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不思議な二面性を持った街!ブラジルの世界遺産5つ

ブラジル,世界遺産
ブラジルと言ったらコーヒーの名産地ですね。そしてブラジルの人の明るい人柄も印象深いです。そんなブラジルには賑やかな世界遺産が存在します。

美しい海や美女に囲まれた街や、しっとりと歴史を振り返ることのできる世界遺産まで、見ていて飽きません。そんなブラジルに世界遺産を求めて旅立ってみませんか?

リオデジャネイロ

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ブラジルと言えば熱気あふれるサンバのリズムと躍動する美女がムード満点です。

カーニバルやボサノバを生み出したリオデジャネイロは、都市が世界遺産として登録されています。世界三大美港に数えられていて、奇岩が連なる紺碧の海や白砂の海岸線など美しい景観で溢れています。そしてエネルギッシュなブラジルの人々に迎えられます。

世界遺産を体感するべく絶対に訪れたいのは、街のシンボルであるコルコバードの丘に登ることです。真っ赤な登山電車で20分、丘の上にはリオの街を見守るように両腕を広げて立っているキリスト像があります。そして眼下に広がるのは穏やかな海に連なるいくつもの小高い岩山と自然の合間を縫うように並び立つ高層ビル群です。

自然でも人工でもないこの景色を見られるのはここだけです。まさに神秘的ともいえる光景ですよ。この美しい世界遺産の街で毎年2月頃に行われるカーニバルも見ものです。世界に誇るショーと世界遺産、どちらも満喫したいですね。

イグアスの滝

ブラジル,世界遺産
ブラジルとアルゼンチンの両国にまたがるイグアス国立公園にある世界遺産です。

大地を切り裂くように、轟音と共に流れ落ちる茶褐色の滝は迫力満点です。圧倒的な水の勢いで舞い上がる水煙は、日本で見る滝の印象とはかけ離れて見えます。誰もが目を見張るような滝に息をのむことでしょう。北米のナイアガラの滝、アフリカのビクトリアの滝に並ぶ世界三大瀑布のひとつなんです。

でもダイナミックという点ではほかの2つをはるかに超えています。滝幅約4.5キロ・最大落差約80メートル・水量毎秒6万5千トンという大きさはさすが、「巨大な水」という名の世界遺産という感じです。この自然の驚異を体感したいなら、アルゼンチン側から遊歩道を伝って展望台へ行きましょう。

凄まじい水しぶきと共に頭上には美しい虹がかかります。艶やかな蝶が乱舞するゾーンでもあるので、天国なのか、地獄なのかと疑うような光景です。イグアス国立公園には、他にも亜熱帯動植物の宝庫であるジャングルで貴重な動植物を見ることもできます。自然を満喫したいなら絶対にブラジルに訪れて見るべき世界遺産です。

カピバラ山地国立公園

ブラジル北部に広がるカピバラ山地国立公園もブラジルの貴重な世界遺産です。

広大な山岳地帯に切り立つ岩肌が、それだけで自然の厳しさを教えてくれているようです。その岩肌には約2万年前の人間が書いたとされる壁画が今でも数多く残されています。

世界最多の約600ヶ所、3万点にもおよぶ多種多様な壁画は何を物語っているのでしょうか。この無数に描かれた壁画は、当時の人々の生活を浮かび上がらせる貴重な資料となりました。

人と人とのつながりと、カピバラ山地の動物を描いたものが目立ちます。これらの壁画が描かれたのは、まだ文字が生まれる前の話です。ブラジルではその時代を「先史」と呼んでいます。壁画は生活の情報や人々の思いを残すための唯一の方法です。

現代は携帯電話やインターネットなど通信機器がたくさんありますが、昔は壁画だけで思いを伝えたんですね。日々の食糧を得るための狩りの様子、この地に住む動物の特徴など素晴らしいものばかりです。現存する世界最古の「植物画」もここで発見されました。古代の人の思いが残る世界遺産です。

オリンダ歴史地区

南米ブラジルの大都市レシーフェの対岸にある古き植民地時代の面影が残る世界遺産です。

16世紀にポルトガルがブラジルに建設した最初の植民地です。この地は、植民地時代に黒人奴隷を使って作らせたサトウキビ産業で栄えた場所です。その豊かな富によって美しい石畳の街が築き上げられました。カラフルなバロック様式の建物も、その頃の光景を今に伝えています。世界遺産に見劣りしない美しさです。

しかし17世紀にオランダに襲われて破壊されてしまいます。その後、人々は壊された街の再建に乗り出しました。中でも力を注いだのはサン・フランシスコ修道院です。

1715年から40年もの歳月をかけて土台から再建されたそうです。中庭の回廊の壁は、青と白の装飾タイルで埋め尽くされています。これはポルトガルの装飾タイルで有名なアズレージョです。そんな多国籍な芸術作品と古い歴史を物語る、静かに訪れたい世界遺産です。

サン・ルイス歴史地区

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南米ブラジルの赤道直下のマラニョン州の都サン・ルイスは歴史の残る世界遺産です。

2つの川の合流地点にあることから、とても産業に栄えていました。ここはブラジルの国土ですが、17世紀の初め、ブラジルで唯一フランスが植民地を建設した場所でもあります。国王であるルイ・13世にちなんで「サン・ルイス」と名付けられました。

現在の州政府の庁舎となっているレオエス宮殿は、新古典様式の建物です。宮殿は石造りの城壁で囲まれています。しかし、わずか3年で同じようにブラジルに植民地を広げていたポルトガルに征服されてしまいます。

縦に細長く丸みのある入り口、飾りの付いた出窓はその後、ポルトガルの様式で建てられたものです。目を引くのは建物の壁を彩る装飾タイルです。太陽の光を反射し、暑さを和らげ、雨風にも強いと言われています。ブラジル、フランス、ポルトガルの文化が入り混じった不思議な世界遺産です。

まとめ

ブラジルの世界遺産はいかがでしたか?

ブラジルのカーニバルや音楽を生み出した華やかな世界遺産、大自然の猛威を体感できる自然の世界遺産、植民地時代の歴史を思わせる歴史的世界遺産など、様々な顔を持っているのがブラジルです。

一歩足を踏み入れれば異世界に入ったような不思議な感覚に包まれます。賑やかに楽しむか、静かに楽しむかそれはお好みで訪れてほしい世界遺産です。

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SPIBRE編集部

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