パワースポット

【ヨルダンの観光スポット5つ】未知の体験ができる街!

ヨルダン,観光,
ヨルダンといえば赤土の砂漠地帯や風変わりな遺跡などが思い浮かびます。しかしその特徴あるヨルダンの地形や雰囲気は観光スポットとして人気があります。日本では絶対に体験することのない旅の思い出を作るのにもピッタリです。ヨルダンと言えばどんな観光スポットがあるのか想像できますか?

ペトラ

ヨルダン,観光,ペトラ

ヨルダンの世界遺産にもなっている場所で北アラビアを起源とする遊牧民族ナバテア人によって栄えた隊商都市です。

砂岩をくり抜いて造られた遺跡群を見に行くには、断崖絶壁に囲まれた「シク」と呼ばれる一本道を通らなければなりません。道幅は狭く人ひとりが通るのもやっとという細い道の両側には、めのうと見間違えるほどの美しいピンクの岩肌が何層にもなって延々と続いていて観光客を楽しませます。この砂漠の真ん中に3万人もの人が暮らしていたとはとても考えられません。

しかしこの細道を30分も歩くと突然光が差し込み、岩と岩の裂け目から徐々に神殿のような建造物が姿を現します。ヘレニズム様式の影響が色濃い2階構造の建物で、目的は葬祭殿、霊廟、寺院など諸説あり、その使用目的は今もって謎とされています。

更に奥へ進むと円形劇場をはじめとするローマ遺跡が現れます。800段もの石段を上り詰めた先にあるのは、ヨルダンのペトラ最大の遺跡「エド・ディル」です。山と一体となった荘厳な神殿の周囲には、修道僧が住んでいたと思われるおびただしい数の洞穴住居があります。観光客を冒険者のような気持ちにさせてくれる興味深い観光スポットです。

アムラ城

ヨルダン,観光,アムラ城

ヨルダンの首都アンマンから東に80キロ進むと広い平原にドーム型の屋根が見えてきます。

特徴的な屋根と頑丈な石の壁が残るアムラ城は、厳格なイスラム教徒から逃れ、王族達が快楽を享受するための離宮だったと考えられています。サウナの様な浴場施設を中心とした娯楽施設のような場所です。

浴場は温水浴室・冷水浴室・サウナからなるローマ式で、貴族や親交のある集団の長らと入浴を共にしました。そんな様子が見て分かるような観光スポットです。見どころは天井や壁に描かれたフレスコ画です。そこには天体図や動物が描かれていて、長い歴史を経て今の時代の観光客をも魅了しています。

また美術史の観点からも貴重な資料となっているそうです。各部屋の床にはヘレニズム様式のモザイク・タイルが貼られていて、こちらも見事です。その素晴らしい見た目と歴史を感じさせるアムラ城は、ヨルダンの世界遺産にも登録されています。現在でも一目見ようと観光客が訪れている人気観光スポットです。

死海

ヨルダン,観光,死海

ヨルダンの死海と聞くと生物が生きることの出来ない殺風景で無機質な場所をイメージします。

しかし、現実は生物が生息できないだけではなく、死海自身が死にゆく運命にあると言われています。そんな死海ですが、人間にとっては摩訶不思議な観光スポットとして有名です。

古代からアラビア半島の砂漠地帯の保養地として愛されてきた死海は、今も旧約聖書の世界が体験できる伝説と遺跡の地として多くの観光客を集めています。塩分濃度が高いことから誰でも浮くことができる死海体験は、一生に一度は体験したいですね。また海抜マイナス420メートルに位置する塩の湖は、美容にもいいと女性に人気の観光スポットでもあります。

湖水にミネラルを30%も含み、その泥はエステパックとしても利用されることから、泥を体に塗りつけている人も多く見られます。美容にうるさい女性がヨルダンを訪れているのはそのせいですね。お土産用にヨルダン名物泥パックや死海の塩を使ったスクラブも購入できるのでおすすめです。ヨルダンの死海という名前とは裏腹に、「美の泉」という異名をもつ観光スポットです。

ワディ・ラム保護区

ヨルダン,観光,ワディ・ラム保護区

ヨルダンの中でも南部の観光の中ではハイライトともいえる観光スポットです。

赤く広がる広大な砂漠や、無骨で荒々しい巨大な岩肌、そしてラクダの群れは「これぞヨルダン」というヨルダンのイメージに近い観光スポットではないでしょうか。どこまでも続く砂漠を4WDで疾走し、ベドウィンの夕食と満天の星空を堪能できるサファリツアーがおすすめです。

他にもラクダウォークやトレッキング、砂漠の岩山に上るロッククライミングなど、観光客を飽きさせない場所でもあります。赤みがかった砂は非常にきめ細かくサラサラと指の隙間から零れ落ちるので、観光客を驚かせます。

岩山は近くで見ると更に圧巻です。砂漠を吹き荒れる風によって、長い年月をかけて削られたその形はまさに芸術作品です。なめらかな曲線が美しいこの独特の形状にたどり着くまでの歳月を考えたら、気が遠くなりそうです。どこを見てもヨルダンらしい自然を体感できる上に、昼と夜で全く異なる表情を見せてくれる、観光客に人気の観光スポットです。

ネボ山

ヨルダン,観光,ネボ山

ヨルダンにはモーセが神から授かった「約束の地」を見下ろしながら、息を引き取ったと言われている「ネボ山」があります。

モーセとは、ファラオに虐げられたイスラエルの人々を率いて「出エジプト」を果たし、彼らを約束の地カナンへと導いた預言者としてヨルダンでは語り継がれている人物です。まず目に入るのはかつての教皇ヨハネ・パウロ2世がここを訪れたのを記念して建てられた碑です。

記念碑にはギリシャ語、ラテン語、アラビア語で「God is Love」といったことが書かれています。山頂には十字架にかけられたイエス・キリストを表すとも、モーセの「ブロンズの蛇」を表すとも言われるモニュメントがあります。

ヨルダンの伝説をすべて網羅できそうな観光スポットなので、そのうわさを聞きつけた観光客がこぞって訪れています。ネボ山の展望スポットからは、死海、エルサレム、ジェリコ、ベツレヘムなど、まさに聖書の舞台となった場所を見渡すことができます。同じ景色を見て現代の観光客はなにを感じるのか、とても興味深いですね。ヨルダンの知る人ぞ知る観光スポットです。

まとめ

ヨルダンの人気観光スポットはいかがでしたか。ヨルダンには想像通りの砂漠地帯がありますが、歴史を感じさせる遺跡や美しい光景、そして摩訶不思議な体験の出来る海など見どころは満載です。ヨルダンへの旅は人生観を変えたという人もいます。他では味わえない光景が広がる観光スポットです。

▶︎世界おすすめ観光スポット・絶景まとめ一覧ページはこちら

ABOUT ME
Written by
SPIBRE編集部

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ある程度の長さの平仮名や漢字が含まれないコメントは受付けておりません。(スパム対策)