「ミヤコワスレ」という、少し物悲しいような名前が付いた花をご存知でしょうか?小菊に似た小さい紫色やピンクなどの花を咲かせます。
「ミヤコワスレ」は日本が原産で、もともとは「ミヤマヨメナ」と呼ばれていた種類の、園芸品種になります。
その上品な姿から、江戸時代より茶花としてもよく用いられていた「ミヤコワスレ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ミヤコワスレ】にまつわるスピリチュアルなお話
「ミヤコワスレ」に関する伝説
「ミヤコワスレ」には、有名な伝説が残されています。
鎌倉時代に後鳥羽上皇が企てた『承久の乱』で、幕府軍に負けて佐渡島へ島流しになった第三皇子の順徳天皇は、都から遠く離れた島の暮らしが長く続き、寂しい思いで過ごしていました。
毎日聞こえてくる波の音、そして松風だけが、さらに寂しさを募らせていたのです。
そんなある日、ふと庭を見ると小さな花が咲いているのに気がついたのです。
その優しく咲く花を見て「今まで都が恋しくてしかたなかったけれど、この花を見ていると、心が癒されて、都のことを忘れられそうだ」と言われたのでした。
それ以来この花のことを島人たちは、「ミヤコワスレ」と呼ぶようになったのだそうです。
【ミヤコワスレ】が誕生花の日
【ミヤコワスレ】が誕生花です。
- 3月11日
- 4月3日
- 4月9日
- 4月15日
- 4月21日
- 4月26日
- 5月13日
- 5月19日
- 6月23日
- 6月26日
- 8月1日
【ミヤコワスレ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「ミヤコワスレ」は、紫、青、白、ピンクなどの色があり、特にその中でも高貴な色とされる紫の花を利用して風水を行うことができます。
また白いものは、庭の鬼門に当たる場所に植えておくと魔除けになります。
金運UP
紫色の元気のよい「ミヤコワスレ」の花を、バグア・チャート風水の金運のコーナーにあたる、お部屋を入って左手奥のコーナーにたくさん飾っておくと金運を引き寄せてくれます。
仕事運UP
特にクリエイティブな仕事に携わっている人には、この紫色の「ミヤコワスレ」の花を、南の方角に飾りましょう。すぐれた創造性や判断力を授けてくれるでしょう。
健康運UP
紫色の「ミヤコワスレ」を寝室やリビングに飾ることで、心に癒しをもたらしてくれます。
花言葉【ミヤコワスレ】の意味
「ミヤコワスレ」は、シオン属キク科の多年草で、4月ごろから6月ごろにかけて、花を咲かせます。
「ミヤコワスレ」の花は、とても清楚で上品で、直径が3センチほどで、背丈は30センチから50センチほどに伸びます。
「ミヤコワスレ」の原種で、野生の山野草として知られているのが「ミヤマヨメナ」で、主に白い花を咲かせます。
「ミヤコワスレ」は、この「ミヤマヨメナ」の園芸種として栽培されているものです。
江戸時代から園芸種として「ミヤコワスレ」は庭に植えられたり、茶花としても愛用されてきました。
最近では、仏花として用いられることもあるようです。
「ミヤコワスレ」の英語名は、「Gymnaster(ジムナスター)」といい、ギリシャ語の「裸」を意味する「gymnou」と、星を意味する「aster」から付けられています。
主として木陰に咲く花で、本州、四国、九州の山地で広く分布し、寒さにも強い植物です。
「ミヤコワスレ」の花の色は、濃い紫、紫赤、淡い青、ピンク、白などがありますが、色別の花言葉はありません。
「ミヤコワスレ」の花言葉①
- しばしの別れ
この花言葉は、「ミヤコワスレ」の順徳天皇にまつわる伝説から付けられた花言葉です。
少しの間だけお別れですが、また会いましょうという意味を込めています。
転校や転勤でしばらく会えなくなる仲間に、「ミヤコワスレ」の花と共に、この花言葉を贈ってみるとよいでしょう。
「ミヤコワスレ」の花言葉②
- また会う日まで
この花言葉も「ミヤコワスレ」の順徳天皇にまつわる伝説から付けられた花言葉です。
しばらく会うことができないお友達に、この花言葉を添えて「ミヤコワスレ」の鉢植えを贈ってみましょう。
「ミヤコワスレ」の花言葉③
- 優しい心
この花言葉は「ミヤコワスレ」の小さくてかわいい花を眺めていると、心が和んでくる、そんな様子から付けられた花言葉です。
何か親切にしてもらった人へのお礼として、この花言葉を添えて「ミヤコワスレ」を贈ってみましょう。
「ミヤコワスレ」の花言葉④
- 穏やかさ
この花言葉は、「ミヤコワスレ」の中でも淡い色をしているものは、特に見ているだけでも穏やかな気持ちにさせてくれることから付けられた花言葉です。
「ミヤコワスレ」の花言葉⑤
- しばしの慰め
この花言葉も、「ミヤコワスレ」の順徳天皇にまつわる伝説から付けられたものです。
この花を見ている間だけでも、かつて住んでいた都の思い出を忘れられる、そんな思いから付けられています。
花言葉【ミヤコワスレ】の基本情報
科 属 | キク科 ミヤマヨメナ属 |
原産地 | 日本(本州から九州にかけて) |
品種 | 原種は1種、園芸種は主なものは8種ほか、多数。 |
開花時期 | 4月~6月 |
英語和名 | ・Gymnaster(ジムナスター) ・ミヤコワスレ(都わすれ)、野春菊(のしゅんぎく)、深山嫁菜(ふかやまよめな)、東菊(あずまぎく) |
まとめ
「ミヤコワスレ」は、江戸時代から日本では愛されてきた、かわいい野菊の種類のお花です。「ミヤコワスレ」の順徳天皇の伝説にまつわる花言葉が多くあり、別れに関するものが主のようですが、それでも転校や転勤で、しばらく会えなくなるお友達に贈る花言葉としては喜ばれるでしょう。