坂東三十三観音24番茨城県の子宝・安産祈願のスポットとして知られています。
楽法寺の雨引観音は見どころが多いのでたくさんの参拝客が訪れます。その名の通り、雨が似合う雨引観音では御朱印をいただくことも可能です。
雨引観音に行ったなら絶対に見てほしい見どころやグルメ、安産祈願の体験談口コミや雨引観音の御朱印をご紹介していきます。
目次
雨引観音の御朱印について特徴

雨引観音で知られる楽法寺は、自然に囲まれた静かな場所に佇んでいます。御朱印は本堂である観音堂の向かい側にある納経所でいただくことができます。階段が多い場所なので、焦らずにゆっくりと昇っていきましょう。
境内を進んでいくと観音堂はすぐに分かりますので、必ず参拝をしてから御朱印をいただいてくださいね。雨引観音の御朱印の特徴は線の美しい文字です。太く達筆な力強い御朱印もいいのですが、女性らしい流れる文字とスマートな見た目の御朱印は、見ているだけで心が洗われるようです。
御朱印は10:00〜16:00の間でいただくことができます。季節によって混み合うことはありますが、比較的空いているので、待ち時間も少なく御朱印を手にすることができますよ。
雨引観音の御朱印帳。実物を見てあまりに素敵で購入してしまいました。
こちらのオリジナル御朱印帳は人気です。色は紫色で拍子に金色で「御朱印帳」の文字と観音堂と多宝塔が色鮮やかに描かれています。裏には「坂東二十四番札所 雨引山 楽法寺」の文字と楽法寺の全景図が描かれています。雨引観音に来た思い出の品にもピッタリな御朱印帳です。余裕があれば合わせていただくのも素敵ですね。
坂東観音霊場の公式ページより
令和2年4月1日より
納経帳 ご朱印 500円
白衣(宝印のみ) 300円
に改定させていただきます。
雨引観音のご利益と安産祈願
雨引観音の正式名称は雨引山・薬法寺といいます。歴史はかなり古く、寺史によると「明天皇2年中国の法輪独守居士に開かれた」とされています。本尊佛は厄除延命安産子育の霊験あらたかな延命観世音菩薩で国指定重要文化財になっています。
坂東三十三箇所霊場第24番札所としても知られています。雨引観音の観音様は人々の病気を癒し、延命長寿を与えてくれるということから、安産・子育ての効験があると言われています。また、近くには「延命水」と呼ばれる泉が湧いていて、延命長寿の功徳を得られるそうです。雨引観音の本尊は通常秘仏であるため、本堂右横の収蔵庫に保存されています。
左右に4本の腕を持つ延命観世音菩薩は、平安後半の制作と考えられていて茨城県の木彫では最古のものと推定されています。御朱印をもらうだけでなく、雨引観音に溢れるパワーも持って帰りたいですね。
他にも樹齢推定400年の「玉体杉」や、樹齢推定1000年の「宿椎」などご利益をいただけるスポットが多数存在します。御朱印だけでは勿体ないスポットですね。
雨引観音・安産祈願の口コミ
安産祈願の口コミ
日曜日・戌の日・大安は9:30を過ぎたあたりから続々と人が入って来て、10:00近くなると超満員、椅子に座れない人は床に座ってました。
雨引観音といえば、安産祈願で有名ですが、あの美智子妃殿下(現皇后)が安産祈願をした場所でもあるのをご存知でしょうか
出典:http://xn--n8jub4bvbx433bg1ree1b.com/
祈祷は複数のお坊さんが出て来て厳粛そのもので圧巻です。一人一人の名前を呼ばれ祈祷していただきました。時間にしてはそんなに長くなく、妊娠中の身体に負担にならずに済みました。
つい最近無事安産で出産した友人の赤ちゃんに会ってきたばかりの流れでこちらの記事を書けているのもいい流れを感じます^^
雨引観音のみどころ

雨引観音には様々な見どころが存在します。御朱印をいただくのはもちろんのこと、ゆっくりと散策して良い気をいただきたいものです。特に見てほしいスポットをご紹介します。
雨引観音は入り口である薬井門から急な階段が続きます。その石段の向こうに見えるのが「仁王門」です。

仁王門

建長6年に建立された仁王門には鎌倉時代の彫刻師である康慶が彫刻した仁王尊を祠っています。
仁王門の周囲の彫刻は無関堂円哲が彫刻をしたもので、豪壮華麗の彫刻は日光東照宮の表門と対比されるそうです。
鐘楼堂
仁王門に向かう途中右手に見えてくるのが「鐘楼堂」です。
この建物は、建長6年に宗尊親王の御願によって建立しましたが、大破のため第29世原生元盛が再建したものです。
鐘楼堂は色がすっかり抜け落ち全体的に黒ずんでいますが、180年の歴史を感じることができます。色鮮やかな仁王門と比較すると、とても地味ですが風情を感じますね。
手水舎

仁王門の先には手水舎があります。紫陽花の時期はとても綺麗です。
樫の霊木
手水舎の先に進むと本堂に続く階段の右側に樹齢推定1000年の樫の霊木が見えます。
文明4年、本堂・諸堂が炎上した際、御本尊がこの大木の元で難を避けたことから「宿樫」と称されるようになりました。大木に漂う霊気は観音様の神通力が感じられるそうです。雨引観音は御朱印の他にも歴史のロマンを感じる見どころが満載です。
孔雀
境内にたくさん放し飼いにされているクジャクは、参拝客を和ませてくれる見どころの1つです。運が良ければ羽を広げた孔雀を見られるかもしれませんね。
境内に普通に歩いている孔雀は心が和みます。
お堂の屋根の上にいる孔雀も発見!凛としてとてもかっこよかったです。
