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花言葉【桐】風水で運気アップ*誕生花とスピリチュアルな伝説について

花言葉,桐

初夏に薄紫色の上品な花を咲かせる「桐」の花は、どことなく高貴な雰囲気を漂わせています。

また「桐」の木は、湿気にも強く割れにくいことから、昔から高級な箪笥の素材としても用いられてきました。

日本では高貴な紋章としてもよく用いられている「桐」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?

【桐】にまつわるスピリチュアルなお話

花言葉,桐

「桐」に関する中国の伝説

中国の伝説上の鳥である鳳凰は、「桐」の木だけに棲み、竹の実だけを食べると信じられていました。

このことから、「桐」は非常に高尚な存在として大切に扱われてきました。

また中国には、下記のような伝説が残されています。

昔々、河南省の山奥に大変神聖とされる「桐」の木が一本ありました。その「桐」の木は、長年何代にもわたって高貴な姿で歌を歌いながら立っていたのです。

ある日呪術師がその歌声に感動し、彼が持っていた魔法の杖で「桐」の木を竪琴の姿に変えてしまいました。

その竪琴は、最高の音楽家が演奏しなければ音が出ないようになっていたのです。

皇帝があらゆる音楽家を集めて、その竪琴を演奏させるのですが、雑音しか出ませんでした。

そこにやってきたひとりの若者が、弦を鳴らさずに竪琴に「自らの声で歌ってごらんなさい」と語りかけたのです。

すると「桐」は歌い始め、それは森の風や川のせせらぎ、そして小鳥の声などを彷彿とさせるような美しい自然の音色だったのです。

それはまさに「桐」が、森に長く住んでいたころに聞いていた自然の音だったのです。

皇帝は喜んで若者にその弾き方について問うたところ「自分のテーマを選んでみるように、励ましただけです。その気持ちが声に現れるのです」と答えました。

「桐」に関する日本での風習

「桐」は、日本には中国から伝わりましたが、神聖な木とされていたため、日本でも平安時代頃から天皇の衣服の刺繍などに「桐」が用いられ、高貴な紋章として今もなお、日本政府や内閣総理大臣の紋章として用いられています。

またかつての武士たちは、名を挙げた武将にのみ桐の紋が与えられたので、現在でも叙勲式などのお祝いの行事でも、よく桐の紋が使用されます。

一方、かつての日本では、女の子が生まれると「桐」の苗を植えて、結婚する頃にはすっかり成長したその「桐」の木で、箪笥を作って嫁入り道具にしていました。

そのことから、「桐」は女の子の成長を守護し、幸せを見守る木とされています。

【桐】が誕生花の日

【桐】が誕生花です。

  • 5月9日
  • 11月8日

【桐】を使って運気をアップする方

ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)

著者ご本人に解説してもらいます。

「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」伊庭野れい子著,太玄社

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
花言葉,桐

風水で運気UP

風水において「桐」は、神聖な木であることから、邪気を払ったり守護してくれたりするものと考え、「桐」の箱を開運グッズとして用いることがあります。

金運UP

「桐」箱を用意し、普段家に財布を置いておくときはそこに入れておきます。そうすることで財布を邪気から守ってくれます。

またその箱を、金運を育んでくれるとされる北側に置いておくと、金運アップになります。

出かけるときはその「桐」箱から財布を出し、家に戻ったら再び「桐」の箱に入れておきます。

花言葉【桐】の意味

「桐」は、中国から朝鮮半島を経由して日本に伝わった広葉樹で、日本では北海道以南に自生、もしくは植栽されています。

中国では鳳凰が棲む神聖な木とされていたことから、日本でも皇室の紋章や、五百円玉や勲章の絵柄としても用いられています。

「桐」の木は湿気に強くて割れにくく、水を通しにくい上に断熱性にも優れ、また非常に軽いというすぐれた性質を持っているため、箪笥や下駄、琴の材料として用いられてきました。

また「桐」には虫や菌の繁殖を防ぐ、パウロニンやセサミンという成分も含まれています。

「桐」の木は、大きくなると15メートルほどにもなり、初夏には枝先に釣鐘状の薄紫色の花をたくさん咲かせます。

そして花が咲き終わると、直径3センチ程度の実を付けます。

「桐」の花はゴマノハグサ属キリ科なのですが、見た目からノウゼンカツラ属キリ科にも分類されています。

「桐」という名前の由来は所説ありますが、切っても切っても成長を続けて花を咲かせることから「切る」が転訛して「桐」になったという説が有力です。

「桐」の学名の「ポウロウニア」は、江戸時代に長崎に医官として滞在したドイツのシーボルトが、オランダ王妃のアンナ・パヴロヴナに「桐」の種を贈り、王妃の名前を献名したものであるとされています。

「桐」の切り花を贈るということはあまりないとは思いますが、もし絵や絵が描かれたカード、写真を贈るチャンスがあるならば、花言葉を添えておくとよいでしょう。

「桐」の花言葉①

  • 高尚

この花言葉は、中国の伝説で「桐」は鳳凰が棲む木であるとされていたことから、日本でも「桐」は神聖な木であったことから付けられた花言葉です。

「桐」の花言葉②

  • 傍若無人

こちらの花言葉は、アメリカのみで用いられているものです。「桐」は成長が早く、どんどん増えるので、侵略者のように見なされ外来種登録されてしまっており、そこからあまりイメージのよくないこの花言葉が付いてしまいました。

花言葉【桐】の基本情報

“【桐】の基本情報”
科 属 ゴマノハグサ科 キリ属、またはノウゼンカズラ科 キリ属
原産地 中国
品種 ゴマノハグサ科とノウゼンカズラ科に分かれており、多数存在
開花時期 4月~5月
英語和名 ・Empress Tree(エンプレスツリー)、Foxglobe Tree(フォックスグローブ・ツリー)、Princess Tree(プリンセスツリー)
・桐(キリ)

まとめ

「桐」は、中国から日本に伝わったものですが、中国の古来の伝説に基づき、高貴で神聖な木であるとされていました。その花も神様の花とあがめられ、紋章などの絵柄にも用いられてきました。そんな「桐」の花言葉も日本では高尚なのですが、外来種登録されている海外では意外なものが用いられています。

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ABOUT ME
Written by 伊庭野れい子
【スピリチュアル・カウンセラー、風水師】 ハワイで20年間、撮影コーディネーターやライターをしながら透視能力を開花させる。 現在は大阪にてライター&翻訳業及び、自身のスピリチュアル本等の出版とチャネリング中心のスピリチュアル&風水カウンセラーとしても活躍中。 https://tarotreiko.amebaownd.com/

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