
少しユリの花にも似た「アマリリス」は、大きくて艶やかな花を咲かせ、鉢植えとしても、また切り花としても人気のあるお花です。
「アマリリス」には色々な色と種類があります。日本には江戸時代に伝わり品種改良が進み、大輪を咲かせるものや、色鮮やかなものなども生まれました。
もともと「アマリリス」はローマ時代の逸話に登場する羊飼いの少女の名前ですが、このお花が持つスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【アマリリス】にまつわるスピリチュアルなお話

古代ローマ時代の逸話
羊飼いの少女「アマリリス」にまつわるお話が、ギリシャ神話に残されています。
羊飼いの少女の「アマリリス」は、アルテオという花が好きな少年のことを愛していました。
しかしアルテオは、いつも花を届けに来る別の少女の事が好きなのでした。
辛い恋の思いから、「アマリリス」は神様に「どうかこの辛い絶望的な思いからお救いください」と祈ったのです。
すると神様は、お告げとともに一本の矢を「アマリリス」に授けました。彼女は神様に言われたとおり、その矢で自分の身を傷つけながら、少年の名前を叫びました。
すると「アマリリス」の傷口から流れでた血は、アルテオの家まで流れつき、血のあとには真っ赤な花が咲いたのです。
驚いたアルテオは、その花の美しさに見とれつつも、その血のあとをたどり、「アマリリス」にたどり着くと、彼女を抱きしめながら「僕が好きなのは君だよ」と告白したのでした。
【アマリリス】が誕生花の日
【アマリリス】が誕生花です。
- 1月20日
- 1月26日
- 2月11日
- 2月12日
- 2月24日
- 3月22日
- 4月18日
- 5月6日
- 5月7日
- 5月26日
- 5月27日
- 5月28日
- 5月30日
- 6月7日
- 6月21日
- 7月16日
赤色の「花」の誕生花
- 2月12日
【アマリリス】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。

風水で運気UP
風水において「アマリリス」の花は、きれいな色がそろっているので、風水にも活用しやすいお花です。
「アマリリス」は、金運や恋愛、仕事などいろいろな運気アップに使えるオールマイティーなお花でもあります。
恋愛運UP
ピンク色の「アマリリス」の鉢植えか切り花を、バグア・チャート風水の恋愛のコーナーに当たる、お部屋の入口を入って右手奥のコーナーに飾ります。
お庭に植える場合は、南西に植えておくとよいでしょう。
たくさんお花が咲いているものを選ぶようにしましょう。
金運UP
黄色の「アマリリス」の鉢植えを、バグア・チャート風水の金運のコーナーに当たる、お部屋の入口を入って左手奥のコーナーに飾りましょう。
お庭に植える場合は、西側に植えておきましょう。
必ず元気なお花を選んで飾るようにしてください。
仕事運UP
赤色の「アマリリス」の鉢植えは、バグア・チャート風水の名誉・評判のエリアに当たる、入口を入って正面の位置に飾っておくと、仕事運をアップさせてくれます。
子宝運UP
オレンジ色の「アマリリス」の鉢植えは、バグア・チャート風水の子供・創造のエリアに当たる、入口を入って右横の位置に飾っておくと、子宝運をアップさせてくれます。
花言葉【アマリリス】の意味
「アマリリス」は古代ローマ時代の詩人、ウェルギリウスの作品に登場する羊飼いの少女の名前です。
古代ローマ時代には、田園で花の世話をする少女たちのシンボルとして親しまれていた「アマリリス」が、詩人の作品の中で歌われたというわけです。
アマリリスの学名、Hippeastrum(ヒッペアストラム)とは、馬と星を意味し、「馬のごとく大きくて星型の花を咲かせる」という意味から付けられています。
また西洋では、昔は噂話や悪口ばかり言っている人に、ラッパの形をした拷問器具を持たせて街角に立たせて晒しものにしており、そこからその器具の形に似た「アマリリス」の花は「おしゃべり」の代名詞ともされています。
一方で、田園で花の世話をしている少女たちが、おしゃべりだったから、そんな少女たちが世話をする「アマリリス」もおしゃべりの代名詞と考えられたという説もあります。
「アマリリス」には白、ピンク、黄、赤、紫などが存在しています。
「アマリリス」の主な花言葉は
- おしゃべり
- 内気
- ほどよい美しさ
「アマリリス」の花言葉のうち、「おしゃべり」は、前述のように「アマリリス」がおしゃべりの代名詞として考えられることから付けられています。
「内気」という花言葉は、古代ローマ時代のお話に登場する「アマリリス」が、自分の恋心を少年にうちあけられずにいたところから付けられたのです。
「ほどよい美しさ」は、「アマリリス」は美しいながらも、どこか庶民的な感じがあるところから付けられています。
赤色の「アマリリス」の花言葉
- 輝くばかりの美しさ
赤色の「アマリリス」は、そこに咲いているだけでも存在感があり、赤という情熱的な色が文句なしに、輝きを感じさせることから付けられた花言葉です。
愛の告白をするときに、この花言葉を添えてプレゼントすると効果がありそうですね。
白色の「アマリリス」の花言葉
- 誇り
- 内気
これらの花言葉は、白という色が清楚で純潔な感じを与えるとともに、その白を自分の血で赤くそめるという少女「アマリリス」のプライドから「誇り」という花言葉が、そして処女「アマリリス」の純潔だからこそ直接告白できなかったという、「内気さ」を花言葉に付けているのです。
ピンク色の「アマリリス」の花言葉
- おしゃべり
ピンク色の「アマリリス」は、お花の世話をしている少女たちのおしゃべりが聞こえてきそうな、明るさを感じるところから、付けられた花言葉です。
黄色の「アマリリス」の花言葉
- おしゃべり
- 輝くばかりの美しさ
こちらの花言葉も、少女「アマリリス」や田園でお花の世話をする少女たちの賑やかな様子と、若くて可愛い美しさから、付けられた花言葉です。
紫色の「アマリリス」の花言葉
- 強い虚栄心
紫の「アマリリス」は、あまり見かけないお花ではありますが、紫は高貴な色であり、自分の神秘性や品格を他人により強く見せたいという想いが出ている花として、この花言葉が選ばれています。
花言葉【アマリリス】の基本情報
科 属 | ヒガンバナ科 ヒッペアストルム属 |
原産地 | 南アフリカ |
品種 | 約80種程度 |
開花時期 | 5月~10月 |
英語和名 | ・Amaryllis (アマリリス), Knight’s Star Lilly(ナイツスターリリー)・アマリリス、 |
まとめ
ユリを派手にしたような花を咲かせ、園芸種も多数にある「アマリリス」は、その花の名前が古代ローマ時代の詩人の作品に登場する羊飼いの少女であり、このお話にまつわる花言葉が多く存在しています。「アマリリス」は色々な色が存在し、風水にも用いることで、開運にも利用することができるのです。
