暦の流れに沿って生きるとはどういうことなのでしょうか?暦を理解して取り入れていくことで、自然に開運にもっていくことができます。開運するために暦をうまく活用していく方法、開運ポイントをご紹介します。
暦とは
暦には時間の流れだけではなく多くの情報が記載されています。年・月・週・日といった単位で時間の流れを見ていくことができます。現在使用している暦は太陽の動きをもとにして作られている「グレゴリオ暦」になります。グレゴリオ暦は、1582年にローマ法王グレゴリオ13世によって制定され、1年の長さを365.2425日として設けられている暦です。1872年(明治5年)から日本に導入されました。
暦には、六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)などが書かれています。六曜は、中国から伝わったもので、明治以降に使われ各日の吉兆を示したものになります。六曜は旧暦の日に対応しており、基本的に「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順番になります。
旧暦の1日に当てはまる六曜が決まっているため、現在の暦では多少順番がずれることがあります。吉日は大安、友引、凶日は仏滅になります。入籍や結婚など人生の大きなスタートでは六曜を意識することも多いでしょう。
【旧暦1月と7月の朔日(ついたち)】「先勝」からスタート
【旧暦2月と8月の朔日】「友引」からスタート
【旧暦3月と9月の朔日】「先負」からスタート
【旧暦4月と10月の朔日】「仏滅」からスタート
【旧暦5月と11月の朔日】「大安」からスタート
【旧暦6月と12月の朔日】「赤口」からスタート
その他にも、一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)や天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)、天恩日(てんおんび)、巳の日(みのひ)などの吉日、不成就日(ふじょうじゅび)や黒日(くろび)などの凶日があります。吉日と凶日を意識して暦を見ていくと運気の流れをよりよく取り入れていくことができます。
暦に沿って生きると開運できるポイント
暦に沿って生きると、どのような感じで開運できるのでしょうか?暦を見て開運につなげていくポイントをご紹介します。
時間管理が上手くできる
時間は24時間と決められていますので、時間管理をしっかりと行うことができると無駄な時間が少なくなるでしょう。時間に追われてやりたいことができなくなってしまうと充実した人生を生きることができません。時間をしっかりとマネジメントすることで、自分の人生を思いのままにコントロールしていくことができます。
開運日程が分かる
開運日に物事のスタートや、人生の大きな決断をすることでよりよい流れに乗ることができます。いくつかの吉日があります。一粒万倍日は、「一粒の籾(もみ)が育ち、万倍にも実る稲穂になる」という意味で、新しいことを始めるのにベストな日と言われています。1粒が万倍に大きくなるということなので、ネガティブなことを始めるとそれも大きくなってしまいます。喧嘩や借金をすると大きくなってしまう怖れもあるので控えましょう。
天恩日は「天の恩恵をすべての人が受ける日」と言われている縁起の良い日です。天赦日は、「神様が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日」と言われています。巳の日は、「巳」は「へび」と読み、蛇は弁財天の使いということから、金運が上がる日と言われています。
同じスタートをするにも、凶日に始めるより吉日に始めた方が流れがよくなるでしょう。運気は目で見ることができませんが、運気の流れに乗ることができるとスムーズに物事が運び、チャンスも舞い込みやすくなってきます。うまく運気の流れを把握して予定を設定していくとよいでしょう。
凶日が分かる
暦の中には凶日と呼ばれるものがあります。不成就日は、何事も成就しない日と言われています。黒日は、別名「受死日」とも呼ばれ、暦上の最悪の大凶日と言われています。お葬式以外の何をするにもNGになり、病を患うと死んでしまう凶日という意味もあります。凶日は新たなことのスタートや、重大な決断をしないように注意したい日として見ていくとよいでしょう。
未来の予定を立てることができる
暦の中の吉日や凶日を考慮して未来の計画を立てていくことができます。目に見えない運気を味方につけていきたい方は、吉日や凶日を意識して計画を立てていくとよいでしょう。ポジティブな流れを引き寄せていくことで、いつもとは違った流れが期待できるかもしれません。
一粒万倍日+天赦日+大安など吉日が重なっているときは、よりポジティブなエネルギーになり最強開運日になります。逆に、仏滅+黒日など凶日が重なっている日は、大きな物事や決断に対しては積極的に動かない方がいいかもしれません。
まとめ
暦に書いている開運日や凶日などを意識して見ていき予定を組んでいくと、運気の流れに沿っていくことができます。運を取り込んでいくことで、チャンスに恵まれたり、よいことを引き寄せやすくなったりするでしょう。
