「アガパンサス」は南アフリカの原産で、ユリに似た小さ花を初夏の頃に咲かせることから、英語では「アフリカンリリー」とも呼ばれています。
「アガパンサス」は、その花の咲き方がヒガンバナにも似ていることから、実はヒガンバナ科に属しており、色は紫、青が主流ですが、他にもピンクや白い花を咲かせます。
ではヨーロッパでは『愛の花』とも呼ばれている「アガパンサス」の、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【アガパンサス】にまつわるスピリチュアルなお話

「アガパンサス」に関するギリシャ神話
最高神のゼウスの妻であった女神ヘラに仕えるイリスという侍女がいました。
ゼウスとヘラは、イリスのことを非常に可愛がっていたのですが、ゼウスもヘラに恋愛感情を抱くようになってしまったのです。
ゼウスに求愛されたイリスは大変困ってしまい、ゼウスの妻のヘラに相談したのです。
イリスはヘラに、自分をどこか遠くに行かせてほしいと頼みました。
するとヘラはその願いを聞き入れて、イリスに七色のネックレスをかけ、それに神の酒をふりかけて、イリスを虹にしたのです。
イリスはそのおかげで、虹の神となって遠くに行くことができました。
そして神の酒の雫が虹から地上に落ちたところに、咲いた花が「アガパンサス」であったとされています。
また、別の説では、この花がアイリスだとも言われています。
【アガパンサス】が誕生花の日
【アガパンサス】が誕生花です。
- 5月11日
- 6月11日
- 6月19日
- 6月27日
- 6月29日
- 6月30日
- 7月3日
- 7月6日
- 7月25日
- 8月22日
青紫色の「花」が誕生花
- 7月12日
【アガパンサス】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「アガパンサス」は、さわやかなブルーや白い花を咲かせることから、浄化作用のある花として用いられます。
特に最近ツキに見放されていると思うなら、白い「アガパンサス」を金属製の鉢に入れたものを東北の方角に飾っておくと、運の流れを変えてくれるでしょう。
恋愛運UP
ピンク色の「アガパンサス」の花を、赤やオレンジなどの暖色系のお花と一緒にゴージャスに飾ることで恋愛運を引き寄せます。
バグア・チャート風水で、お部屋の入口を入って右奥の恋愛のコーナーに飾っておきましょう。
花言葉【アガパンサス】の意味
「アガパンサス」は、梅雨の時期に涼し気に咲く花として人気があります。
南アフリカ原産で、英語名は「アフリカンリリー」、そして和名は「君子蘭」に似ていることから、「紫君子蘭」と呼ばれています。
日本には明治時代の中頃に持ち込まれたようで、比較的新しく紹介された花です。
小さい花が集まって咲く「アガパンサス」は、その花のひとつずつがユリに似ていたことから、以前はユリ科に属していましたが、現在はヒガンバナ科に属しています。
「アガパンサス」は、鉢植えで30センチ程度の長さに育つものもありますが、自生するものは、1メートル前後の高さまで育ちます。
光沢のある細い葉を持ち、その葉の中から伸びた細い茎の先に、まるで花火のように放射状に花を咲かせます。
「アガパンサス」という名前は、ギリシャ語の愛を意味する「agape(アガペ)」と、花を意味する「anthos(アンソス)」から名付けられています。
原種だけでなく、観賞用に改良された園芸種も多くあり、フラワーアレンジメントにもよく用いられています。
切り花にすると、花もちがよく一週間程度は咲いていますが、蕾のまま切ると、花が咲かないことが多いので、気をつけましょう。
耐寒性、耐暑性があり育てやすいので、初心者でも花壇や鉢植えで楽しむことができます。
「アガパンサス」は、ヨーロッパでは『愛の花』と呼ばれ、夫婦や恋人同士でもよくプレゼントしあう、人気の花です。
「アガパンサス」には、紫、青、青紫、白、ピンクなどがありますが、白色にだけ色別の花言葉が存在しています。
「アガパンサス」の花言葉①
- 恋の訪れ
- ラブレター
- 恋の季節
これらの花言葉は、「アガパンサス」という花の名前がギリシャ語で「愛の花」を意味するところから付けられています。
恋の告白をするときには、ぜひこの花言葉を添えて「アガパンサス」をプレゼントしてみたいですね。
「アガパンサス」の花言葉②
- 知的な装い
この花言葉は、「アガパンサス」の花が、初夏の光を浴びながらも涼し気に佇む姿から付けられたものです。
「アガパンサス」の花言葉③
- 実直
この花言葉は、「アガパンサス」にまつわるギリシャ神話に基づいて付けられています。
ゼウスに求愛された侍女のイリスは、ゼウスの妻ヘラにそのことを正直に告げて助けを求めたことに由来しています。
白い「アガパンサス」の花言葉④
- 誠実な愛
この花言葉は、白色が何にも染まっていない純白な色であるところに由来しています。
結婚を控えたお友達に、この花言葉を添えてプレゼントしてみるのもよいでしょう。
花言葉【アガパンサス】の基本情報
科 属 | ヒガンバナ科 アガパンサス属 |
原産地 | 南アフリカ |
品種 | 原種約6種 、園芸種約300種 |
開花時期 | 5月~7月 |
英語和名 | ・Agapanthus(アガパンサス)、African Lilly(アフリカンリリー) ・アガパンサス、紫君子蘭 |
まとめ
「アガパンサス」は、ヨーロッパでは古くから『愛の花』として親しまれ、「アガパンサス」の花をラブレターの代わりに贈ったりしてきました。花言葉も愛にまつわるものが中心で、恋人や夫婦間でプレゼントし合うのにピッタリです。
