新しい年を迎え、今年一年世の中では、どのような動きがあるのか、気になるところです。運勢を占うには色々な方法がありますが、占星術のひとつ、「惑星の動き」を読む方法もあります。
地球の周りにある惑星には、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星(準惑星)があり、これら「惑星の動き」が逆行したり、直列になったりと、色々な動きを見せるのです。
ではこれらの「惑星の動き」によって、2022年はいったいどのような一年となるのか、読み解いていくことにしましょう。
目次
惑星の動きの色々

惑星の直列とは?
「惑星の動き」のひとつに、『惑星の直列』というのがあります。
これは地球からほかの惑星を見たときに、太陽系の惑星が一列に並ぶ状況になることを言います。
それは3つ並ぶこともあれば、4つ、5つ、6つと並ぶこともあります。
最近では、2021年の12月に木星、金星、土星が一列に並ぶ直列が起こりました。
「『惑星の直列』が起こると天災が起こる…」などという説もありますが、実際にはほとんどこの『惑星の直列』による我々への影響はありません。
惑星の逆行
よく言われる『惑星の逆行』ですが、実際には惑星が逆に動くことはありません。
これは地球から惑星を見たときに、ある一定の時期にまるで逆に動いているように見えるのです。
通常は太陽に対して、惑星はそれぞれ時計と反対周りに動いています。そして地球から惑星を見ると、惑星が西から東に動いているわけです。
ところが惑星が地球から見て東から西に動いている時期があり、これを『惑星の逆行』と呼んでいます。
これは各惑星が違った速度で動いているため、一時的に地球から見るとそれらの惑星が追い付いたり追い越したりするように見えるので、それが逆行のように見えるわけです。
『惑星の逆行』が起こると、精神的や物質的など、我々にも色々な影響が出ると言われています。
惑星のコンジャンクション
「惑星の動き」の中には、『コンジャンクション』や『グレート・コンジャンクション』と呼ばれるものがあります。
複数の惑星が重なり合ってしまう現象のことを「コンジャンクション」と言います。
また対極的な位置にある2つの惑星、木星と土星が重なることを『グレート・コンジャンクション』と呼びます。
最近では2020年の12月に木星と土星の『グレート・コンジャンクション』が起こりました。
対極的な位置にある惑星が重なりあうと、それなりの大きなパワーが働くため、世の中に変革や色々な大きな現象、試練をもたらします。
「惑星の動き」による2022年予想
過去2年間は、『グレート・コンジャンクション』や、時代が『地の時代』から『風の時代』に移り変わったことで、何かと大きな変化が世の中に起こってしまいました。
ある意味、今までの固定観念を覆されるようなことが連続して起こっていたようにも思います。
そして2022年は、過去2年に比べると、少しひと息入れられそうな感じではあります。
今年は木星がうお座と牡羊座を行き来するという現象が起こることで、「今までのことを見直し、一度リセットする」年となります。
今年はそこから新たな出発をするがごとく、過去を手放し、今までのことを見直す必要があるのでしょう。
5月には2度の新月が起こる「ブラックムーン」が起こったり、16日には皆既月食が起こったりするので、色々なことのターニングポイントとなるかもしれません。
また5月には木星がうお座から牡羊座に移動することで、新しいサイクルが始まります。
その木星は10月末になると再びうお座に戻り、なつかしい人たちとの再会や、周囲の人とのつながりを再確認するような出来事があるでしょう。
気をつけておきたい2022年の主な「惑星の動き」
2022年は「惑星の動き」から見ると、過去2年間に比べると、驚くような出来事は起こりにくいでしょう。
気になる現象を世の中にもたらしそうな『グレート・コンジャンクション』は起こらず、『コンジャンクション』は下記の通り起こりますが、『グレート・コンジャンクション』のような、崩壊や変革を意味するものはありません。
4月5日 火星と土星
4月30日 木星と金星
今年、気をつけておきたい「惑星の動き」は逆行でしょう。それぞれの逆行が起こることで、精神的に不安定になることや、思うように事が運ばないことがあります。
それを自分のせいだと決めつけず、今何かの惑星が逆行していないか調べてみると、その時期をなんとかやり過ごせば、また明るい光が見えてくるはずです。
なお、冥王星は2006年以降、惑星である条件を満たしていないという理由で、現在は準惑星となっていますが、逆行による影響力は、それなりにあるので、今回は惑星と同じくこの記事でも扱わせていただいております。
