負のスパイラルってありますよね。なにかに失敗したり、良くないことが起こったりして、「次こそは!」って奮起するのにまた嫌な思いをしてしまう……。どんなにあがいても、いや、あがけばあがくほどむしろ良くないほうに進んでしまうということもあるんじゃないでしょうか。
今回は、そんな負のスパイラルを断ち切る方法と、そもそもどうして負のスパイラルが起こるのかについて説明していきます。
目次
負のスパイラルとは
負のスパイラルとは、一言でいうと悪循環です。負はマイナス、つまり良くないことを意味しますし、スパイラルが意味するのは連鎖。すなわち、良くないことばかりが続いたり、良くないことが原因でまた良くないことが起こったりするのを負のスパイラルというのです。
たとえば、お金がなくて食費を切り詰めるしかなく、栄養が偏って体力が落ちる……。これも典型的な負のスパイラルですよね。さらには、体力が落ちたために働けないとなると、それが原因でまたお金がなくなります。こうなると、もうそのスパイラルから抜け出す道が見えなくなってしまうでしょう。
負のスパイラルに陥る原因
負のスパイラルは、一見偶然によって起こったり、陥ったりするように感じられます。しかし、そうではありません。負のスパイラルが起こるのには、実は理由、原因があったのです。
言葉が“負”のパワーを引き寄せている
言葉には言霊が宿る……こんなふうに聞いたことがありませんが?これは、前向きな言葉を発しているとプラスのエネルギーが生まれ、逆はマイナスのエネルギーを生み出すという意味です。
つまり、自分を否定したり、後ろ向きだったりする言葉ばかり発していると、その影響で負のスパイラルに陥るということ。たとえ謙遜だったとしても、「自分なんてダメだ」という意味の言葉ばかり口にしないように気をつけましょう。もちろん、愚痴や悪口などもいけません。
また、言葉にしなくても、後ろ向きな考え方もよくないです。悩みなどはできるだけ早く解決したり、自分で自分を褒めたりしましょう。漠然とした不安感などは、いっそのこと楽観して開き直るくらいがいいです。
狭い視野が“負”のエネルギーを生み出している
視野が狭いと、物事に対する決め付けや思い込みが多くなります。この状態では、一度の失敗が命取り。なぜなら、視野が狭いと選択肢が増えないから。すなわち、唯一だったはずの選択をしたのに失敗したことで、自分に自信がもてなくなってしまうのです。
そうすると今度は、「自分はダメなやつだ」と思い込んでしまい、それが唯一の正解のように思えて負のスパイラルから抜け出す道が見えなくなるのです。
合わない波長が“負”の影響を起こしている
人間関係では、だれでも好きな人や苦手な人がいますよね。そして、その人たちのことを合う・合わないと表現することもあると思います。これはつまり、波長の問題。波長が合わない人と仲良くなるのはどうしても難しいのです。
ですから、日ごろから波長の合わない人と接していなければいけない場合、合わない波長が不協和音のように不快感を引き起こすことがあります。これがマイナスのパワーとなり、負のスパイラルを生み出すのです。
負のスパイラルを断ち切る方法
陥りたくはないけれど、気がついたら陥っていることもあるのが負のスパイラルです。そのときは、一刻も早くそのスパイラルを断ち切りましょう。思っているよりも、きっと簡単に負のスパイラルから抜け出すことができますよ。
趣味に打ち込む
負のスパイラルから抜け出そうと焦ると、どうしてもいいことや成功を手にしようと考えがちです。しかしそれでは気負ってしまい、逆に失敗を重ねてしまいかねません。
ですから、勝ちも負けも、成功も失敗もない、趣味にじっくり取り組んでみましょう。それがいいリフレッシュとなり、負のスパイラルから抜け出すことができます。
ちがう視点から考えてみる
負のスパイラルに陥っているときは、普段はそれほど悪い意味に感じないことまで深刻にとらえてしまいます。ですから、「また良くないことが起こった」と感じたら、それを別の視点からとらえて喜んでみましょう。
たとえば、赤信号に引っかかったら、「ちょっと一息つけた」と考えるなど。この積み重ねをしていけば、自然と負のスパイラルから抜け出すことができます。
過ぎたことは忘れる
負のスパイラルに陥っているときは、前に起こった良くないことを考えすぎているために、それに引きずられてしまうという状態になりやすいです。失敗したときはその物事とまっすぐ向き合い、原因を見抜くというのは普通のことかもしれません。
しかし、負のスパイラルに陥っているときに失敗のことを考える必要はないのです。過ぎたことは終わったこととしてさっさと忘れましょう。
好きなものを食べる
負のスパイラルから抜け出すために有効なのは、幸福感を得ること。そして、手っ取り早く幸福感を得るためには、やっぱりおいしいものを食べるのが一番です。ただし、ダイエット中は食べ過ぎに注意。その場合は、量よりも質をとるといいですよ。
小さな親切を積み重ねる
負のスパイラルを断ち切るためには、自分に自信をもつことが大切です。それには自己肯定感を高めるのがいいのですが、これは負のスパイラルに陥っているときにはなかなか難しいですよね。
ですから、まわりの人にちょっとした親切や手助けなんかをするのがいいです。たくさんの人から「ありがとう」と言ってもらうのは、自分の自信と気分の向上につながりますよ。
まとめ
できることなら陥りたくない負のスパイラルですが、その逆、正のスパイラルなら大歓迎ですよね。これを引き寄せるのも、実はそれほど難しいことではないのです。簡単にいうと、いつも前向きでいればいいだけ。
もう負のスパイラルに陥ることのないためにも、そして正のスパイラルをいつまでも受け続けるためにも、自分に自信をもって、ポジティブにいきましょう。
