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インカの歴史を感じられる!ペルーの世界遺産5つ

ペルー,世界遺産
ペルーと言えば賑やかな街の風景と、霧立つ山々の自然の風景が調和したような不思議な街です。そんなペルーには有名な世界遺産が点在しています。

特にインカ帝国の名残ともいえる歴史的な建物や雰囲気が味わえる世界遺産ばかりです。そんなペルーの世界遺産を訪れてみたいと思いませんか?

マチュ・ピチュの歴史保護区

ペルー,世界遺産
ペルーのクスコから列車とバスを乗り継いで、更に急こう配の山道を歩いた先にある世界遺産です。麓からは仰ぎ見ることのできない標高約2,280mにある石造りの遺跡です。

スペイン軍はその存在に気づくことがなく、1911年にアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムによって発見されました。インカの都市はようやく400年もの長い眠りから目覚めました。名前を聞いただけで分かる知名度の高い世界遺産ですね。

マチュ・ピチュの約半分は山の斜面を利用した段々畑で、その西側にはペルー人750人ほどが暮らしたと思われる居住区を含む市街地となっています。美しい曲線を描く太陽の神殿などインカ独特の精巧な石積み技術は見ごたえがあります。山頂にあるにも関わらず高度な利水システムが完備されていることも注目です。

今でも多くの謎に包まれているマチュ・ピチュは王族の離宮であったという説が有力ですが、確たる証拠は見つかっていません。雲海にそびえるインカの遺跡が何か語りかけているような世界遺産です。

ナスカとフマナ平原の地上絵

ペルー,世界遺産
ペルーの首都から南へ行くと、アンデス山脈と太平洋に挟まれた砂漠地帯にあるのが世界遺産で有名な強大な地上絵です。紀元前200年〜紀元後800年のナスカ文化の時代に描かれたとされる絵は、幾何学模様や動植物をかたどった具象図形と様々です。

大きさも数十メートルから数十キロに及ぶものまで700を超す数の地上絵が確認されています。一体、誰が何のために描いたのか…その謎は解明されないところが好奇心を掻き立てて、ペルーでも人気の世界遺産です。

ナスカの地上絵はその目的として「天文観測説」「宇宙船発着場説」「雨乞い説」「宇宙人落書き説」など多くの仮説が唱えられています。しかも何千年もの間浸食されずに残っている理由も不思議です。

セスナに乗って上空から古代の名画をじっくり見ながら、永遠に解けない謎を楽しみたい世界遺産です。

クスコ市街

ペルー,世界遺産
ペルー南部の標高約3,400メートルの高所に建設された、かつてのインカ帝国の都が世界遺産になっています。

太陽神の子とされる皇帝が治めるインカ帝国は、15世紀後半から最盛期を迎えていました。太陽神を祭る神殿は、その象徴である黄金で飾られ、まばゆい輝きを放っていました。その後、滅亡を迎えてからは破壊された神殿や宮殿の跡に教会やスペイン風の街が築かれました。

インカ時代の堅固な礎石の上に建つサント・ドミンゴ教会は、隙間なく積み上げられた石組みの技術が精巧です。カミソリの刃1枚も通さないといわれるほどなんです。

アトゥンルミヨク通りのパズルのように組み合わされた「12角の石」は、見る価値ありです。インカの栄光の日々は今も末裔によって受け継がれています。

毎年6月にペルーで行われるインティ・ライミ(太陽の祭り)には、ペルー以外の各地からも人が集まり賑わっています。インカ帝国の復活が味わえるような世界遺産です。

リマ歴史地区

ペルー,世界遺産
ペルーの首都リマは、インカ帝国の首都クスコを制圧した、スペインの征服者フランシスコ・ピサロがその2年後に本国スペインとの交易の利便性を考えて建都した世界遺産です。

現在もペルーの政治・経済の中心地であり、碁盤の目状に広がるセントロ(旧市街)に点在する建築群が当時の栄華を伝えています。

セントロの中心アルマス広場の正面に建つカテドラルは、ペルー最古のカテドラルです。100年以上の歳月をかけて完成したサンフランシスコ教会の、15のチャペルと地下墓地に圧倒されてしまいます。

1549年に建立されたサント・ドミンゴ教会は、スペインに特注した青タイルがとても美しいです。ピサロの権勢を偲ばせるアルマス広場とは対照的に、サン・マルティン広場にはペルーを独立へと導いたサン・マルティン将軍の騎馬像が立てられています。

ペルーで一番栄えた街と世界遺産を是非、訪れてみたいものです。

マヌー国立公園

ペルー,世界遺産
ペルーを超えて地球上でも特に生物多様性が豊かな地域の一つになっている世界遺産です。

広大な敷地の中には、熱帯雨林から寒冷な高原まであらゆる自然環境が揃っています。とくに植物や野生動物の多様さでおすすめなのが、サルバドール、オトロンゴ、フアレス、パキツァ、リモナルの5カ所です。

周遊コースには湖や沼地があるので、オオカワウソやクロカイマンが見られます。他にもコルパやベニコンゴウインコの群れの生息地や、エサを求めて集まる野生動物など見たことのない動物がいるかもしれません。

感動的な絶景に出会いたいのであれば、トレス・クルセス展望台まで足を伸ばして日の出やアンデス山脈と森という2つの対照的な姿を見るのも良いでしょう。自然の神秘を身体全体で体感できる世界遺産です。

まとめ

ペルーの世界遺産はいかがでしたか。インカ帝国は短い時期の繁栄で終わってしまいましたが、今でも末裔によって受け継がれているとは不思議ですね。

今も昔も変わらない文明や文化を受け継ぐのはとても大変だと思います。ひっそりとした美しい景色を楽しむのにもペルーの世界遺産はピッタリです。

インカの世界を堪能する旅に出ながら歴史を感じられる世界遺産です。

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SPIBRE編集部

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