
「カキツバタ」は、アヤメやショウブに似た花ですが、万葉集にも歌われており、古くから日本人には親しみのある花です。
「カキツバタ」は日本原産の花で、青色や紫色の花を5月から6月頃に水辺で咲かせ、とても風情のある姿を見せてくれます。
古くから歌に歌われたり、屏風の絵にも用いられたりした「カキツバタ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【カキツバタ】にまつわるスピリチュアルなお話
在原業平の「カキツバタ」の歌
平安時代の歌人である、在原業平は伊勢物語の中で、三河の国の八橋(現在の愛知県知立市)の「カキツバタ」に託して詠んだ歌があります。
『から衣 着つつ慣れにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思う』
(慣れ親しんだ衣のように愛おしい妻が都にいるのに、はるばる遠くまで旅にでかけたことよ)
これは旅に出て八橋という場所で休憩を取っているときに、橋のほとりに咲く美しい「カキツバタ」を見て詠んだ歌ですが、それぞれの句の頭には「か・き・つ・ば・た」の五文字を置いて読んでいます。
在原業平の「カキツバタ」の歌にまつわる話
業平の歌をもとに、「カキツバタ」の花の精が登場する伝説が存在しています。
全国を巡っていた僧が三河に到着し、沢辺に咲く「カキツバタ」を見たときに、ひとりの女が現れ、ここは「カキツバタ」の名所で八橋という場所だと教えます。
そこで僧は在原業平が詠んだ「カキツバタ」の話を女にすると、その日の夜の宿を僧に提供すると申し出たのです。
僧が家にやってくると女は美しい唐衣を着て現れ、自分は「カキツバタ」の精だと告げます。
「カキツバタ」の精は、業平が実は歌舞の菩薩の化身として姿を現し、人々を迷いや苦しみから救う光を振りまく存在であり、その和歌の言葉は、草木さえも救いに導く力を持つのだと僧に話します。
そして、伊勢物語に記された業平のお話を引用しつつ、幻想的ですばらしい舞を披露したのです。
やがて「カキツバタ」の精は、草木のみならず、すべてを仏に導く法を授かり、悟りの境地を得たとして、夜が明けるとともに姿を消したのでした。
【カキツバタ】が誕生花の日
【カキツバタ】が誕生花です。
- 4月17日
- 4月29日
- 5月10日
- 5月13日
- 5月14日
- 6月10日
- 6月20日
- 7月3日
【カキツバタ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。

風水で運気UP
「カキツバタ」は風水においては、「アイリス」と同様の使い方ができます。
「アイリス」が地上の人々の願いを叶える使命を持った花であることから、自分の願い事に関係の深い場所に植えることで、運気をアップさせられます。
金運UP
バグア・チャート風水を利用して、金運のコーナーであるお部屋の入口を入って左手のコーナーに、紫色の「カキツバタ」がたくさん描かれた写真や絵を飾ることで、金運をアップさせることができます。
仕事運UP
仕事運をアップさせるには、バグア・チャート風水を使って、お部屋を入った左手手前のコーナーの位置に、青色の「カキツバタ」を飾りましょう。
花言葉【カキツバタ】の意味
「カキツバタ」は、基本的に水辺や湿地に咲く花で、水がないと育ちません。
花の色は紫や青、白などがあり、北海道から九州まで広く分布しています。
日本原産の「カキツバタ」は、歌の題材としてのみならず、尾形光琳の屏風絵にも用いられるなど、古くから日本人とは深い関わりのある花です。
「カキツバタ」は平安時代以前から栽培されており、江戸時代にはすでにたくさんの園芸品種が存在していました。
「カキツバタ」は「アヤメ」や「菖蒲」ともよく似ていますが、その違いは「カキツバタ」は花びらの根本に白い模様が、「アヤメ」は網目模様があり、そして「菖蒲」は「ハナショウブ」のことをいい、こちらは花びらの根本に黄色い網目模様があります。
「カキツバタ」の語源は、もともと「カキツバタ」の花の汁を染物に使っていたことから「掻付花(カキツケハナ)」から変化したという説があります。
また「カキツバタ」は漢字では『杜若』や『燕子花』と書き、『杜若』は中国ではヤブミョウガを表し、『燕子花』は「カキツバタ」の花の姿が、飛んで来る子供の燕の姿に似ているからという説があります。
「カキツバタ」の花言葉①
- 幸せは必ず来る
こちらは、「カキツバタ」が万葉集の中で、恋人を待つ気持ちを歌った歌にちなんで付けられた説と、花の形が縁起のよいといわれる燕の姿に似ていることから付けられた花言葉です。
少し元気がない友達に、この花言葉を添えて贈ってみると喜ばれるでしょう。
「カキツバタ」の花言葉②
- 高貴
この花言葉は、「カキツバタ」の紫色が高貴な色とされていることから、付けられた花言葉です。
「カキツバタ」の花言葉③
- 色香
こちらの花言葉は、「カキツバタ」の姿がきれいな色であり、少しセクシーさを感じさせるようなところから付けられた花言葉です。
「カキツバタ」の花言葉④
- 思慕
これは、「カキツバタ」が水辺に佇むその姿に好きな人を待ち焦がれる姿を連想させるところがあるため、付けられた花言葉です。
「カキツバタ」の花言葉⑤
- 贈り物
こちらも「カキツバタ」の花の姿が、幸せを運んで来ると言われている燕の姿に似ていることから付けられたものです。
花言葉【カキツバタ】の基本情報
| 科 属 | アヤメ科 アヤメ属 |
| 原産地 | 日本、中国、朝鮮半島、シベリア |
| 品種 | 約50種 |
| 開花時期 | 5月~6月 |
| 英語和名 | ・Water Iris(ウォーターアイリス)・カキツバタ(杜若、燕子花)、カオヨグサ、カキツ |
まとめ
古くから日本人に愛されてきた「カキツバタ」は、水辺に佇むその姿が清楚で高貴にも見えます。万葉集などにも歌われてきたことから、花言葉の多くはその歌から用いられたものが多いです。幸運を運んでくれそうな花言葉もあるので、プレゼントにすれば喜ばれることでしょう。



