
「死が怖い」という気持ちにおそわれたことはありませんか? 自分も含め生ける者はみな全て死ぬのだということ、普段は忘れているけれどふと強く意識することもあるでしょう。
その死への恐怖が強い時、スピリチュアル的なサインが送られている可能性があります。恐怖を和らげるためにも、一度死について掘り下げてみましょう。
目次
死が怖いことの意味
人も生き物も、必ず死にます。
絶対に逃れることができない「死」に対する捉え方は人それぞれです。
時に強い恐怖感を抱く人、普段は忘れているけれど唐突に死の恐怖にとらわれる瞬間がある人もいます。
その裏には、スピリチュアル的な意味が秘められている可能性があります。
生への執着
死が怖い理由の1つとして、「生」に対する強い執着心があることが挙げられます。
今の人生に満足していたり、好きな人がいたりなど、今の暮らしがとても幸せで、決して手放したくないと感じている場合、死にたくないと強く思います。
このままいたい。今が幸せ。そんな想いが、死への恐怖を強めます。
スピリチュアル的な信仰がない
宗教では、死後の世界についてそれぞれの解釈があります。
その死後の解釈が人の心の救いとなり、恐怖を和らげてくれる要素となります。
だけど、信仰がなく、死後の世界のイメージが持てない場合、漠然とした恐怖を抱えてしまうことがあります。
死を特別な成長の機会と捉えている
死ぬことについて強く意識してしまうのは、死が特別なものだと捉えている可能性があります。
死によって特別な成長がもたらされると信じているのです。
今のまま死ねば、特別な成長を得られないかもしれないという不安から、死を恐れているのでしょう。
魂の繋がりを感じられる人がいない孤独感
また、孤独感も死が怖いと感じる理由になります。
死は一人で迎えるもの。
だけど、誰かと深い結びつきがあれば、その人の存在が拠り所となり、死後にその人と結ばれることをイメージして恐怖を和らげることもできます。
一方、そうした魂のつながりを誰とも感じられない場合、死後の世界も孤独なものというイメージしか持てず死の恐怖を強めます。
死を恐れすぎるとどうなる?
差はあれど誰しも「死」に対する恐怖を持っています。
それがあまりに強くある人は、実は現世において幸せを見失ってしまう可能性があるのです。
今ある自由や喜びに気づけなくなる
死を恐れることで、生きることの自由さや喜びに気づけなくなります。
せっかく今を生きているのに、死んだ後のことに想いを馳せてしまい、何をしていても手につかなくなるでしょう。
得られるはずの幸せにも気づけなくなります。
また、そうして恐れて生きているあなたに、周りの人もどこか近寄りがたさを感じてしまい、結果的に孤独感にもつながってしまいます。
未来に得られる幸福を妨げてしまう
今ある幸せだけではありません。
死への恐怖は、この先引き寄せるはずの幸せさえ遠ざけてしまいます。
自分を高めたい、成長したいという意欲が減退することで、何をするにも積極的になれません。
毎日を生きていてもうわの空の状態になってしまい、仕事にしろ恋愛にしろ、手に入れられたかもしれない幸せにたどり着けないことも。
死の恐怖を克服すると?
幸せに生きるためにも、死への恐怖は克服した方が良いでしょう。
死の恐怖を克服したなら、あなたの世界は大きく広がり、今を生きる喜びに心満たされるようになります。
生命の尊さを知り魂の成長を遂げる
今生きているということ、生命そのものがいかに尊く素晴らしいことかを実感できるようになります。
そして、あなたの魂はレベルアップを果たすでしょう。
死を俯瞰して見られるようになります。
そして、生きることを楽しめるようになり、自分の生き方や人生を見つめ直し、より良いものにしようという意欲がわいてきます。
今ある幸福をより深く実感できる
今生きていることに感謝の気持ちが湧いてきて、些細なことも幸せだと感じられる心が養われます。
幸福感が増し、何をしていても楽しい、幸せだと思えるようになるのです。
あなたの人生はより豊かなものとなり、人生を謳歌する喜びに満たされるでしょう。
死の恐怖を和らげるには?
それでは、死の恐怖を和らげるにはどうすれば良いのでしょうか。
誰しも死は未知のことですから、完全に死というものに対する恐怖を拭い去るのはなかなか難しいことかもしれません。
だけど、前向きに捉えられるようになります。
「死」について考えない
死のことを深く考えると、不必要に自分で自分を不安にさせてしまう場合があります。
いっそのこと、没頭できる趣味や仕事を見つける、目標を作るなど、死について考える時間を極力無くしてしまうと良いでしょう。
生きることに全力投球すると、死を考えなくなります。
「死」について捉え方を変える
死が苦しいもの、怖いものだと考えてしまうから、恐怖を覚えるのですね。
そのため、死は決して苦しいものではなく、来世に無限の可能性を与えてくれる素晴らしいものだと捉えることも1つの方法です。
人との繋がりを深め孤独感を拭い去る
孤独は死の恐怖を強めます。
そのため、深く愛し愛される存在を作り、ご縁を深めていくと良いでしょう。
心から愛せる人がいることで、自分は一人ではないと実感でき、生きることに喜びを覚えて死の恐怖を和らげられます。
まとめ
死は誰にも訪れるものでありながらも、誰もがまだ経験していません。
だから怖いと感じるのも仕方がないですが、恐怖に心がとらわれてしまうと、せっかくの人生の喜びを見失ってしまいます。
ぜひ克服して喜びに満ちた日々を過ごしてくださいね。
どうしても怖さを拭えない場合、スピリチュアルカウンセラーと話してみるのも1つの方法です。



