タロットカードの小アルカナ、ワンド―魔法の杖のペイジはコートカード(宮廷・人物のカード)と呼ばれる種類のひとつです。
ペイジは王子という意味で解説をしているものもありますが、子供や若者を意味しており、このカードが示す人物像としては、若者や未熟な人を示すこともあるのです。またこのカードがリーディングで出た場合、どの道を進むか選択をするべきであることを暗示しています。
目次
【カードの絵の解説】
A.1本のワンドを手にして砂漠のような荒野に立つ青年が描かれています。ワンドの先を見つめているのは、これから先の将来のことを考えているのです。
B.青年の頭には帽子、そしてマントを羽織っていることから、これからまた旅に出ようとしているのです。もう少し頑張って前進すれば願いが達成することを知っているからです。
ワンドのペイジのカードの意味
ワンドのペイジは、若いながらも責任感のある情熱的な男性が描かれています。やや不愛想かもしれませんが、その無邪気さで周囲からも愛されています。
このカードが意味することは、まもなく色々なチャンスが到来するので、再出発を考えるべきだと促しています。
また、まだあまり経験も浅いながらも、将来に対しては意欲満々で、怖いもの知らずでもあるのです。ただその勇気を間違った方法で使わないようにするべきなのです。
コミュニケーション力があるので、人脈作りにもたけています。
若いながらも、意欲と信じて疑わないその気持ちで、周囲からも信頼を受けて、困難も乗り越えて前に進めるという、可能性を感じさせるカードなのです。
ワンドのぺイジの正位置の意味
【正位置のキーワード】
・情熱的
・自信
・魅力的
・判断力
・意志
【恋愛】
新しい出会いがありそうです。今までと違うタイプの相手に、心をときめかせてしまうことでしょう。ただしその関係が順風満帆に行くという保証はありません。試行錯誤をしながらのお付き合いが始まりそうです。また、お付き合いを現在しているカップルは、なかなか思うようには前に進めず、四苦八苦することが予想されますが、そうすることでお互いの仲が深まってゆくでしょう。
【仕事】
今までになく冴えわたっています。いろいろと新しい企画を立てたり、ユニークな発案が採用されたり、あるいはリーダーシップを取って部門をまとめる役をまかされることになるでしょう。
コミュニケーション力を生かせる営業や、司会業、アナウンサーなどの職業に縁がありそうです。
【金運】
思わぬところから収入がありそうです。臨時収入があったら、散財せずに今後のためになるようなことに投資しましょう。習い事を始めて、技術を習得することもおすすめです。
ワンドのペイジの逆位置の意味
【逆位置のキーワード】
・後退
・優柔不断
・不誠実
・決裂
・判断ミス
【恋愛】
好きな人が出来ても、邪魔が入ったり、なぜか近づけない状況が続きます。カップルは、相手の不誠実さが露見したり、優柔不断な態度にふりまわされてしまいそうで、徐々に気持ちもさめてゆくでしょう。
【仕事】
スランプに陥ったり、目標を失ってしまいそうです。または信頼のおけない人物に振り回されることになるかもしれません。あるいは自分の能力以上のことをまかされてしまいそうです。
【金運】
期待していた資金が滞ってしまったり、貯金が底をついてしまいます。また、利益を期待していたことが逆に損失になってしまう恐れもあります。
ワンオラクルによる占い
まず質問を心に思い浮かべ、78枚あるタロットカードから1枚だけ引いて占う方法をワンオラクル・リーディングと呼びます。
小アルカナの場合は、通常正位置と逆位置でYESかNOが決まります。
しっかりと質問を決めたら、シャッフルをして心を平静にしてから1枚引いてください。そのときに「ワンドのペイジ」が出たらどのような回答が考えられるでしょうか?
【YESかNOかという質問の仕方】
ワンドのペイジは、正位置ならYES、逆位置なら答えはNOです。
【今日の運勢】
慌てて物事に飛びつくよりも、冷静になって一歩先のことを見据えてから判断するようにしましょう。衝動的に動くと、周囲から反感を買ってしまいそうです。
【ファッション】
さわやかで、若さを感じさせるようなファッションがおすすめです。シンプルなシャツとジーンズや、無地のワンピースなどもおすすめです。ラッキーカラーはクリームイエローです。
【食事】
エネルギッシュさを与えてくれるような、具がたっぷり入ったハンバーガーや、焼肉定食などがおすすめです。
【ラッキー・スポット】
年下の友人を誘って、スポーツ・バーに出かけたり、しゃれたカフェで将来について熱く語り合うことがおすすめです。
まとめ
ワンドのペイジは、よい人間関係を築いてゆきながら、将来の夢を叶えるべく頑張って進めば、チャンスが巡ってくることを暗示しています。そのチャンスをものにするためには、試練を越え、また技術を身につけることも必要なのです。危険な賭けに挑むだけの度胸もありますが、無鉄砲とならないように気をつけましょう。