
「悟り」というと、僧侶が長年の苦しい修行を重ねて開くものというイメージがあるでしょう。実際、誰にでもできることではありません。
根深い煩悩を手放すことができたとき、人の心にはどんな効果があるのか、どんな幸せを手にするのか、ここでお伝えしていきましょう。
悟りとは?52段階ある悟り
「悟り」とは、宇宙の真理を悟ることをいいます。
と聞いてもピンとこない人も多いでしょう。
そもそも、仏教自体、何万もの思想体系があり、その数だけ「悟りとは」の定義も違ってきます。
悟りは、定義やゴールさえ曖昧なものなのですね。
ただ、仏教的には、欲望や負の感情、つまり煩悩を滅することで、本物の幸福が見えてくるとされています。
悟りには、52段階あります。
その最高位の52段目の悟りを開いたのが、仏様、つまりお釈迦様です。
お釈迦様は何の真理を悟ったかというと、「人々の幸せ」です。
人の苦しみを取り除き、本当の幸福を与えることの真理を悟られたのですね。
この、お釈迦様が悟った52段階目の悟りを開くことは、普通の人には不可能でしょう。
52段階とはいいますが、1段階違えば雲泥の差があり、52段階目ともなると、もはや人間の成し得るわざではないとさえ言えるかもしれません。
ちなみに、出家せずに悟れるのは、10段階目までです。
悟りは誰にでも開ける?
普通の人が仏の領域である52段階目の悟りを開くことは、不可能です。
この世は煩悩に満ちていますし、さらに煩悩を遠ざけ続けることは非常に難しいことです。
「悟りは誰にでも開ける」という人もいます。
そういった人は、悟りの定義を、心にわだかまりを持たないことや、自分の人生をあるがままに受け止めること、自分なりの幸せを見出せることとしています。
これらは仏教的な意味合いとは少々違ったゴールを設定してある場合です。
こういった定義であれば、僧侶でない人が日常生活を送りながらその境地に達することもできるかもしれません。
そういう意味では誰にでも悟りは開けますが、真理の追求といった意味ではそうそうできることではありません。
悟りを開くとどうなる?
悟りを開くとどうなるのかというと、わかりやすいところでは、「執着がなくなる」というものでしょう。
たとえば、恋愛に苦しむのは、好きな人や結婚という概念に執着しているからです。
この執着がなくなれば、恋の苦しみから解放されます。
人に認められたい、出世したい、成功したいという執着心がなくなれば、頑張る方向性も変わってきて心安らかに過ごせるようになります。
何より、煩悩がなくなることで、いつも幸せな状態でいられるようになるでしょう。
愛されたいという欲望がなくなれば無償の愛を人に注ぐことができますし、人を疑うことがなくなれば、いつも人を信じられて幸せです。
「悟りとは」を追求することは、「煩悩とは」を追求することにも繋がると言えるでしょう。
さらには、悟りを開くことで、心が穏やかになり余計なことを考えず自分自身と真剣に向き合えるようになったなら、才能開花に繋がる可能性もあります。
あなたがこれまで囚われていたものから解放され、本来のあなたを開放することができるからです。
悟りを開くには?
そう聞けば、「悟りを開きたい!」と思う人もいらっしゃるでしょう。
悟りといっても、仏の悟りを開くことは一般人にできることではありません。
職業を持たず、生き物を殺さずといった生き方は、現代においてはほぼ不可能でしょう。
ここでは、あくまで誰にでもできる方法をご紹介したいと思います。
一般人が辿り着ける悟りのゴールは、煩悩を少しでもなくし、心穏やかになれるようにすることだと思います。
そのためにできることは、次の2つ。
・瞑想……深い次元まで入り込んだ瞑想が必要です。雑念も煩悩も全てが取り払われた心の状態を保ちます。
・坐禅……坐禅そのもので悟りを開くということではありません。坐禅は心を無にすることが目的。それによって、煩悩をなくす役に立つとされます。坐禅体験などに参加してみるのも良いでしょう。
崩壊しやすい悟りを維持するには?
せっかく悟りを開くために努力しても、ほんのわずかな心の隙に煩悩は入り込み、すぐに悟りから醒ましてしまいます。
悟りは52段階あるとお伝えしましたが、退転位と不退転位に分けられます。
41段階以上を不退転位といい、少々のことでは悟りが崩壊しにくいとされています。
40段階までを退転位といい、些細なことですぐに崩壊してしまいます。
悟りを維持するには、修行(瞑想や坐禅)を続けること、崩壊するたびにまた一からやり直すこと、日頃から気を引き締めること以外にありません。
まとめ
悟りがいかに難しいことか、おわかりいただけたかと思います。
僧侶でさえ、悟りの境地に達することは非常に難しいのです。
だけど、不可能ではありません。
あなたの心が苦しい時や、どう足掻いても浮上できそうにないという状態に陥った時などに、ぜひ悟りを開くために一歩踏み出してみることをおすすめします。
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