たすことがなによりも大事で、そのチャンスとみれば人を振り回すことも、踏み台にすることも、場合によっては犠牲にすることもいとわない、そんな人のことを欲が強い人、強欲といいます。
【欲が強い人の特徴】
欲が強い人と一緒にいると、どうしても疲れてしまいます。それだけならまだしも、自分の感覚までズレてきてしまったら大変。いったい、一般的にいう欲が強い人とは、どんな人のことなのでしょうか。
素直に喜ばない
欲が強い人は、とにかく求めているものが壮大です。つまり、ちょっとやそっといいことがあったとしても、それで満足はしないのです。そのため、いいことがあったはずなのに不満をもらしたり、ケチをつけたりするでしょう。
こういう人と一緒にいると、せっかくいい気分になっても水を差されてしまって大変ですよね。その人に文句をいってもムダなので、気にせず素直に喜んでみせるといいでしょう。実感以上にうれしそうにしてみせるのもオススメです。
マイペース
欲が強い人は、とにかくマイペースです。みんなと一緒に出かけても、気になるものがあるとさっさと近づいていってしまうでしょう。その際、だれにも声をかけずに走っていくというのも珍しくありません。これは、損をしたくないから。自分の欲を満たすものがあるかもしれない、と感じたら、一直線に向かっていくのです。もちろん、その間は無意識かもしれませんね。
こういう場合の対処法ですが、行動に振り回されるくらいなら、そこで別行動をとりましょう。そのあと楽しみにしている予定があったとしても、振り回されたあとでその出来事を楽しめるとはかぎりません。
判断基準が損得勘定
欲が強い人は、なにごとも損か得かで考えます。これは、その人が強い欲をもっている対象のもの以外でも同じ。いつでも、なんでも、それは得か損かが判断基準になるのです。これはもちろん、その人の中に強い欲があるから。それを満たすことを常に求めているので、得をすることに並々ならぬ執着心をみせるのです。
こういう人に対しては、反対意見やたしなめる言葉は通用しません。自分が疲れるだけなので、笑って流すのがいいでしょう。ただし、同調する必要はないですよ。あなたはあなたで、自分が思う通りの選択をしてください。
嫌なことにばかり意識がいく
欲が強い人は、ラッキーなこともアンラッキーなこともそこそこあるはずなのに、「最近嫌なことばっかりだ」と言います。これはまさに、欲が強いから。心が完全に満たされることを望んでいるので、その邪魔をするアンラッキーはどれだけ小さなものでも許せないのです。そのため、そればかりを意識してしまうのでしょう。
こういう人に対しては、まともに話をしても響かないです。ラッキーな出来事を教えても、それよりもアンラッキーな出来事のほうが心に引っかかっているので聞いてくれません。「大変だね」とあっさり流すのがいいでしょう。
問題をお金で解決する
欲が強い人は、自分に非があるとき、お金で解決しようとします。たとえば、人の持ち物を壊したとき。物を壊して弁償するのはあたりまえかもしれませんが、少し多めに渡すことで許されると考えるのです。加えて、謝罪の言葉がなかったり、心がこもっていなかったりするのも特徴でしょう。これは、欲が満たされることがなによりも重要だという価値観の持ち主だからです。
こういう人とは、できるだけ距離をとったほうがいいかもしれませんね。拒絶の意思を示すのなら、解決法として示されたお金を拒否してもいいかもしれません。
まとめ
人の縁は貴重なものです。でもそれは、自分の人生を豊かにするなど、大切な縁であればの話。自分が傷ついたり、疲れたりするような縁を、無理につなぎとめる必要はありません。もちろん、切らずに済む縁ならばそれに越したことはないのかもしれませんが、それでも、自分に無理をさせない付き合いかたを心がけたいものです。
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