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【ユングの名言】偉大な心理学者からの心に響くメッセージとは?!

ユング,名言
ユングと言えば精神科医であり、心理学者。そんな彼の残した言葉は、自分と見つめあうきっかけや気付きをくれるものが多い気がします。

ものごとがうまく行かなくてモヤモヤしているとしても、客観的に自分を見つめ直すことができれば、意外なところから解決策が見い出せるかもしれません。今回はそんなユングの、心に響く名言をお届けします。

ユングの名言①

ある人に合う靴も、別の人には窮屈なものである。あらゆるケースに適用する人生の秘訣などない。

誰かのために誂(あつら)えられたものというのは、その当人にとってはしっくりとなじむものであっても、その他の人には合わなくて当たり前。自分がこうだと信じている価値観やものの考え方はあなたのものであり、人の数だけ選択肢や過程があると言えます。

今は多様性が叫ばれる時代。こうあるべきという枠組みなど忘れてしまって、そのときできる最良の選択を続けていくことが一番良いのかもしれません。

ユングの名言②

子どもたちは大人の話ではなく、大人のあり方によって教えられる

大人は子どもの前では、良いことしか言わなかったり格好をつけたりしがち。しかし子どもは大人が思っているよりずっと聡(さと)くて、ものごとの本質を理解しているものです。

大人が口先だけ良いことを言っていても、態度が悪かったりマナーがなっていなかったりするのを子どもが目にしていたなら、『大人はこうするんだな』とその背中を見て大人の悪い部分を真似(まね)してしまうでしょう。

マナーや倫理観をしっかり持った子どもを育てるには、まず大人が良い見本を見せる必要があるのでしょうね。

ユングの名言③

人間の性質は単にすべてが光明からなるのではなく、実は多くの影によって占められている

人生というのは楽しいことばかりではなく、苦労やつらいこともたくさんあります。一見なんの苦労もなさそうな人であっても、そう見えているだけで、人に見えない部分でつらいことも経験しているもの。

しかしそうしたつらい経験などが他人に対する気遣いや思いやりであったり、とっさの場合の機転だったりにつながることも。成功している人は、成果や名声と同じくらい、苦労やつらい経験も積み重ねてきたと言えるでしょう。

ユングの名言④

私たちをいらつかせる他人の行動は、私たち自身についての理解を深めてくれる

自分自身が他人からどう思われているかというのは、意外と自分では気づきにくいもの。悪気はなくても自分の言動が他人の気分を害していることだってあるでしょう。

人の振り見て我が振り直せという言葉の通り、あなた自身が他人の言動にイラっとすることがあったなら、自分は大丈夫だろうかと顧(かえり)みてください。

心当たりがあったとしても反省し、改めていくことができれば、人として成長するきっかけになるでしょう。

ユングの名言⑤

理解できない人のことを愚か者とみなしてしまうことが、人間にはよくある

自分とはまったく違う感性や考え方の相手と話していると、理解が及ばなくて困惑してしまいますよね。そこで自分とは合わない人、理解できない人のことを自分の中で線引きしてしまい、それ以上関わらないようにしようとすることがあるかもしれません。

でもそれは新たな価値観に触れて、成長するきっかけを自分でつぶしてしまっているのかも。表面的な印象だけで相手を判断しないことが、あなたの世界を広げてくれるかもしれません。

ユングの名言⑥

受け入れることなしに、なにも変えることはできない。非難は精神を解放するどころか抑圧するだけなのだ。

自分と他人とで、ものの考え方や意見が違うのは当たり前。では意見の合わない相手とはいっさい付き合わないとなると、ものすごく生きづらいですし、発展や進歩なども期待できませんね。

生きやすくするためには、合わない相手を拒絶し排除するのではなく、受け入れて自分も含めてお互いに変わって行くようにしてください。

ユングの名言⑦

知識は真実の中だけでなく、間違いの中にもある

基本的に知識は、自分で勉強したり調べたりすることで蓄えられていくもの。しかし実際に自分が行動した結果として間違え、そのことで真実に気づくことも。

座学だけではなく、失敗経験の中からも学べることは多くあるということなのでしょう。

ユングの名言⑧

子供たちのことでなにかを直してやろうとするときにはいつでも、それはむしろ我々の方で改めるべきことではないかと、まず注意深く考えてみるべきである

子どもがなにか間違ったことをしていたり、自分たちが教えたことと違ったやり方をしていたなら、大人は上から目線でそうじゃないでしょと口を出してしまいがち。

しかしそれは本当に間違っていたのでしょうか?本当はあなたのやり方の方が非効率的で、子どもが自分でもっと効率の良いやり方や、新しいやり方を見つけ出したのかもしれません。

自分の知識や価値観に合わないものを頭ごなしに否定するのではなく、まず受け入れる柔軟さを身に着けることで、あなた自身の世界も広がっていくでしょう。

ユングの名言⑨

到底達成できないことに向かって努力するよりも、むしろ自分にできることをなにか実現させよ

夢や理想を高く持つのは悪いことではありませんが、どう考えても絶対かなわないことに向けて努力するのは、むしろ時間の浪費と言えます。

時間は有限であり、自分もいつまでもやりたいことができるわけではありません。時間を無駄にするくらいなら、確実に自分ができること、達成できることに向けて努力し、時間を使った方が、有意義な結果となるでしょう。

ユングの名言⑩

あなたが向き合わなかった問題は、いずれ運命として出会うことになる

イヤだ、面倒だからと後回しにしたことは、結局めぐりめぐって自分に返ってくることが。たいていは始めのころより事態が悪化して、より厄介な問題になっていることが多いですね。

いずれ向き合わなくてはならないことなら、逃げずに早めに向き合った方が、まだものごとがすんなり進むかもしれません。

ユングの名言⑪

幸福な人生にさえも、ある程度の暗さはあるものです。そして『幸福』という言葉は、悲しみによってバランスが取られなければ、その意味を失ってしまう

幸福だと思われる人生の中でも、苦労やつらいことは必ずあるもの。むしろつらいことを乗り越えてきたからこそ、幸福がより輝きを増すと言えるでしょう。恵まれているときには、自分の幸運に気づかないことも。

大変だな、しんどいなと思うことがあったとしても、それが幸運を実感するための試練と思って前向き思考で乗り越えて行ってくださいね。

まとめ

自分が正しい、間違っていないと思うのは悪いことではないのですが、他の人の意見や考え方をまるで受け入れない姿勢は、あなたの世界を狭めてしまうかもしれません。

人の数だけ価値観は存在するもの。新たな気付きや学びのきっかけとして周囲の人の考え方などにも耳を傾けることで、成長のきっかけにして行ってくださいね。

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Written by 麻生真礼
【夢鑑定士】【睡眠コンサルタント】 スピリチュアルな事柄と物を書く事が大好きな学生時代を過ごす。縁あってスピリチュアル系webライターの道へ。自分の言葉やこれまでの経験が迷っている誰かの道標になればと夢占いを執筆&夢鑑定士と睡眠コンサルタント資格取得。 座右の銘:『人生苦あれば楽あり』『笑う門には福来る』『類は友を呼ぶ』

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