
聞く耳を持たない人と話していると、「どうしてわかってくれないんだろう」と疲れてしまいますよね。こちらは普通に伝えているだけなのに、すぐ否定されたり、話をさえぎられたりすると、心がすりへってしまうのではないでしょうか。でも、そういう人の心の奥には、強い不安や「自分を守りたい」という気持ちがかくれていることがあるのです。つまり、話を聞かないのは、ただわがままだからとは限りません。
この記事では、聞く耳を持たない人がなぜ心を閉ざすのかを、潜在意識と心理の面から見ていきましょう。あわせて、無理にわからせようとして疲れないための接し方や、自分の心を守るヒントも紹介します。
目次
目次
聞く耳を持たない人とは?
自分の考えに固執しやすい
聞く耳を持たない人は、自分の考えをとても強く信じていることが多いです。人の話を聞いていないように見えるのは、相手を軽く見ているからとは限りません。自分の中で「これが正しい」と決めた考えを動かすのが苦手なのです。そのため、少し違う意見を言われただけでも、すぐに反発したり、話を切ったりします。
このタイプの人は、考えを変えることを「負けた」と感じやすいところがあります。本当は新しい見方を取り入れれば楽になる場面でも、自分の考えを守ることに力を使ってしまうのでしょう。
アドバイスを否定や攻撃のように受け取ってしまう
こちらが親切で伝えたことでも、聞く耳を持たない人には「責められた」「下に見られた」と感じられる場合があります。たとえば、「こうした方がいいよ」と言っただけなのに、「自分が悪いって言いたいの?」と返されることがありますよね。心の中に不安が強いと、アドバイスは助けではなく、否定のように聞こえてしまいます。そのため、相手の言葉を落ち着いて受け取る前に、自分を守ろうとして反発するのです。
聞く耳を持たない人の心理と潜在意識
間違いを認めることが怖い
聞く耳を持たない人の心の奥には、「間違えた自分には価値がない」という思いがかくれていることがあります。だから、少し注意されたり、別の考えを出されたりすると、ただの話し合いではなく、自分の存在を否定されたように感じてしまうのです。
本来、間違いを認めることは悪いことではありません。けれど、潜在意識では「間違いを認める=弱い人になる」と受け止めている場合があるため、素直に聞くより先に、言い訳や反論で自分を守ろうとするのでしょう。
過去に否定された経験が心に残っている
子どものころや過去の人間関係で、何を言っても否定された経験があると、人の言葉を素直に受け取ることがむずかしくなります。自分の考えを話した時に笑われたり、頭ごなしに叱られたりすると、「また傷つけられる」と心が覚えてしまうのです。その記憶は、本人がはっきり意識していなくても、潜在意識に残るもの。相手はただ意見を言っただけでも、過去の痛みがよみがえり、心を閉ざしてしまうのでしょう。
自分を守るために心を閉ざしている
人の話を聞かない態度は、強さに見えることがあります。でも、心の中では不安でいっぱいになっている場合もあります。相手の意見を受け入れると、自分が崩れてしまいそうに感じるため、先に心の扉を閉めてしまうのです。これは、潜在意識が自分を守ろうとしている反応。「聞かない」「認めない」「受け入れない」という形で、自分の心を守っています。ただ、その守り方が強すぎると、大切な言葉まで届かなくなるのです。



