
「シャクナゲ」は、本来は高山地帯でよく見かける初夏のお花で、美しくて鮮やかな色の花を付けることから「花木の女王」とも呼ばれています。
「シャクナゲ」は、もともとは東アジアや北米、ヨーロッパの高山地帯に咲いていた花ですが、長年にわたり品種改良が進み、現在では世界中に広まっています。
ゴージャスかつミステリアスな雰囲気の「シャクナゲ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【シャクナゲ】にまつわるスピリチュアルなお話

「シャクナゲ」の日本に残る伝説 ①
日本に残っている「シャクナゲ」にまつわるお話があります。
奈良時代に皇子が狩猟に出かけた際、野盗の一団にでくわしてしまいます。
あわてて渓谷に咲く花の下に隠れて、皇子は難を逃れることができたのです。
このことから「避難儀(さくなんぎ)」とその花を呼ぶようになり、そこから転じて「シャクナゲ」となったということです。
「シャクナゲ」の日本に残る伝説 ②
日本では「シャクナゲ」の木を神霊が宿る木とし、枝を門前に飾ることで、家内安全のお守りとなっていたことがあります。
また媚薬としても知られ、催淫、強壮、強精の効果があることから、女性が服用すると男性に恋をしてしまうので、服用を禁じられていたということです。
【シャクナゲ】が誕生花の日
【シャクナゲ】が誕生花です。
- 2月20日
- 4月26日
- 5月6日
- 5月8日
- 5月10日
- 7月12日
- 8月2日
ピンクの「シャクナゲ」が誕生花
- 6月5日
西洋「シャクナゲ」が誕生花
- 5月15日
【シャクナゲ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。

風水で運気UP
「シャクナゲ」は、鬼門となる方角である東北に植えることで、魔除けの威力を発揮すると言われています。
特に東北の位置に玄関があるときには、「シャクナゲ」を植えることで邪を祓い、よい運気を運んでくれるでしょう。
恋愛運UP
ピンク色の「シャクナゲ」がたくさん描かれた写真や絵を、バグア・チャート風水を使った「恋愛」のコーナーにあたる、お部屋を入って右手奥の角に飾ると、恋愛運アップとなり、あなたの美しさも引き出してくれるでしょう。
花言葉【シャクナゲ】の意味
「シャクナゲ」は、大きめの花が八方に向かって枝先に咲き、非常に豪華で威厳があるような雰囲気を醸し出しています。
そんな姿から「シャクナゲ」は、「花木の女王」や「花の王」とも呼ばれていますが、もともとは高山の奥地にのみ生息しており、なかなか見かけることがなかったので「高嶺の花」とも呼ばれていました。
「シャクナゲ」は、漢字で書くと「石楠花」となりますが、「石南花」とも書きます。
漢方で「石南(オオカナメモチ)」というのがあり、「シャクナゲ」とは別物ですが、中国から「シャクナゲ」が持ち込まれたときに混同されてしまい、その後どちらの漢字も用いるようになっています。
「シャクナゲ」とは、背丈が短いことから「尺なし」→「尺なげ」と転じたという説があります。
英語名のRhododendron(ロードデンドロン)は、「バラのような」という意味があり、見かけがバラのようにゴージャスに見えることから付けられたのでしょう。
「シャクナゲ」はツツジ科の花で、もともとはヒマラヤなどの高山の奥地に生息していたものを、19世紀頃に中国からヨーロッパへと持ち込まれ、品種改良がおこなわれました。
日本には明治時代に持ち込まれています。
「シャクナゲ」の葉には「ロードトキシン」という毒が含まれ、誤って摂取すると嘔吐、下痢、呼吸困難などの症状を発症します。
また「シャクナゲ」の花の蜜を集めて作ったハチミツを摂取しても中毒症状を起こすので、気を付けましょう。
「シャクナゲ」は、もともとは赤と白が主流でしたが、品種改良が重ねられて、現在ではピンクや黄、紫などもありますが、色別の花言葉は存在していません。
花言葉の中には、人に贈るのには適さないものもあるので、気を付けましょう。また「シャクナゲ」は、あまり切り花としては売られていませんが、小さな鉢植えなどを贈ると豪華な感じがするので喜ばれるでしょう。
「シャクナゲ」の花言葉①
- 威厳
- 荘厳
これらの花言葉は「シャクナゲ」が豪華に咲き、しかも「高嶺の花」とも呼ばれていたような存在であることから、近寄りがたいほど堂々とした姿から付けられた花言葉です。
「シャクナゲ」の花言葉②
- 警戒
- 危険
この花言葉は、「シャクナゲ」の葉が毒を含むことから気をつけるようにという意味で、付けられています。
しかしお花を贈るときの花言葉としては適さないので、気を付けましょう。
「シャクナゲ」の花言葉③
- 再会
これはドイツに咲く「アルペンローゼ」という種類の「シャクナゲ」に付けられた花言葉です。アルプス山脈などに咲き、そこをはるばる訪ねてきた人たちに「ぜひまた会いましょう」と声をかけているように感じることから付けられたのでしょう。
花言葉【シャクナゲ】の基本情報
科 属 | ツツジ科 ツツジ属 |
原産地 | 日本、中国、ヨーロッパ、北アメリカ、ヒマラヤ |
品種 | 原種 約300種、園芸種 約5000種 |
開花時期 | 3月~7月 |
英語和名 | ・Rhododendron(ロードデンドロン) ・シャクナゲ(石楠花)、ロードデンドロン、西洋シャクナゲ |
まとめ
威厳のあるゴージャスな花を咲かせる「シャクナゲ」は、「花木の帝王」とも呼ばれ、世界中で品種改良が進み、非常に人気のある花です。「シャクナゲ」の花の豪華さをイメージした花言葉のほかに、「シャクナゲ」の葉に毒があることから付けられた少し危ない花言葉もあるので、プレゼントするときには気をつけたいものです。
