夢や目標に向けて努力を続けていても、ときにはしんどく思うこともあるかもしれません。それが1年や2年で結果が出るものでないのなら、なおのこと精神的にきつく感じることもあるでしょう。
しかしあきらめなければ、10年後の未来にはなりたい自分になれているかも。今回はちょっとしんどいときに背中を押してもらえるような、心に響くメッセージをお届けします。
目次
10年後の名言①中村天風
もし今があまり調子が良くないとしたら、良い自分の将来像というものは想像しにくいかもしれません。ではどうして良くないのか、という部分に目を向けると、改善すべき点が見えてくるはず。
まだ伸ばせるところや、明らかに直した方が良い部分というのがハッキリわかるかもしれません。明日や1カ月、あるいは1年後でもなく、5年後や10年後といった長い視点で自分自身を見つめ直すことで、今すべきことを洗い出していくと良いでしょう。そしてなりたい自分に、少しでも近づいて行ってくださいね。
10年後の名言②重松清
転職というのは、ノリや勢いだけではできない怖さがありますよね。でも今の職場にとどまり続けることが、必ずしも自分のためになるとも言えません。
今自分は、楽しい気持ちで仕事ができているでしょうか。ただやるべきこと、ノルマをこなすためだけに日々を過ごしているのなら、この先管理職になったとしても、それはこれまでやり遂げてきた成果であって、それ以降の仕事にやりがいが感じられないかもしれません。
10年後、これからもこの仕事を続けて行きたい、と大切な人や自分の部下などに笑顔で言えるように、転職も含めて今を見つめ直してみてはどうでしょうか。
10年後の名言③市川左団次
今できないと思っていることを、そのままにした状態では、10年たってもできないままです。でもできないから練習しよう、もっと学ぼうと行動を起こせば、10年後にはできるようになるかもしれません。
思っているだけでは成果に結びつきませんから、まずは実行すること。その成果が微々たるものであっても、積み重ねた努力は必ずあなたの糧となり、あなたの力となります。
時間は有限ですから、今日できることを先延ばしにせず、すぐに行動に移してくださいね。
10年後の名言④ジェフ・ベゾス
世の中の流行りすたりというのは、とても目まぐるしいもの。時代にそってその流れに乗っていくことも大切ですが、ときには変わらずにずっとそのままであり続けることこそが重要であることも。
たとえば10年後も変わらず平和であること、食べるものにも住むところにも困らず健康に過ごせること、事故なく安全な技術を提供し続けられることなどもそのひとつでしょう。革新や変化を続けながらも、変わらない確かなものを大切にして行ってくださいね。
10年後の名言⑤シドニー・スミス
1日に何十人も助けることは難しいかもしれませんが、たった1人を喜ばせるだけなら、できそうですよね。誰かをちょっと手助けしたり、相談に乗ったりするだけでも、相手は喜んでくれるでしょう。
小さな積み重ねであっても、それが10年後にも続けられれば、とても多くの人を喜ばせることになります。そうした積み重ねの先に、大きな成果というものはあるのでしょう。
10年後の名言⑥太宰治
世間の常識は守るべきもの。少なくとも常識をわきまえた言動を心がけていれば、余計なトラブルは避けることができるでしょう。
でもその常識というものは意外に移り変わりが激しく、今は正しいことであっても、10年後には古臭くてとても常識とは言えなくなっているかもしれません。
必要なのはかたくなに以前からの常識を守ることではなく、その時代に合った常識に適応していくことなのかもしれませんね。
10年後の名言⑦勝海舟
投資って難しいですよね。相場が下がってしまったなら損をしたくなくて、できるだけ損害が小さなうちに手放したくなるかもしれません。
でも相場は水物ですから、10年後には逆に値上がりしている可能性も。どうしても今必要でないのなら、あせらずじっくり、ものごとは構えた方が良いかもしれません。
10年後の名言⑧夏目漱石
今の日本はまだ平和な方ですが、百年ほど前は病気で亡くなる人も今よりずっと多かったので、立派に大人になれただけでもうれしいもの。さらに社会に貢献できればなお良い人生だったと言えるでしょう。
これまで生き延びられただけでも多くのことを成し得たなら、これから10年後にはさらにいろんなことができるはず。前向き思考で積極的に行動していくことで、自分自身の人生を切り開いて行ってくださいね。
10年後の名言⑨田中角栄
自分はパッとしない存在であっても、身近にカリスマ性があり、どんどんいろんなことを成し得て行く人がいたなら、その人の応援や手助けをするだけでも十分に満足の行く人生を送れそうです。
だけどももしそんな相手に、10年後に天下を取るから、その手助けをしてくれと直々に願われたなら、なおやりがいを持って励めそうですね。どのような形であっても人生を捧(ささ)げられるような仕事や役目に出会えたなら、その人生は幸運だと言えるでしょう。
10年後の名言⑩小林大祐
夢や目標をかなえるのは簡単なことではありません。目指すものによっては10年後にやっと結果が出るものもあるでしょう。その10年後まであきらめず、努力を続けられるかどうかは、夢や目標をかなえるためにどれだけ執念を燃やせるかかもしれません。
つらくても厳しくても、くじけずに執念をもって努力を続けられれば、遠い目標であってもいつか手が届くでしょう。
まとめ
10年後の自分を想像して、よしやるぞ!と気力を高められる人は根っから前向き思考で、自分自身の力で生き方や人生を切り開いて行ける人なのでしょう。
でも10年後の自分を想像しても今と変わらない自分しか想像できなかったり、暗い想像ばかりしてしまったりする人は、自分に自信が持てないのかもしれません。
でもなりたい自分になるのに、遅すぎるということはないのです。今からでも10年後に明るく笑っている自分でいるために、前向き思考で行動を起こしてくださいね。
